大法の子供弟子 「 正念足りれば奇跡が現れる」
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文/河北省の子供弟子 再生

 【明慧日本2017年8月22日】今の私は高校生です。8歳の頃から修煉を始め、今年で9年目になります。これまでの間、様々な試練と奇跡を体験し、精進する時もあれば、怠けることもありました。しかし、大法を信じる心が変わったことは一度たりともなく、学法を徐々に深めていくことで、法理に対する認識も深まっていきました。

 一、正念足りて、先生たちを恐れない

 2015年、私は高校生になりました。入試前、同修でもある両親は本名で江沢民を告訴し、子供弟子でもある私もそれに加えました。その後、高校に入りました。ある日の授業中突然、担任の先生に呼び出されました。学年ごとに分かれた職員室に入り椅子に座るなり、何人かの先生に取り囲まれてしまいました。私は比較的に緩い環境の中で法を得たので、このような状況に遭ったことは今までありませんが、これは自分に与えられた試練であるとすぐに気づきました。

 当時は11月で、気温はそれほど低くないものの、極めて寒く感じたので体の震えが止まりませんでした。けれども、先生たちには自分をどうすることもできないと固く信じていたので、怖さは全くありませんでした。そして、少しずつ体が温かくなり焦燥感も消えて、私は椅子に深く腰掛けて背筋を伸ばし、大法弟子としての気風を見せようと微笑みながら先生たちを見つめました。

 「君も江沢民を告訴したんだって? 誣告(ぶこく・わざと事実を偽って告げること)だぞ、それは!」と禿げている年寄りの教頭先生が、口を開きました。

 それを聞いた私はとても冷静に、逆に聞き返しました。「先生はなぜ誣告だというのですか? 私が書いた告訴状に載っている全てのことは事実に基づいていますし、証拠もあります。法輪功は江沢民に罪をなすりつけられて、冤罪を着せられたのです。大罪を犯した江沢民を告訴してはいけないのですか?」。そう言うと、教頭先生による全ての質問に対して口を閉ざして頭を左右に振り、大法を侮辱する言葉が出る度に、口を開いて真相を伝えました。

 このようなやり取りだった為、先生たちは私からは何も聞き出せず、かえって私は先生たちに1時間近く真相を伝えることができました。最後に、学年担任の先生が口を開き、「もういい! もういい! 君がいいと思うなら、勝手にやればいい。だが、告訴なんかしたら大学に進学できなくなるんだぞ!」と脅してきました。

 学年担任の先生を見て、私はふと先生たちの悲哀を感じました。「先生たちは頂いた一滴の恩は泉を持って返すという言葉をご存知ですか? 私は大法から多大な恩恵を受けてきました。それなのに、圧力に怯えているからという理由で直言もできないなど、人間として恥ずかしいことです! 私は事実を進言しているのであって、法律を何も破っていません。それがどうして大学に進学できなくなるというのですか?」と聞き返しました。

 私の言葉を聞き、先生たちは皆黙り込みました。その瞬間、師父がそばにいてくださり、力を与えてくださっていると感じたので、自分は独りではないと自信がつきました。そして、先生たちの背後にいる邪悪がどんどん消えていくのがわかります。私は始終、微笑みを浮かべていました。自分は大法に泥を塗っていないと内心とても嬉しかったのです。

 しばらくして、教頭先生に「もう、クラスに戻りなさい」と言われ、それ以降、先生たちは一度も私を呼び出したことがありません。今回の出来事は正義と邪悪の戦いであり、自分に与えられた師父と大法を信じるかどうかの試練であると後になって悟りました。

 幼い頃は考えが純粋で、夜、資料を配りに出かける前、母に怖いかどうかを尋ねられた時、「この命は師父がくれたもので、怖くなんかない!」と答えました。しかし、成長していくにつれて、常人社会の汚染により、時々怠けて、思想も幼い頃のように純粋でなくなりましたし、勇猛精進もしなくなったのです。今回の出来事は私への警報です。生徒だからと言って学業が忙しいことを、怠惰と安逸の言い訳にしてはいけません。私は堅い信念を持って最後までこの修煉の道をしっかりと歩み、合格できる子供弟子になります!

