北米への旅で大法を得て 誠心誠意に修煉する
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文╱中国の大法弟子 鐘玲

 【明慧日本2017年4月16日】私と妻は2008年に生まれたばかりの孫(息子の子)の面倒を見るために北米に行きました。しかし、妻の持病が再発し孫の面倒を見るどころか、寝起きも不便になってしまいました。

 一、北米への旅での不思議な縁

 以前私たちは数種類の気功を練ったことがありましたが、何を練っても効果が現れませんでした。私たちは太極拳もやりましたが、同じく効果がありませんでした。帰ろうとしても来たばかりなので、助けるべきこともまだやり終えておらず、だからと言ってこのままここにいるにしても、これからどうすればいいか分かりませんでした。海外で病気を治療するには、国民健康保険がないと費用がとても高くなります。しかもこれだけではなく、問題はどんなに検査をしても病気の原因が分からず、ただただ観察、観察と言われるばかりでした。

 幸いなことに、海外では中国共産党によるインターネットの封鎖がありません。私たちは『大紀元時報』でたくさんの法輪功修煉者が煉功して、不思議な効果を収めた文章を読んだことがあり、一度試してみようと決め、インターネットで調べてみると、すぐ法輪大法の明慧ネットを見つけることができました。そのサイトには気功の動作を教えるビデオがあるだけでなく、数え切れないほどの修煉体験文章もあり、李洪志先生のすべての著作も掲載されており、しかもすべて無料でした。以前私たちが参加していた気功講習会は、毎回60人民元を支払わなければならず、しかも、功法を全部教えてくれませんでした。その目的は毎年1回講習会を開き、毎年費用を払わせるためです。李洪志先生の功法を教えるビデオと著作はすべてネット上に掲載してあり、誰もがいつでも見ることができ、無料でダウンロードすることもできます。ここまでくれば、中国共産党が、李洪志先生が法輪功を利用して金をかき集め、私腹を肥やすなどの嘘は自ら崩れ去ります。どこに「金をかき集めて私腹を肥やす」ことがありますか。

 法輪功の五通りの功法の動作はどれも難しくありませんでした。妻はビデオと向き合って真似しはじめました。動作はまだそれほど正しくないのに、明らかに効果が現れました。大体煉功してから3日、4日目になると、妻は急に「この功法は素晴らしい!」と言い出しました。その理由を聞くと彼女は、もともと身体が縄で縛られたようにどこも無駄に力が入り、動けなかったのに、煉功していると突然誰かが自分を縛っていた縄をほどいてくれたように感じ、腰や背中が直ちに楽になったと話してくれました。それを聞いて私もビデオをみながら真似するようになりました。それから、私ののぼせ、風邪、鼻炎、咽喉炎、頸髄の病気、便秘などが知らないうちになくなりました。私たちは、いろんな老人病にかかりやすい年齢になっているのに青壮年のときの病がなくなり、身体が軽い感覚を覚え、これは夢にも思いませんでした。

 当然これらはすべて順風満帆というわけではなく、多くの判断がつかない問題にも遭遇しました。特に神秘めいた反応が起こると、とても不可思議に思いました。私たちはチャイナタウンの古い華人修煉者に教えを請いました。彼らは私たちにくれぐれも本を多く読むようにと教えてくれました。特に『轉法輪』を多く読むべきであり、どんな問題でもこの本の中で答えを探し出せると言われました。

 本を読むことで私たちは、法輪功は病気を治すためのものではなく、修煉を指導してくれるものだということに気づきました。厳しい修煉を経て、身体に持っている一切の良くないものを捨てることで、人を本質から昇華させることができます。修煉の第一歩は身体浄化であり、先生の調整により突然なくなった病気もありました。しかし、何回もの繰り返しが必要な病気もありましたが、これらも全て師父がやってくださいました。私たちに師父は見えませんが、真に修煉すれば師父はいつでもそばにおられ、常に見守ってくださったり、試練をお与えになることもあると気づきました。

 簡単な例をあげますと煉功し始めたばかりのとき、常に顔が痒くなることがありました。時には明らかに大きな蚊が顔に止まり、顔の上でずっと這っていると感じることもありました。冬なのにどこから蚊が来たのでしょうか? 目を開けてみると蚊などどこにもおらず、手で触ってみるとその感覚が消えました。『轉法輪』を読むと、これは学習者の忍耐力を鍛えるためのものであると悟りました。どんなに痒くても我慢していると、その現象はすぐになくなりました。もちろんこれはまだ初期段階の忍であり、修煉は真・善・忍の基準に沿って振る舞うことであり、この方面の試練は最も多く現れました。

