明慧ネット統計|5月に79人の法輪功学習者に判決が
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 【明慧日本2017年7月16日】明慧ネットの今年5月に掲載した情報の統計によると、中国国内ではまた79人の法輪功学習者が不当に判決を下された。その内の6人は昨年判決を受けたが、情報を公開したばかりで、36人は不当な裁判にかけられている。5人は法律に基づいて迫害の首謀者・江沢民を告訴したという理由で判決を受けた。

 現時点まで、今年、すでに431人の中国国内の法輪功学習者が不当な判決を受けた。この中には、昨年に判決を下されたものは、今年、情報を公開したばかりの実例には含まれていない。

2017年1~5月中国大陆法轮功学员遭非法庭审、判刑人数统计

1~5月までの不当な裁判や判決を受けた中国国内の法輪功学習者の人数統計表
注:今年に情報を公開した実例の中に、昨年に判決を受けた学習者の人数はこの統計に含まれない

 福建省寧徳市610弁公室は寧徳市蕉城区裁判所と共同して、9人の法輪功学習者に対して不当な判決を下した。その中に、1人は懲役12年の重刑を下され、2人は懲役10年の厳しい判決を下され、74歳の金麗燕さんは懲役8年の不当な判決を下された。罰金刑の最大金額は5万元で、9人の学習者がゆすり取られた総罰金額は17万元だった。河南省洛陽市の77歳の高雪栄さんは懲役3年の不当な判決を下された。

 遼寧省、河南省、福建省、河北省、山東省、四川省の6省は迫害の最もひどい地区となった。遼寧省は第1位となり、13人に対して不当な判決を下し、10人に対して不当な裁判を行った。不当な判決、裁判は21省と自治区、直轄市に及んだ。19人の学習者が依頼した弁護士は法廷で無罪であると弁護を行い、一部の法輪功学習者は親族に弁護人として弁護してもらい、学習者本人も法廷で堂々と法輪功の真相を伝えた。皆それぞれ学習者を無罪で解放するように求めた。

 中国共産党が罪悪を覆い隠し、ネットを封鎖しているため、本文の数字はすべて一部の統計である。(2017年5月6日から2017年6月5日まで掲載した文章によるもの)

 一、明慧ネット5月の報道により、79人の法輪功学習者が不当な判決を下される

15月、中国共産党の裁判所で判決を下された法輪功学習者の分布地域と順位

区域 判決人数 順位 区域 判決人数 順位
遼寧 13 1 黑竜江 2 8
河南 11 2 河北 2 8
福建 11 2 江蘇 2 8
山東 7 3 北京 1 9
四川 6 4 江西 1 9
吉林 5 5 湖北 1 9
重慶 4 6 湖南 1 9
広東 4 6 陕西 1 9
上海 3 7 山西 1 9
天津 2 8 貴州 1 9
合計 79人(内訳は2016年判決を受けた6人、2017年判決を受けた73人 )

 5月、不当な判決は中国国内の20の省市、自治区、直轄市に及んだ。

 判決の最も多い省の順位は、第1位の遼寧省は13人、第2位の河南省と福建省は11人、第3位の山東省は7人、第4位の四川省は6人、第5位の吉林省は5人である。

236都市の法輪功学習者が判決を受けた状況統計表

都市 判決人数 都市 判決人数
寧徳 9 沈陽 1
德阳 4 鞍山 1
大連 3 開原 1
营口 3 菏沢 1
洛阳 3 烟台 1
周口 3 成都 1
新郷 3 錦陽 1

棗荘

3 松原 1
鄭州 2 七台河 1
海城 2 双鴨山 1
盤錦 2 南京 1
南平 2 徐州 1
臨沂 2 九江 1
長春 2 武漢 1
延辺州 2 岳陽 1
揭阳 2 安康 1
佛山 2 長治 1
保定 2 六盤水 1

