山西省太原市裁判所 70代の学習者5人に対し不当裁判を
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 【明慧日本2017年7月14日】山西省太原市裁判所は昨年から今年にかけて、70代の法輪功学習者・冀徳蓮さん、劉拉拉さん、李桂璞さん、楊素賢さん、李錫福さんの5人に対して、不当な裁判を行った。

 1、冀徳蓮さん(女性74歳)は、太原市万柏林区西銘村に在住し、2014年5月20日に法輪功学習者であることを理由に、万柏林区警官らに不当に連行され、万柏林裁判所に懲役3年の刑を科された。健康状態が拘禁条件を満たさず、刑務所側は収容を拒否し、自由の身となったが、無実であることを明らかにするために、太原市裁判所へ上訴した。昨年5月18日、太原市裁判所は一審の判決を支持し、冀さんを留置所へ拘禁しようとしたため、やむを得ず冀さんは地元を離れ放浪生活をし、不安定な辛い生活を強いられた。

 今年6月22日、74歳になった冀さんは西銘派出所へ、身分証明書の再発行の申請手続きを行った際に捕まり、現在、太原市疙嶛(ガリョウ)留置所に拘禁されている。(詳細は明慧ネット中国版の2017年7月2日掲載文章「媳妇含冤离世 婆婆再陷冤狱」(未翻訳)を参照されたい)

 2、劉拉拉さん(76)は、太原市万柏林区に在住している。劉さんは2015年7月21日、太原市尖草坪区新城派出所の警官に不当に連行され、家宅捜索をされ、尖草坪区裁判所に懲役3年の不当な判決を受けた。劉さんはこれを不服としてすぐに上訴したが、太原市裁判所は一審の判決を支持した。

 3、李桂璞さん(70代)は、定年退職になった元水道局職員である。昨年8月19日、太原市尖草坪区興華街スーパーマーケット前で3人の若い男性に法輪功迫害の真相を伝えた際に、3人に告発され、連行された。そして、尖草坪区警官らに家宅捜索された。昨年11月、李さんは懲役3年、罰金5千元の不当な判決を受けた。

 4、楊素賢さん(女性73歳)は、法輪功を修煉する前には、長年不眠症、動悸、胆石、頸椎症、腰椎椎間板ヘルニアなどの病気を患っていたが、法輪功を2カ月修煉してから全て病気が完治した。楊さんは法輪功の教え「真・善・忍」を基準に生活し、他人を優先にし、気を配り、心が広くなった。「法輪功を修煉してから再び生きていく勇気が出てきた」と楊さんは周りの人々に伝えていた。

 迫害がはじまってから、過去10年間に渡り不当に拘禁されたあと、再度冤罪を被った。昨年6月のある日の午前に、法輪功迫害の真相資料を太原市万柏林区派出所の警官に渡したところ、連行された。楊さんにとっては、今回で3回目の不当な裁判を受けたことになり、現在は、山西省女子刑務所に拘禁されている。

 5、李錫福さん(男性76歳)は、今年1月16日に連行され、山西省晋中刑務所に拘禁されている。

 李さんは山西省太原鉄鋼製造会社を定年退職した元職員である。法輪功を修煉した理由で、これまで2回労働教養を科された。娘の李潤芳さんは障害者であるが、迫害後法輪功を放棄しないため、数回不当に連行され、労働教養を科されるなど合計11年間刑務所の中で迫害された。

 2015年7月6日、李さんは中国最高検察庁、最高裁判所に迫害の元凶、元国家主席・江沢民に告訴状を提出したが、尖草坪郵便局に差し押さえられたため、李さんはやむを得ず郵便局を告発した。山西省の610弁公室の関係者は、自分たちが迫害に加担したことを暴露されたことに対し、李さんに報復した。2015年11月18日、太原市尖草坪公安局刑事らは李さんを不当に連行し、昨年9月13日、太原市晋源区裁判所は李さんに対し、懲役3年の刑を下した。李さんはこれを不服として上訴したが、太原市裁判所は一審の判決を支持した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/7/8/350777.html)
 
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