 二、誠心誠意に修煉する

 私達が帰国して、娘の家に帰ってからのことです。市場で野菜を買う時、何回も相手からお釣りを多く渡されたことがありましたが、私はいずれも返しました。一度妻が銀行でお金を引き出す時、機器で数えてから人がもう一度数えましたが、やはり100元多くもらっていました。家に帰った後、何回繰り返し数えても、間違いなく多くもらっていました。妻は急いで銀行に戻り終業時間のギリギリのところで、無理やりドアをノックして多くもらったお金を戻しました。もし修煉する前にこんな事にあったら、このように自らお金を戻すことなどやるはずがありません。これは相手が多く渡したことで、故意にもらってきたものではないからです。

 でも修煉してからはこのような考え方は変わりました。人生の本質は借りた業を返すためであり、修煉とは師父の助けの下で自ら債務を返済することです。元の債務もまだ返し終えていないのに、新しい債務を作るはずがありますか。残念なことに相手が私達に感謝した時、ただ謙遜にしていただけで、その場で相手に法輪大法の真相を伝えることはできませんでした。少なくともこれは師父がこのように教えて下さったから、感謝するなら師父に感謝すべきです、と告げたらよかったのです。今思い出して分かりましたが、当時の心性はまだそんなに高くなく(中国共産党の弾圧を)恐れる心が強かったのです。

 常人は体調が悪くなるとすぐ病院と医者のことを思い出します。修煉者は身体の調子が悪くなるとまず大法と師父を思い出すべきです。師父について修煉しようと決めた以上、師父が面倒を見てくださることも確実に感じているので、誠心誠意に師父と大法を信じ優柔不断に二股かけてはいけません。

 妻は若い時にリューマチを患ったことがあります。治ってから数年経ちましたが、今度の修煉で古い債務も掘り出されて、痛いばかりか歩くことさえ難しくなりました。妻は師父が身体を浄化してくださっているが、自分も少しは苦しみを甞めるべきだという理が分かっていました。だから娘に何も言いませんでした。2日経ってもよくならず、3日目には息子の嫁と一緒に孫を連れて予防接種に行かなければならないので、しまったと思いました。これではもう隠せなくなり、早く病院に行ってくださいと言われるでしょう。ちょうどその時私は同修の修煉体験文章を読んでいました。業力の邪魔に遭った時心の中で次の師父の説法を念じたと書いていました。「私は李洪志の弟子であり、他の按排は要らない、認めないと思えば、それらは恐れ怯えて手を下すことはできず、何でも解決することができます」[1] 。私はすぐ紙を探してこの部分を書き写してから、1階で嫁を待っている妻に渡しました。妻が真面目に1回読んでから、ポケットに入れると嫁も下りて来たので、彼女たちを見送りました。

 彼女たちが戻った時、私はすぐ妻に聞きました。すると妻は「本当に珍しいですよ! 私の足が正門を一歩踏み出すやいなや、足はすぐ痛くなくなり、少しも痛まなかったのです。まるで今まで痛むことがなかったようでした」と言いました。これを聞いて私もびっくりし、心の底から大法の不思議さに感服し、師父の慈悲深い加護に感謝しました。このことは私達にどんなことがあっても、修煉し続ける固い決意と自信を与えてくれました。

 三、自ら経験した大法の不思議さ

 私が大法を修煉する4、5年前の友人たちの集まりで、法輪大法のことが話題になりました。その場で私は自分も幾つかの気功を練った経験があり、気功はすべて強がりと争いをやめ、殺生を禁じ、法律や規則に従って行動するように要求されている、気功をやり最後には焼身自殺しないといけないなんて聞いたこともないし、本当にそうならば信じる人は1人もないでしょう? そんな馬鹿な人がいますか、と言いました。私達が法輪功に対して敵意がなく、テレビで繰り返された大法に対する宣伝を認めていないのをみて、親戚が妻に大法のお守りを渡し面倒なことに遭ったら、心のなかで「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と念じるように言い聞かせました。そうすると禍を転じて福となすことになると教えてくれました。私たちはお守りをもらいましたが当てにしておらず、トラブルに遭っても試してみませんでした。なぜなら当時の私達の知識の範疇を超えたものだったからです。ただいくつかの文字を念じるだけで厄介な問題が解決されるなんてありえるでしょうか。これは神話の物語ではありませんか。しかし、大法を修煉してから自ら体験した一つ一つの不思議なことは、私達の「伝統的観念」を完全に変えました!