 5月、36都市の法輪功学習者が不当な判決を受けた。

 不当な判決を下した都市の順位は次の通りである。第1位の寧徳市は9人、第2位の徳陽市は4人、第3位の大連市、営口市、洛陽市、周口市、新郷市、棗庄市は3人である。

 迫害の実例

 実例1、四川省巴中市の羅君さん、何冬梅さんは二審裁判に

 四川省巴中市巴州区裁判所は今年5月15日、法輪功学習者・羅君さん、何冬梅さんに対して二審裁判を行った。羅さんの家族は2人の弁護士を依頼し、何さんは自分の夫に弁護人を務めるように頼んだ。3人の弁護人は共に自分の依頼者は無罪であると主張した。

 弁護人:新聞出版総署は2011年に法輪功書籍の出版を禁止する通知を廃止

 何さんの弁護人は、中華人民共和国新聞出版総署が2011年に発布し「新聞出版総署の第5回目の規範内容を廃止する決定」を提示した。具体的に言うと、1999年に決めた法輪功書籍の出版を禁止する通知を特別に廃止し、法輪功の書籍を普通に印刷し、出版することができることを示し、出版の制限がなくなると説明した。また、現政権が発表した14種の邪教組織の名簿を提示し、その中に法輪功は入っておらず、まったく言及されていなかった。

 何さんの弁護士は「ここからすると、いくら『証拠』があっても、何さんは法輪功学習者であることだけを証明でき、犯罪者ではないことは明らかです」と述べた。羅さんの弁護士は「法輪功の真・善・忍を遵守する信仰は保護されるべきで、法律の看板を掲げて弾圧すべきではありません。法輪功学習者が迫害の内容の横断幕や標語を広げたり貼ったりすることは、迫害を制止させるためであり、迫害があるからこそ抗議をしているけです」と述べた。弁護士の声はそれほど大きくはないが、真実を前にして、法廷の裁判官と検察官は答える勇気がなかった。

 2人の法輪功学習者は「法輪功を学ぶことは道徳の高尚な人になるように努力することであり、さらに、病気を取り除き健康を保つように修煉してきただけです。裁判長には良知に基づいて公正に判断されるように望みます」と述べた。

 裁判の過程の中で、裁判官、書記員と検察官の表情は少しずつ変わっていき、初めは傲慢な態度を見せていたが、はっきりと無罪であるとの答弁を聞くにつれて表情も緩和し、真剣に考えたり、うなずいたりする裁判側の在席者もいた。最後に、司法官・蒲升元は「結果は後日、発表する」と宣告した。

 実例2、不当な判決を受けた李葆華さんは上訴

 明慧ネットの今年5月30日の報道によると、黒龍江省七台河市の個人経営者で、法輪功学習者の李葆華さん(43)は、昨年5月8日、桃山派出所の警官らに連行され、七台河市留置場に拘禁された。

 今年4月、桃山区裁判所は李さんに対して懲役3年6カ月の不当な判決を下し、罰金3千元の支払いを命じた。李さんは直ちに上訴し、断食して迫害に抗議した。李さんの家族は裁判所と関係部門の違法行為を上層機関に控訴した。

'李葆华'
李葆華さん

 今年5月23日午前、李さんの弁護士は七台河市中級裁判所に行き、案件の責任者・李歓と意見交換し、中級裁判所に公正な裁判を行い、一審での裁判の違法行為を是正するようにと意思を表明した。同時に、弁護士は、一審での裁判が行われた際に、桃山裁判所は3日前に依頼者に裁判の時間を知らせなかったことや、司法官・劉暁燕は故意に弁護士の不都合な日に裁判を行ったことを指摘した。

 弁護士が関係部門の違法行為を指摘したため、劉暁燕らは何度も家族に弁護士を辞退するように強要した。「この弁護士を辞退するように、辞退すれば3年の判決を2年にし、2年の判決を1年にし、1年の判決を執行猶予して家に帰らせる。もしも、お前たちがこの弁護士を辞退しなかったら、厳しい判決を下すぞ」と脅した。李さんの家族は弁護士を辞退しなかったため、李さんは懲役3年6カ月の判決を下された。

 李さんは真・善・忍の理念を堅持したために、7回も連行され拘禁されたことがあり、九死に一生を得て家に戻った。現在、李さんの家族と弁護士は、一審の司法官・劉暁燕らの違法行為に対して上層機関に控訴した。

