【明慧日本2017年11月28日】黒竜江省牡丹江市の法輪功学習者・戴啓鴻さんは、断食をして迫害に抗議したため、再び重体に陥り、病院に送られて応急手当を受けた。戴さんが連行されてからわずか90日も経たないうちに、2回目の応急手当となった。
戴さんの家族は法曹機関係者に脅かされ、面会に行く勇気がなくなった。一方、刑務所と病院側は詳細について何も言えないと言い、戴さんの状況は不明である。
牡丹江公安病院はこれまで何度も法輪功学習者への迫害に加担し、健康な学習者が理由もなく、死亡してしまったケースが度々あった。
昨年4月、牡丹江の学習者・高一喜さんは市公安病院で43時間入院し、2日にわたって、全身の検査を受けた結果、その後死亡した。
今年8月31日、戴さんと学習者・趙群家さんは、市新華支局の警官に尾行され、身柄を拘束された。
9月初め、戴さんは断食で迫害に抵抗したため、重体に陥った。初めて公安病院に送られ、応急手当を受けた。しかし、病院側は戴さんの身体の状態を明らかにせず、面会も禁じた。
戴さんの後に連行された趙群さん、高順テイさん、李洪森さんの3人は同じ留置場で拘禁されたが、誰もが戴さんの状況がわからないという。
戴さんは市刑務所の元警官だった。法輪功を学んでいるという理由で数回にわたって迫害された。
2008年3月20日、戴さんは市の空港の近くで、法輪功の文言が書かれた資料を配布したという理由だけで、身柄を拘束されて留置場に拘禁された。
2009年1月20日、市西安区裁判所は戴さんに、懲役5年の不当な判決を宣告した。戴さんはジャムス刑務所で殴打された上に、電気ショックや苦役的な労働を強いられ、灌食などの迫害を受けた。その結果、身体は大きなダメージを受けた。
昨年7月21日、戴さんは迫害されて他界した学習者の高一喜さんの自宅を訪ねた時、不当に連行され、15日間拘禁された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)