 二、入試会場で起きた奇跡

 小さい頃、学法においても、煉功においても、非常に真面目で純粋だったため、学校のテストや試験では毎回クラスのトップ3に入っていました。しかしながら、成長していくと、目的がどんどん純粋でなくなります。法をしっかり勉強し、煉功もしっかりやるのは試験でいい結果を出すためで、何かを求める心を抱いていたのです。師父と大法を信じる心も100パーセントではなくなったので、このことが直接試験の結果に表れてきました。「あなたが精進している時、テストでいい結果が出せるけど、点数が悪いと、精進していないことになるわね」と母親に言われた時、私は何も言い返しませんでした。しかし、内心はとても不服でした。「今回は例外だからいいの、次にきちんと学法すればきっといい結果が出るわ」と思ったのです。しかし、このように順位ばかりを求め、学法を二の次においてしまったので、成績がどんどん悪くなっていきました。

 こうして、順位を争うことで心身とも疲労困憊してしまい、ますます悪くなっていく成績表を見て、私は困惑しました。以前は1位を取るなど楽勝だったのに、なぜ今は点数がこれほど低いのでしょうか。内に向けて自分を探したところ、たくさんの人心に気づきました。子供弟子として、師父が智慧を授けてくださったのは、常人の中で1位や2位を争うためではありません。まして、勉強は常人社会に合わせるための形式でしかないのです。我々がやらなければならないのは自分の修煉と衆生を救うことです。本末転倒してどうするのですか。闘争心や名利心を全く取り除かないで、その上、常に言い訳を探して法を学ばず、遊んだり、安逸ばかりを求めていたのです。

 私自身には何の力もなく、師父が力を与えてくださいます。それなら一体何を求めているのでしょうか。心を入れ替えて、執着心を取り除き、毎日『洪吟』を暗唱し、時間さえあれば法を学ぶようにしました。自制する力が無いので、両親に自分の言動を見てもらい、注意してもらいました。すると、執着心が少しずつ薄れていきました。ある日、国語のテストで、穴埋め問題のところで、詩を書かなければならないのですが、どうしても思い出せません。その時、「師父がおられるから大丈夫。名利心を取り除けばすぐに思い出せるはず」と心の中で自分自身に言い聞かせ、他の問題から答えていきました。すると、チャイムが鳴る何分か前に、ふと思い出したのですぐに書きました。解答用紙を提出した後、教科書を開いて自分が書いた答えと照らし合わせたところ、完璧に合っていました。これは、私が執着心を取り除いたから、師父が励ましてくださったのです。正に、「執着を放下すれば舟は軽くて快く進み、人心が重ければ海洋を渡ることは難しい」[1]です。その結果、クラスで3位を取ることができました。私が体験したことと似たようなことを経験している子供弟子たちに伝えたいことがあります。それは、目の前の幻に、あるいは、常人のことなどに執着せず、精進して実修することこそ最も重要であるということです!!

 三、100パーセント師父と大法を信じれば、奇跡は自ずとやってくる

 初めて大法の新年のハガキを配ったのは、まだ12歳の時でした。当地に絵ハガキを作れる同修がいないため、いつの間にか私が「技術専門の担当者」になったのです。これも全て大法が起こした奇跡なのです。

 ある年の旧正月の後、当地用の真相DVDを皆で作ろうとしました。しかし、明慧ネットでダウンロードしたサイズがDVDの内容量より大きい為、配るどころか、作ることもできません。けれども、再び町に行って注文しようにも多大な時間を必要とし、お金ももったいないので、「あなたがやってみて、あなたならできるわ。私たちも師父にお願いしてみる」と母親に言われました。それから、私がWordを使ってあちこちを調整する間中、両親は隣で発正念してくれました。1、2回目のダウンロードは失敗しましたが、なんと3回目は成功したのです! 「どうやったの?」と母親に聞かれましたが、実をいうと私もよく分かりません。きっと師父が私の手を借りてやってくださったのだと思います。

 その後、図面やサイズなどの技術を必要とする時、同修たちは私に頼むようになりました。毎回、私も自分がどうやったのかは全く分かりません。100パーセント師父と大法を信じていれば、奇跡は必ず起きると悟りました。「弟子の正念足りれば 師に回天の力有り」[2]なのです。堅い正念を持ていれば、一見不可能に見えても、きっと師父が助けてくださるでしょう。今回のことを通じ、これからもしっかりと修煉していく決心がつきました。大法は万能なのですから。

 身近に起きた奇跡はまだまだたくさんあります。幸運に恵まれて大法弟子になることができ、これまでの長い歳月の中、ずっと大法と離れず、ともに歩んできました。何かに執着している時は、師父が様々な方法で悟らせてくださいました。精進していない時、そして、崖淵まで行って危うい時、いつも、いつも引っ張っり上げてくださり、助けてくださった師父に感謝いたします!! また、常人の子供たちのように悪い習慣を身に着けることもなく、大法の純正さを全身に浴びながら成長し、心を浄化して下さった師父と大法に本当に感謝いたします!!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作: 『精進要旨二』「心自明」
 [2] 李洪志師父の詩: 『洪吟二』「師徒恩」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/2/351965.html)
 
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