 実例3、江沢民を告訴した理由で、甘粛省の張亨通さんが留置場で殴られる

 明慧ネットの今年5月29日の報道によると、甘粛省会寧県の法輪功学習者・張亨通さんは、両高(最高検察庁と最高裁判所)に、法輪功迫害の元凶・江沢民を告訴したとの理由で、昨年9月29日、自宅で河畔郷派出所の警官により不当に連行された。

 今年4月、会寧県裁判所は張さんに対して懲役8カ月の判決を下し、さらに、5千元の罰金を科そうとした。現在、会寧県留置場に拘禁されている張さんは頻繁に殴打されている。

 情報を知った張さんの家族は5月5日、留置場へ面会に行ったが、留置場の警官に遮られ、5月12日にならないと面会できないと言われた。5月12日、家族は再度面会に行った時、張さんの顔には傷跡があり、目の周りが青く腫れていることに気付いた。張さんは「5月1日、警官の指図の下で、受刑者に暴力を振るわれ、目じりの辺りに傷を負い、病院で数針縫った」と家族に話した。それが原因で、5月5日に家族が面会に来た時、警官は悪行を覆い隠すためにわざと面会日をずらしたという。

 家族は留置場の所長を訪ねて論争した際に、所長・李爾泉は「これは正常な現象だ、留置場の中に山犬と狼ばかりが閉じ込められており、張亨通はよくしゃべるから殴られたのだ」と言った。所長の話を分析すると、おそらく張さんは中で法輪功の真相を伝えたため、警官の黙認の下で受刑者らが張さんに対して乱暴を働いたと家族は推測した。警官の指示がなければ受刑者は暴力を振るう勇気がないはずである。

 二、明慧ネットの5月の報道によると、36人の法輪功学習者が不当な裁判を受けた

 明慧ネットの情報に基づいて統計した数字によると、5月、中国共産党の裁判所は36人の法輪功学習者に対して不当な裁判を行った。不当な裁判は中国国内の11の省、直轄市で発生した。その中の13人の法輪功学習者は弁護士に依頼し、無罪であると弁護をした。

 迫害の最もひどい省の順位は、遼寧省10人、河北省7人、山東省5人、河南省4人、四川省3人、吉林省2人である。

 22都市の公安局・検察院・裁判所は迫害に参与した。最もひどい都市の順位は、遼陽市5人、衡水市4人、撫順市3人である。

35月に不当な裁判をした省の分布表

裁判にかけられた人数 順位 裁判にかけられた人数 順位
 遼寧  10 1  北京  1 7
河北 7 2 上海 1 7
山東 5 3 湖南 1 7
河南 4 4 陕西 1 7
四川 3 5 浙江 1 7
吉林 2 6      
合計 5月に36人が不当な裁判にかけられた

422都市の法輪功学習者が不当な裁判にかけられた統計表

都 市  裁判を受た 人 数 都 市 裁判を受けた人数
遼 陽 5 菏 沢 1
衡 水 4 信 陽 1
撫 順 3 鶴 壁 1
青 島 2 焦 作 1
臨 沂 2 許 昌 1
巴 中 2 成 都 1
大 連 1 大 安 1
朝 陽 1 延辺州 1
保 定 1 沅 江 1
秦皇島 1 宝 鶏 1
張家口 1 台 州 1

 迫害の実例

 実例1、河北省秦皇島市の法輪功学習者・馮素蘭さんは裁判にかけられる

 河北省秦皇島市撫寧区裁判所は、今年5月4日、法輪功学習者・馮素蘭さんに対して不当な裁判を行った。裁判は午前9時から午後6時10分まで及んだ。

 当日の午前、弁護士は法廷に入るとすぐ安全のために検査を要求され、弁護士はそれを拒否し、馮さんに付けている手錠を外し、囚人服を脱がせるように求めた。そして、弁護士は事実に基づいて、法律の各角度から馮さんのために無罪であると弁護した。検察官は関連していない法律条文を読み上げたり、司法官は弁護士の弁護を断ち切ったりして、裁判は午後まで延長された。

