裁判所・ 検察院が差し戻した案件の劉猛さん未解放
【明慧日本2017年10月20日】8カ月以上行方不明になっていた吉林省白城市の法輪功学習者・劉猛さん(50代)は、最近の情報筋によると、今年6月15日、白城市洮北区裁判所で不当な裁判を受けた。裁判所は判決を下さない方針で、検察院も案件の公文書を差し戻したが、劉さんは依然として不当に拘禁されたままでいる。
劉さんは、元白城市職業技術学院の職員で、法輪功を学び、真・善・忍の理念に従って良い人になるため努めていたが、それだけの理由で、かつて懲役4年の不当な判決を下されたことがあり、勤務先に公職までも除名された。生計を維持するため、劉さんは大慶市で高校の数学の補習クラスを開いた。
今年1月9日、劉さんは大慶市から白城市に帰る際に、乗り換え地の大安北駅の待合室で、大安鉄道の警官に取り調べられ、携帯電話の中に煉功の音楽があったため、それだけで白城経開支局の幸福派出所に連行された。その後、白城留置場に移送され、今年の4月にまた大安留置場に拘禁された。
白城市の警官は、劉さんが携帯電話で友人グループに法輪功の情報を送信したという理由で、劉さんを裁判所へ起訴した。
今年1月9日以来、劉さんの家族や友人達は、まったく劉さんの行方を知らず、携帯電話は通じるが、先方が出ない状態のままである。
現在、劉さんは拘禁されて8カ月以上経過した。聞くところによると、直接かかわる白城市の警官は、劉さんを釈放しようとせず、証拠を作って引き続き罪に陥れようとしている。