 一度、孫に饅頭の揚げものを作っている時、うっかりして薬指を沸騰している油の中に入れてしまい、指の腹は直ちに白くなりました。その瞬間すぐ「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と心のなかで念じると、その時は痛かったのですが、耐えられないほどではありませんでした。私は念じながら働き続け、昼はそんなに痛まず、夜寝る時には痛いだろうなと思っていました。10本の指は心につながっていると言われていますが、夜になるとすっかり忘れてしまい、いつから痛まなくなったかさえも覚えていません。次の日は実家に戻ってお正月を迎えるため、急いで片付けをしていました。一日中忙しく指のことは思い出さず、その日も痛いと感じませんでした。3日目の朝、汽車に乗ってからふと指を油の中に入れたことを思い出しました。どうなったかと薬指を見たら傷跡もなく赤くてつやがあり、別の指と全く同じで触ってみても何の異様な感覚もなく、妻もそれを見ました。2人とも再び大法の不思議に震撼させられました。1週間後私は風呂に入った時、突然指の腹に異様な感覚があり見るとちょうど指の腹の大きさの白い皮が脱落し、ちょっとだけ指とつながってぶら下がっていました。

 他にも、もっと危ないことがありました。ある日、妻が家のシンク台の上にあるアルミ合金製の吊り戸棚のドアを開けてあるのを、私は気づかずに物を取るため急いでその前を通りました。すると頭のてっぺんがアルミ合金製のドアの鋭い角で破られ、一瞬血が振り注ぐように流れ出ました。私はすぐ手で押さえましたが、腕ばかりかシンク台全体が血で赤くなりました。妻は急いで一束一束のティッシュペーパーで頭のてっぺんを押さえ、私は血に染まった一束一束のペーパーをゴミ箱に捨てました。2人は誰にも喋らず、心の中ではずっと「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と念じていました。そうして3、4分が過ぎると紙にはもう血が付かなくなり、滲み出る血も無くなりました。私達2人はやっと安堵して息をつきました。再び大法の不思議を感じ、師父のご加護を実感しました。当時、血は止まったものの頭のてっぺんには2寸ほどの裂け口ができていました。しばらくすると出血も止まり、滲み出る血もなくなりました。頭の皮膚が痛く感じましたが大したことはありませんでした。当日かさぶたができて、3、4日後には痒く感じました。かさぶたが脱落すると皮膚は完全に元どおりになり、傷跡も残っていませんでした。

 事後、医者の妹にこの話をすると、彼女はこう言いました。「頭の皮膚の出血を止めるのは容易なことではなく、皮膚がピンと張っているので破られたら、すぐ裂けます。傷口を縫い合わせるのも大変なことです。みたところ、法輪大法は確かにすごいですね!」

 法輪大法は李洪志師父が世の人々に伝えられた高徳な大法であり、その目的は大淘汰から縁のある人達をもっと多く救うためです。今世の風紀、人心、環境は大変下落し悪くなっています。大自然の客観的法則は人に任せていつまでも堕落することを許すでしょうか。最後の結末を迎える時、どのくらい多くの人達が愚かにも淘汰されるでしょうか。多くの現代科学で解釈できない現象は無神論によって「封建的な迷信」だとレッテルを貼られ、多くの人は大法の不思議に対して、大したことはなく大袈裟に想像したもので、人を翻弄していると思っています。これは世の中の人々が大法の真相を深く理解することを甚だしく妨げています。

 実際大法弟子の身に現れた様々な不思議なことはすべて事実です。本当に修煉する人なら修煉の過程で誰でも大法の不思議を体験します。大法はすでに世の中で人々が誰でも感じられる殊勝さと不思議さを現しています。なぜなら中国共産党は国力を尽くして、大法を弾圧しましたが、大法は後退しなかったばかりか、逆に全世界に向かって大きく進んでいるからです。地域、人種、年齢、信仰、職業、貧富に関係なく、「真・善・忍」の価値観を認めさえすれば、誰でも大法と縁がある人達で、大法を煉ることができ、大法の不思議さを体験することができます!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『二〇〇三年元宵節での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/3/13/344195.html)
 
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