学法する中で心性が昇華する
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2017年8月1日】幼少のころ私は病弱で勉強が嫌いでした。クラスでのクラスメート間の会話は罵声から始まることが多く最初は理解に苦しみ、受け入れられませんでした。長くそのような環境におかれているうちに、汚い言葉遣いに慣れてしまい、自らの道徳観も自然に滑り落ちてしまいました。学校を卒業してすぐ就職しました。女性が少ない職種でいつも職場にある浴場では1人だけの入浴が多かったのです。ある日、職場の浴場で光る物が見つかり、拾ってみると金のピアスでした。「誰かの落し物?」と聞いたみたところ、暫くして落とし主が現れました。彼女はピアスを受け取って黙ってその場を去りました。その時、私は「本当に性格が悪い。今後落し物を見つけたらもう返さない」と内心で決めました。1カ月経ったある日、又職場の浴場で落し物の金のピアスが見つかりました。今回は黙って家に持って帰りました。その後、同僚の物だと分かりましたが、面子を守る為に言い出せないまま、返すこともできませんでした。

 1996年3月、幸運なことに宝の本、『轉法輪』を手に入れました。学法煉功を通じて師父の要求通り、「真・善・忍」に従って良い人、道徳の高い人になるようにと学びました。2回目に『轉法輪』を読んだ時、「心性を向上させる」の節にある「しかし功を学んでから、彼はタオルの端切れを家に持ち帰ることをやめただけでなく、それまで家に持ち帰った分も工場に返しました。それを見ると、誰もやらなくなり、なかには以前に持ち帰ったものもすべて工場に返した人もいて、工場全体にこのような様相が現われました」の法理が目に飛び込んだ瞬間に体の振動を覚え、金のピアスのことを思い出しました。自分は間違っていると気づき、すぐに同僚の李さんに連絡しました。金のピアスを返した上、「法輪功を学んでいるので師父がそのように要求されている」と説明して心を込めてお詫びしました。

 私の仕事はタイヤ作りで硫化物の作業場で点検を行っています。2人組みの共同作業になります。パートナーの呂さんは、ある日一つの品質事故を起こしてしまいました。もちろんその原因はいろいろとありましたが、主な責任は呂さんにあります。翌日の通勤途中で職場の責任者である班長に会うと、「呂さんは品質事故の原因を作ったので、今回の給料から300元を控除するよ。あなたとは関係ないからね」と私に説明しました。それを聞いた私は「かなりの金額だ。彼女は今月の生活をどうやってまかなうのだろう?」と内心考えていました。私に聞かされた以上偶然ではないと『轉法輪』にある法理の「何かをする時にはいつも他人のことを考え、問題が起きた時はいつも他人がそれに耐えられるかどうか、他人を傷つけることはないかを考えていれば、何の問題も起こりません。したがって、煉功にあたっては、高い、もっと高い基準で自分を律しなければなりません」を思い出し、大法を学んでいる私はまず他人を思うべきだと、「私がその罰金の一部を負担したいと思います」と班長に言いました。それから呂さんを呼んでくるようにという班長の指示に従い、2人がそろったところで班長は笑いながら「いくらを負担したいの?」と私に聞いてきました。「折半しようと思っています」と答えました。「それはいけないよ。そうなると事故の責任者が分からなくなるので」と班長は説明しました。それを聞いた呂さんは黙ったままでした。「もし負担したければせいぜい100元かな」と班長は言い残してその場を去りました。結局のところ、その月私の給料から50元だけ引かれました。

 ここまで書いて「師父に感謝いたします。大法に感謝いたします」としか言葉にできません。大法は私の心性を向上させ、思想の境地を昇華させてくださいました。普段の言動は寛容で忍耐強く、自分より他人を優先に考えるようになりました。大法を学んで20年以上になりますが、心が軽快になり、体が健康になり、治療費と薬代はゼロでした。皆に大法の素晴らしさを知って欲しいのです。大法の恩恵を受けて欲しいのです。素晴らしい未来を迎えて欲しいのです。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/7/27/351446.html)
 
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