警官に対する対抗心と怨恨心を取り除く
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文╱中国大陸の大法弟子

 【明慧日本2017年8月1日】1999年から本日まで、迫害はすでに18年間も続きました。どうして一部の地域では、迫害がまだ起きているのでしょうか? もちろん、その「原因」はそれぞれ異なり、学習者の執着心もそれぞれ異なっていますが、私の地元の場合、数年前まで迫害は頻繁に起きていました。法を学び、交流することによって、警察官に対する対抗心と怨恨心が一番の原因ではないかと、私達学習者は認識するようになりました。ここ数年、地元の大法弟子全体の昇華に従って、私達を取り巻く環境も大きく変化しました。

 この迫害の元凶は江沢民ではありますが、しかし、大法弟子を迫害する手先として警察官は、大法弟子に対して、妨害、連行、拘禁、罰金、拷問、さらに労働教養や判決を科すまで、様々な迫害を加えました。迫害を受けたすべての大法弟子の心の中に、多かれ少なかれ警察官に対する怨恨心、対抗心を持っているでしょう。実はこのような気持ちは、私が書いた迫害を暴く文章の中にも現れました。

 数年前、地元のある同修は不法に連行されました。邪悪を暴き、同修を救出するため、私は迫害を暴く文章を書き、地元で広範囲に配布しました。しかし、事は願いどおりに行かず、その後、邪悪な警察は文章を書いた者を探すため、新たに6、7人の同修を思想改造施設に連行しました。私はとても悲しくなりました。どうして自分が書いた文章が邪悪を抑制し、解体することが出来ず、かえって、報復を受けてしまったのでしょうか。私は深く反省し、原因を究明しました。私は突然、悟りました。自分の文章を書く基点が純粋ではなく、衆生を救済する慈悲な要素がなく、警察官に対する怨みや叱責の心がいっぱいで、彼らを救済する心が欠けていました。

 ここ数年来、地元大法弟子は法を学び、交流することによって、全体的な向上を果たし、加害者、特に警察官に対する認識を改め、それによって、私達を取り巻く環境も大きく変わりました。地元610弁公室のトップは何度も変わりましたが、ほとんどの人は大法に対する迫害にとても消極的でした。派出所の警官は時には真相の知らない人からの通報を受けて、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)に電話をしてどうすればいいかと指示を仰ぐと、国保大隊の隊長は「ちょっと説教してから、すぐに連行者を解放していい」と答えました。ある日、大法弟子が街で資料を配った時、ある運転手に資料を渡すと、運転手は「また資料を持って来たのか」と言うので、大法弟子はやっと、この運転手が国保大隊の隊長であることが分かりました。大法弟子は「どこかにお出かけですか」と聞くと、国保大隊の隊長は「まあ、ちょっと用事があるからね」と言って、そのまま車を出して行ってしまいました。

 江沢民を告訴する大きな流れの中で、地元の大法弟子は、政府機関の幹部や警察官を救い済度する気持ちを持って、告訴状を書きました。この2年間、問い正されたことは数回ありましたが、本日まで、江沢民を訴える為に迫害を受けたことは一度もありません。

 師父は「善の最大の現れは慈悲であり、慈悲は巨大なエネルギーの現れで、すべての正しくないものを解体することができます」[1]と説かれました。

 法理から、旧勢力はこれらの警察官までも淘汰するように按排しており、一方、大法弟子は人を救い済度する使命を持っていることが分かっています。どうすればこれらの警察官を救うことができるでしょうか? 法に則って、彼らに対する人心(怨恨心、叱責する心、対抗する心)を取り除き、慈悲心を持って対応して、はじめて彼らの背後の邪悪要素を解体することができ、彼らを救い済度することができるのです。もちろん、それは邪悪を暴かないことを意味していません。邪悪を暴くことは、悪人の悪い行為を制止する重要な方法です。その目的も人を救い済度することです。

 以上は私個人の僅かな浅見です。不適切な所があれば、ご叱正をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作: 『各地での説法九』「二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/7/28/351758.html)
 
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