河北唐山市の学習者王宝山さん 留置場に拘禁され続ける
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  【明慧日本2017年9月6日】河北省唐山市の法輪功学習者・王宝山さんは7月、警官に連行されて拘禁され、50数日経った。この間、豊潤区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)と永済街派出所の警官は、王さんに罪をかぶせるため、王さんの妻と息子や、近隣の人に王さんのことについていろいろと聞き回った。

 8月5日夜7時、警官は王さんの息子を派出所に呼び出し、1時間以上尋問した。その後も、警官は王さんの家に行き、ドアを叩いたが息子はドアを開けなかった。

 最近、警官は王さんが住むアパートに行き、1階から3階までの住民に、王さん夫婦は誰と接触しているのかなどのことを聞いて回った。王さんの家族は精神的にも強い圧力を感じた。

 7月3日午前、唐山市公安局の国保大隊と派出所の警官は王さんの勤め先に行き、仕事中の王さんを連行し、王さんの自宅の鍵、乗用車の鍵を押収した。そして、警官は王さんの家族が誰もいないとき、家に不法に侵入し、パソコン、プリンター、息子の結婚用と生活用に置いてあった現金約8万元を押収した。

 当日の午後、王さんの妻(法輪功を学んでいない)が買い物から帰宅したが、警官に連行された。妻が所持している携帯電話、買い物して残ったお金3元までも押収された。妻は5時間ほど尋問されて帰宅した。

 翌日、家族は王さんが唐山市拘留所に拘禁されていることを知って、面会に行ったが、許されなかった。そして、家族は国保大隊の大隊長に電話をかけたが、王さんの家族だと名乗った途端に切られてしまった。

 5日、拘留所の面会日なので、家族は再び面会に行ったが、拘留所の警官に「王の案件は『重要案件』だから、上からの命令で、面会ができない」と言われた。

 7月18日、家族と友人たちは拘留所に王さんを迎えに行った。拘留所の人が「案件の担当者と話し合ってください。それでないと、釈放できない」と言われた。10時ごろ、公安局のプレート翼B-3985のワンボックスカーが拘留所に入って来た。その後、その車に乗っていた国保大隊の副大隊長が拘留所から出て来たので、家族と友人は副大隊長に話しかけようとしたが、副大隊長が電話でパトカーを呼んだ。パトカーから3人の警官が降りてきて、家族と友人の写真を撮った。その後、家族は王さんの行方を聞いたが、「豊潤留置場にいる」と返答された。

 家族はすぐ、豊潤留置場と拘留所に行ったが、王さんはいなかった。午後2時過ぎ、警官は王さんの妻に、「行政拘留書」を渡し、王さんが豊潤留置場に拘禁されていると言った。

 王さんは最高裁判所と最高検察庁に法輪功迫害を引き起こした江沢民を告訴した後、2015年12月18日に連行され、15日間拘留された。王さんは警官の不法行為を関係部門に訴えようとしたが、受理されなかったという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/24/352919.html)
 
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