 午後になると状況が変わり、法廷内にいる家族以外の司法警察官、警官、司法官二十数人が、すべて弁護士の無罪弁護を真剣に聞きき、弁護士に飲み水を配った警官もいた。みんな互いに言葉を交わし、法輪功について理解を示した。

 最後に、司法官は判決を下さずに裁判を終了した。情報によると、司法官たちは上層部の反応を見ているという。

 三、経済的にも破綻させられる。中国共産党の裁判所、公安部門の人員が現金45万5千元をゆすり取る

 明慧ネットの情報の統計によると、5月、10の省、直轄市の裁判所と警官が42万5千元の現金をゆすり取った。その内訳は、裁判所での罰金は26万5千元、警官がゆすり取った現金は16万元である。

 その内、福建省17万元、湖南省10万元、山東省7万5千元である。

5:明慧ネット5月の報道により裁判所、公安部門がゆすり取った現金分布表

警官、裁判所がゆすり取った现金

順位

福建

17万元

1

湖南

10万元

2

山東

7万5千元

3

遼寧

3万7千元

4

上海

2万元

5

北京

7千元

6

重慶

6千元

7

河南

4千元

8

黒竜江

3千元

9

湖北

3千元

9

合計

42万5千元

 

611都市の法輪功学習者がゆすり取られた金額順位表

都市 ゆすり取った现金 順位
寧徳(ねいとく) 17万元 1
岳陽(がくよう) 10万元 2
臨沂(りんぎ) 4万元 3
盤錦市(ばんきん) 3万元 4
菏泽 (ホーツォー)  2万元 5
 棗荘(そうしょう) 1万5千元 6
大連(だいれん) 7千元 7
七台河(しちだいが) 3千元 8
武漢(ぶかん) 3千元 8
周口(しゅうこう) 2千元 9
鄭州(ていしゅう) 2千元 9

7:裁判所、公安部門の人員が27人の法輪功学習者からゆすり取った金額統計表

名前   省   区県 刑期 罰金 警官がゆすり取った金額
谷丽 遼寧 大連   4年 7千元  
辛乐森 遼寧 盤錦   留置5カ月   2万元
刘彩花 遼寧 盤錦   6カ月   1万元
张思营 河南 周口   2年保外就医 2千元  
周桂珍 河南 鄭州 新郑 1年6カ月 2千元  
肖传雄 福建 宁德   12年 5万元  
杨雄 福建 宁德   10年 3万元  
庄友布 福建 宁德   10年 3万元  
金丽燕 福建 宁德   8年 2万元  
陈开奇 福建 宁德   7年 1万元  
王田 福建 宁德   4年6カ月 1万元  
林丽芳 福建 宁德   4年6カ 1万元  
陈星光 福建 宁德   3年6カ月 5千元  
杨贵媚 福建 宁德   3年 5千元  
王松艳 山東 臨沂 临沭县 3年6カ月 2万元  
陈素侠 山東 臨沂 临沭县 3年6カ月 2万元  
潘晓波 山東 棗荘   监管半年 5千元 1万元保釈金
单现芝 山東 菏沢 成武县 1年半   数万元
龚延昭 重慶   合川区 2年 3千元  
蓝太莲 重慶   合川区 1年缓刑2年 2千元  
唐明碧 重慶   合川区 6カ月缓刑1年 1千元  
宋兴伟 上海 滄州 宝山区 4年 1万元  
薄長城 上海 秦皇島 宝山区 4年 1万元  
李葆華 黒竜江 七台河   3年半 3千元  
李晓凤 北京   平谷区 3年半 7千元  
冯继武 湖北 武汉   4年半 3千元  
曾金莲 湖南 岳阳   5年   概算現金10万元
合計         26万5千 16万元
説明 5月、ゆすり取った現金42万5千元、その内、裁判所罰金26万5千元、警官ゆすり取った金額16万元。(最小値で計算:数万元は2万元で計算;現金概算10万元、10万元で計算。)

 迫害の実例

 実例1、湖南省岳陽市の曾金蓮さんは懲役5年の判決を さらに警官が10万元を押収

 湖南省岳陽市の法輪功学習者・曾金蓮さんは5月10日、懲役5年の不当な判決を下された。判決文の中に書れている多くの「証拠」は曾さん本人さえ知らないものが多々あった。曾さんはすぐに弁護士を通して中級裁判所に上訴した。

