広東の林麗珍さんが拘束され、救出に行った家族に暴力
■ 印刷版
 

 明慧日本2017年8月27日】法輪功学習者・林麗珍さんは、今年8月19日午後、広東省茂名市電白区で真相を伝えていた時に、真相の分からない人に通報され、黄嶺鎮派出所の警官により連行された。数時間後、電白区水東鎮綜治弁(綜合治理弁公室)の役人、派出所の警官数人は林さんの自宅を訪れ、ドアを叩いたが、家の中にいた林さんの妹は「面識のない人なので、ドアを開けません」と言って、来訪者の入室を拒否したため、数人の警官らは立ち去った。

 午後5時半ごろ、林さんの安否を確認するため、家族3人は派出所に行った。

 派出所の所長は横柄な態度で林さんの家族を外に追い払い、「ここは共産党員が訪れる場所で、お前達を歓迎しない」と言った。

 家族は交渉しようとしたが、所長は電話で上層部に自分の所属の派出所のことを報告していた。上層部の者が所長に、「林の息子を逮捕しろ」と指示した。そこで所長は数人の警官らを率いて派出所の外に飛び出し、林さんの息子・呉朝棋さんを逮捕しようとした。警官4人と私服の警官1人は呉さんを派出所内に引き摺り込み、倒してから地面に抑えつけ、殴打した。呉さんは地面に衝突して右側の頭部が腫れあがり、鼻血が出た。

 「なぜ関係のない俺まで、逮捕するのか!」と質問した呉さんに対して、所長は怒鳴りながら呉さんの首を強く掴み、「警官に対する公務執行妨害で逮捕する」と叫んだ。

 呉さんは尋問室に入れられ、手を背中に回され手錠をかけられた。協力しなかった呉さんは、何度も暴力を振るわれた。

 隣の部屋で取り調べを受けていた林さんに、息子の悲痛な声が聞こえ、「暴力をやめるように!」と警官に懇願した。その後しばらくして、林さんと息子の呉さんも冷静になり、警官に真相を伝えた。

 その日の午後9時、呉さんは解放された。所長の事務室に、電白区綜治弁主任と1人の事務員、水東鎮派出所所長と1人の警官、水東鎮市役所役員1人が招集された。呉さんに彼らは、「上層部の命令で、公務執行妨害をしたため、お前を迎えに来た」と言った。

 午後11時50分ごろ、上述の役人らの保護のもとで、呉さんは家に帰った。

 林さんは19日から断食を始め、自分に対する迫害に反対し抗議をした。現在、林さんは電白区第二留置場に身柄を拘束されている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/21/352801.html)
 
関連文章