真に自分を修めて はじめて環境が変わる
■ 印刷版
 

文╱海外の大法弟子

 【明慧日本2017年4月16日】今日は生活と仕事の中で起きたことについて同修と交流し、自分の未熟な意見を述べさせていただき、皆さんのより良い見解を引き出したいと思います。

 一、真に自分を修めて はじめて環境が変わる

 先日、うちの従業員が辞職願を出し、私も妻もとても不機嫌でした。私達は面倒な手続きを行ってせっかく彼女を中国から海外に招聘(しょうへい・人を丁重な態度で招くこと)し、そして、即効性のある針灸の技術を教えてあげた挙句に、ようやく1人前になったところで彼女は辞職を言い出しました。

 患者を見終わった隙に、私は明慧ネットの文章をざっと読みました。古人の徳をもって恨みに報う物語や孔子が生徒を教育する物語などは私を感動させ、さらに、同修の交流文章『2人の借金者』はもっと私を恥ずかしく感じさせました。その内容は「1人の年配の同修は苦難の中で弟のために心を尽くし、弟にすべてを与えたにもかかわらず、弟はありがたく思うどころか、同修の家までも奪い取ろうとしました。同修の息子はとても怒りを覚えましたが、しかし、同修は『轉法輪』の中の「では持っていきなさい」の法理で息子に説得しました。比べて見れば、自分はなんとひどい人間だろうと思い、そして、古代の常人にもおよばない自分は「大法弟子」と呼ばれて良いのだろうかと思いました。私は深く懺悔し、自分をしっかり修め、師父の慈悲なる済度と衆生の期待に背かないようにしようと決意しました。

 私は電話を取って妻に自分の考えを話しました。そして、「古人に学び、誠心誠意に彼女のために考えよう。彼女が辞めたいならそうさせよう。何の条件も付けないようにしよう」と言いました。妻は静かに話を聞いて賛成してくれ、すんなりと彼女の辞職に同意し、私はとても驚きました。もし以前ならば、妻はきっと「あなたは偉いですね、家も捨てる気ですか。自分はよく修めていると思っているのでしょうね」などと皮肉な言い方をしたでしょう。しかし、今日の妻の態度はとても素晴らしく、思いがけないほど素晴らしかったのです。

 私はついに分かりました。以前私が話す時、多かれ少なかれ顕示心を持って妻に指図する気持ちがありました。しかし、今日は完全に自分をしっかり修め、真の大法弟子の基準に到達しようと必死に思い、妻にこうしろ、ああしろという気持ちがまったくありませんでした。この事から、真に自分を修めて初めて環境が変わることが分かりました! そして、家族や友人、同修、すべての人の言動は自分の心を写しており、自分の修煉状態の鏡になっていることが分かりました。

 二、謙虚は力になる

 土曜日、北京大学中国文化の元教授に勧められ、16歳の若い子の七弦琴についての話を聞きに行きました。同席したのは中国文化の専門家、風水の専門家、易経の専門家、音楽家、そして、画家や太極拳のトレーナーなどがいました。若い子は壇上で堂々と語り、幅広い知識を持ちながら経典を引用し、質問に対してもおおらかでさっぱりとした態度で答え、傲慢でもなければ卑屈でもありませんでした。太極のトレーナーは「私は数十年も修行をしましたが、あなたの境界にまだ達していません」と彼を称賛しました。彼は淡々と「僕は今まだ学生の身ですが、これから、七弦琴をニュージーランドで広めて行きたいと思っています」と言いました。その立ち居振舞いには若者の面影もなく、明らかに深い教養を持っている文化人でした。

 修煉してから、いつも自分が常人より多く知っていると思っていました。神韻を宣伝する時でも、「あなたは必ず見なければならない」のような口調で話し、真相を伝える時でも、心から「あなたは何も知らないよ、私が言っていることが真理だよ」という気持ちが自然に現れ、独りよがりで人に強要して、党文化の高慢さを丸出しにしていたのに、それに気づかず自覚していませんでした。今日、謙虚にすればするほど尊敬され、信服されることを大いに教わりました。

 謙虚さとは、自分の内面の教養の不足に対する認識で、自分を厳しく要求する必然の態度であることを悟りました。

 三、内にむけて探し、純正な修煉者になる

 私には特別な客がいて、彼女は小さい頃から自分の過去と未来が分かり、すべてのことが彼女の予知通りに運ばれていて、近い将来に起きそうな大きな災難も見えるというのです。3週間前、彼女に神韻公演を勧めましたが、今日、彼女から突然、「家の用事で、神韻を見にいけなくなった」との連絡が入りました。私は非常にびっくりして、すぐに「きっと自分に漏れがあり、旧勢力が私には彼女を救う資格がないと思っている」と感じました。

 私は正念をして自分を整えると、自分には常人を羨ましく思う情があることに気づきました。「必ず自分のこの汚れた常人の情を洗い流し、純正なる修煉者になるように、真の法を正す時期の大法弟子になれるように」と師父にご加持をお願いしました。数日後、彼女から再び、「もし日にちの変更が可能であれば、日曜日に見に行ける」との連絡が入り、さらにその後、「日曜日のチケットを2枚追加してほしい。友人にも買い求めたいから」との連絡がありました。師父が内に向けて探すことが正しく、自分をしっかり修めて初めて衆生を救う事ができると励ましてくださったのです。

 一部の同修は「私達の修煉状態はともかくとして、旧勢力は衆生が神韻を鑑賞することを妨害してはいけない」と言っていますが、まったくその通りです。衆生はすべて師父の家族です。師父が巨大な犠牲を払われたからこそ衆生が今日までこの世に生きておられるのです。旧勢力は師父の家族を滅ぼす資格などありません。ですから、私達は厳しく自分を修めると同時に、純正で、強くて、断固とした正念を発して、全世界の神韻を妨害する邪悪を解体しなければならないと思いました!

 以上は個人のほんの少しの体得です。次元の限りがありますので、正しくないところがあれば、同修達のご指摘をお願いします。ありがとうございました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/4/10/345376.html)
 
関連文章