 昨年11月23日の夜9時頃、現地の二十数人の警官らは3台の車を駆使して、曾さんの家に侵入し、曾さんと曾さんの夫(学習者ではない)を連行し車に引き込んだ。そして、法輪功の書籍、パソコン、携帯電話、現金10万元などの家財を押収した。曾さんの夫は夜12時に帰宅した。

 曾さんは雲渓留置場に拘禁された。曾さんの家族は何度も国安、610弁公室、政法委の関係者に贈り物をしたり、食事を招待したりした。彼らは口頭で新年の前後あたりに解放するとごまかした。

 今年4月28日、曾さんは不当な裁判にかけられ、5月10日に懲役5年の不当な判決を下された。

 実例2、寧徳市蕉城区裁判所は法輪功学習者に判決、最長懲役12年の実刑に罰金5万元が科せられた

 今年5月18日、寧徳市610弁公室と寧徳市蕉城区裁判所は、9人の法輪功学習者に対して不当な判決を下した。その内訳は、肖伝雄さんは懲役12年の判決を下され、罰金5万元の支払いを命じられた。楊雄さんは懲役10年の判決を下され、罰金3万元の支払いを命じられた。庄友布さんは懲役10年の判決を下され、罰金3万元の支払いを命じられた。74歳の金麗燕さんは懲役8年の判決を下され、罰金2万元の支払いを命じられた。陳開奇さんは懲役7年の判決を下され、罰金1万元の支払いを命じられた。王田さんは懲役4年6カ月の判決を下され、罰金1万元の支払いを命じられた。林麗芳さんは懲役4年6カ月の判決を下され、罰金1万元の支払いを命じられた。陳星光さんは懲役3年6カ月の判決を下され、罰金5千元の支払いを命じられた。楊貴媚さんは懲役3年の判決を下され、罰金5千元の支払いを命じられた。

 実例3、内モンゴルの王玉蘭さんは懲役3年の不当な判決に、罰金2万元が科せられた

 内モンゴル自治区の巴林左旗の王玉蘭さんは、今年5月10日、懲役3年の不当な判決を下され、罰金2万元の支払いを命じられた。現在、王さんは弁護士を通して上訴状を巴林左旗裁判所に手渡した。王さんは留置場で囚人服の着用を拒否したため、半月余り足かせを付けられた。

 実例4、福建省の魏子清さんは罪に陥れられ、退職金をストップされる

 福建省浦城県の教師を退職した魏子清さんは、人々に法輪功の迫害真相を伝えたため、懲役1年6カ月の判決を下された。魏さんが体調を崩したため出所したが、昨年12月から現在までの間、毎月の退職金はまったく支給されなかった。

 実例5、山東省聊城市の関克端さんは2万元をゆすり取られた

 5月8日、山東省聊城市第一人民病院の医者・関克端さんは、駅で警官により連行され、法輪功の書籍、パソコンなどの家財を押収された。関さんは高血圧の症状が現れ、入所を留置所に断られた。翌日、派出所の警官が家族から2万元をゆすり取った後、関さんを帰宅させた。

