李玉君さんの解放を求め 山東省竜口市500人以上が署名
■ 印刷版
 

 【明慧日本2017年8月29日】山東省竜口(りゅうこう)市の法輪功学習者・李玉君さん(63歳女性)は、連行されて留置場に拘禁された。留置場の劣悪な環境で、李さんは成人スティル病(発熱、皮疹、関節症状を主な症状とする全身性の炎症疾患)が再発した。そのため、家族は弁護士を依頼し、李さんの解放を求めたが、各部門の関係者は責任をなすりつけた。

 竜口市に住む人々が李さんの状況を聞いて、すぐに署名を集め拇印を押して、李さんの解放を求めて、公開し声援した。


山東省竜口市の500人以上が署名

 

  李さんは新嘉鎮諸高炉村に在住で、1976年に労働災害に遭って、障害を負った。両足の太さと長さが違っており、両杖を使って生活しなければならなくなった。そのうえ、成人スティル病を持っているため、自立生活が困難だった。生きるため、アヘンを採集できる植物を買って来て、食べたりして苦痛を減らしていた。

 

 しかし、1996年、李さんは法輪功を学んで持病が治った。

 先月5日午後、新嘉派出所の警官数人は李さんの家にやって来て、不当に侵入し、李さんの家にある法輪功書籍や法輪功真相資料を見つけた。そこで、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官を呼んで来て、李さんを連行して、張家溝留置所に送った。

 翌日、李さんは刑事拘留され、煙台留置場に移送された。

 7月10日、李さんの娘が母親と面会することを、雇った弁護士に頼んだ。留置場内に蚊もいっぱいて、とても暑く、何の措置も取らないため、李さんは狭心症を起こし、指や全身の皮膚を痛め、眩暈(めまい)で倒れたと弁護士から聞いた。それを聞いた家族は、李さんのことをとても心配した。

 7月13日、李さんの案件は竜口検察院に送られた。

 7月20日、検察院の人員は李さんの家族に電話し、李さんに逮捕状を出したことを話した。しかしその後、李さんの案件を国保大隊に差し戻した。

 7月25日、弁護士は「弁護士意見書」を持って、国保大隊に行き、案件の担当者に会おうと思ったが、担当者2人に、「ほかの地方の会議に参加している」との理由で、会うことを拒まれた。仕方がなく、弁護士はその意見書を担当者に郵送した。

 7月31日、警官は再度、李さんの案件を検察院の公訴科に渡した。

 8月10日、弁護士は李さんと2回目の面会をした。李さんは「法輪功を学ぶ前の持病が再発しました。狭い部屋に16、17人が入れられて、その上とても暑いのです。煉功したいのですが、煉功すると、手錠をかけられるので、煉功できません。それで、今は全身に力が入らず、全身の皮膚も痛くて、高血圧症も現れ、眩暈もしています」と話した。

 1カ月来、警官や検察官らが数回も李さんを尋問したが、その時、李さんの持病が再発したことなど無視したという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/14/352490.html)
 
関連文章