 四、中国国内では新しい情勢が現れ、法律関係部門が法輪功への迫害を制止する

 今年の初め頃から、中国国内の多くの地域で、検察院が法輪功学習者に対しての訴訟を撤回し、裁判所が法輪功学習者を無罪で解放する実例が現れてきた。

 5月、明慧ネットでは、公安局が収容を拒否し、裁判所が案件を却下し、検察院が学習者を不起訴することにより、学習者を無罪で解放した実例についての報道が多く発生した。

 12人の法輪功学習者が無罪で解放される

 明慧ネットの今年5月の報道によると、中国国内では5月に少なくとも12人の法輪功学習者が無罪で解放された。名前は次の通りである。重慶市の向林さん、湖北省の趙鳳蘭さん、安徽省の時軍さん、湖南省の姚瑞林さん、楊冬蓮さん、江蘇省の馬学栄さん、内モンゴルの白彦賓さん、河北省の朱小梅さん、魏静敏さん、黒龍江省の孫玉梅さん夫婦(夫は学習者ではない)、山東省の許吉梅さん、陳秀梅さんの12人である。それ以外に、四川省涼山州中級裁判所は、鄭瓊さん、羅継萍さん、馬凌仙さん、董秀瓊さん、沈佳鳳さん5人の法輪功学習者に対しての不当な判決を撤回した。明慧ネットの今年1―4月の報道によると、少なくとも41人の法輪功学習者が無罪で解放された。1―5月の累計によると、少なくとも53人の法輪功学習者が無罪で解放された。

 重慶市合川検察院は逮捕令状を発布せず、向林さんは帰宅

 今年5月3日、重慶市合川検察院は、法輪功学習者・向林さんに逮捕令状を発布されず、向さんは2カ月余りの拘禁生活を終え、無事に帰宅した。以前にも、向さんは冤罪を着せられて7年6カ月間拘禁されていた。

 武漢市の検察院は起訴を取消し、趙鳳蘭さんは解放される

 明慧ネットの今年5月21日の報道によると、湖北省武漢市華中農業大学の法輪功学習者・趙鳳蘭さん(50)は、昨年8月9日の晩、外出して法輪功の迫害真相を伝えていた時、警官に連行され、8カ月間拘禁され拷問を受けた。1カ月前に、検察院は起訴を取り消し、趙さんは帰宅した。

 検察院は訴訟を撤回し、姚瑞林さん、楊冬蓮さんは帰宅

 明慧ネットの今年5月29日の報道によると、貴州省銅仁市万山区検察院は起訴を撤回したため、法輪功学習者・姚瑞林さん、楊冬蓮さん2人は1年余り拘禁された後、今年の3月13日に帰宅した。

 姚瑞林さんと楊冬蓮さんは、昨年1月に警官により連行され、銅仁市万山区留置場に拘禁された。今年1月11日、万山区裁判所区は2人に対して裁判を行い、2人の法輪功学習者の家族が依頼した弁護士は、法廷で根拠に基づき無罪であると弁護をした。3月1日、万山区検察院は2人の学習者に対して不起訴の公文書を作成し、3月10日、万山区裁判所は刑事裁定書を発布して不起訴処分とした。3月13日、姚瑞林さんと楊冬蓮さんは解放され自由の身になった。

 裁判所は案件を差し戻し、検察院は不起訴処分にし、法輪功学習者・時軍さんは帰宅

 安徽省合肥市の法輪功学習者・時軍さんは、11カ月間不当に拘禁された後、5月22日、裁判所は案件を差し戻し、検察院は不起訴処分としたため、無罪で解放されて自宅に戻った。

 検察院は訴訟を撤回し、馬学栄さんは解放される

 江蘇省漣水県の法輪功学習者・馬学栄さんは、昨年12月16日、漣水県裁判所に懲役2年の不当な判決を下され、5千元の罰金を科された。今年4月27日、漣水県検察院は訴訟を撤回する書類を裁判所に渡し、5月12日午後、漣水県裁判所は撤回書類を許可した。しかし、馬さんに対して経済的な弁償はないという。

 内モンゴルの法輪功学習者・白彦賓さんは帰宅

 内モンゴル赤峰市の法輪功学習者・白彦賓さんは、室外で煉功したため警官に連行され、拘禁された。30日後、赤峰市検察院は逮捕令状を発布しない方針をとり、解放された白さんは5月12日に家に帰った。

 裁判所は訴訟を却下し、河北省廊坊市の朱小梅さんは解放される

 河北省廊坊市の朱小梅さんは、昨年11月29日の晩、自宅で警官により連行され、三河市留置場で5カ月半拘禁された。今年5月12日、朱さんは解放され、無事に帰宅した。

 大慶市派出所の所長は孫玉梅さんを連行したが、留置所の所長は入所を拒否

 黒龍江省大慶市林源派出所の警官は、今年5月18日、法輪功学習者・孫玉梅さんの家に押し入り、有無を言わさず孫さんと学習者ではない夫を連行し、林源派出所で江沢民を告訴したことを問い詰めた。

 林源派出所の所長は自ら引率して、孫さん夫婦を譲胡路独立屯留置所に拘禁しようとしたが、孫さんの体調が不良のため、留置所に断られた。派出所の所長はこれを断念せず、孫さんを龍南病院に連れて行き、検査した後、再度留置所に送った。

 留置所の所長は法規に照らして、自ら署名して孫さんの入所を拒否した。派出所の所長はやむを得ず、孫さん夫婦を解放した。

 警官を説得した河北省泊頭市の魏静敏さんは、解放される

 河北省泊頭市の女性法輪功学習者・魏静敏さんは5月24日、デパートの前で民衆に法輪功の迫害の真相を伝えた時、警官に連行された。

 尋問した警官は魏さんに鉄の椅子に座るように指示した。魏さんは「そこは私が座るべき所ではないので、座りません」と指示に従わなかった。警官は「我々は数年間かけて、お前を探していた」と言うと、魏さんは「私もあなた達を探しており、あなたの家に行っても姿が見えず、その理由は法輪功の迫害の真相を知って欲しいからです。今後、過ちを繰り返さないように学習者を迫害しないで下さい。私達の押収された車はまだあなた達の手元にあります。あなた達は違法なことをしています」と訴えた。

 610弁公室の人員は「お前は自分の言ったことに対して、ここに署名しなさい」と何枚かの紙を取り出した。魏さんは「私は署名しません。あなたも署名しないでください。将来、法輪功の名誉が回復された時、犯罪の証拠になります」と言った。最後に、警官らは互いに「解放させよう」と意見交換し、魏さんは正々堂々と公安局を離れた。

 山東省冠県の法輪功学習者・許吉梅さん、陳秀梅さんは無事帰宅

 5月12日、山東省冠県の法輪功学習者・許吉梅さんと陳秀梅さんは、外出して法輪功の迫害の真相を伝えた時、虚言に騙されている人に通報され、甘屯派出所に拘禁され、家財も押収された。

 尋問された際に、2人は一切答えなかったため、警官は記録さえできなかった。翌日の5月13日、警官は2人を連れて聊城病院で健康診断を行い、体質が不合格と診断された。それで、最後に留置場にも断られ、2人は帰宅した。

 四川省涼山州中級裁判所は5人の法輪功学習者に対し、不当な判決を取り消す

 四川省の鄭瓊さん、羅継萍さん、馬凌仙さん、董秀瓊さん、沈佳鳳さんの5人の法輪功学習者は、冤罪を着せられた後、涼山州中級裁判所に上訴した。

 5月27日午前9時半、5人は中級裁判所からの判決を取り消され、『刑事裁定書』を受け取った。沈佳鳳さんの2万元の保釈金は返却された。

 結び

 善悪の報いがある。迫害に参与した人は一時的な名利を得た後、相次いで悪報に遭った。近頃、明慧ネットでほぼ毎日このような実例を報道している。

 今年5月2日、河北省阜城県公安局の副局長・石海港は突然死亡し、49歳だった。

 今年5月15日の夜、天津市寧河県の政法委書記・張金明は、高速道路で衝突して死亡した。寧河県の歴任の政法委書記・楊金華、張付川、張金明は、皆法輪功を迫害したため悪報に遭って死亡した。

 今年6月13日、河北省永清県留置場の所長・韓秀文は、留置場で心筋梗塞を起こし、6月14日7時に死亡した。韓秀文の前任の所長・梁成山は、積極に法輪功学習者を迫害し、2004年9月17日、ダンスをし遊び呆けていた時に、突然落ちてきたペンダントライト(天井照明)に当たり死亡した。

 今年6月13日の晩、積極的に江沢民を追随して法輪功学習者を迫害した河南省シン陽市公安局の局長・夏日紅は急死した。44歳だった。

 道義が明らかになり、善悪には報いがある。今なお法輪功学習者を迫害している各層の関係者に、直ちに法輪功への迫害を停止し、本心から懺悔するようにと忠告するものである。これが彼らが生き残る唯一の道である。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/7/2/350520.html)
 
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