雲南省第一刑務所 元副院長の病状を隠ぺい
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 【明慧日本2017年12月2日】雲南省林業中心病院の元副院長で、法輪功学習者・葉保福さん(68歳男性)は不当に連行され、留置場と刑務所の迫害により、今年9月5日に突然脳梗塞を発症した。しかし、雲南省第一刑務所は葉さんの家族に葉さんの病状を告げず、家族の葉さんとの面会要求を色々な口実で拒否した。

 葉さん一家3人は、2012年5月4日、昆明市五華区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官により連行された。その後、葉さんは懲役6年の実刑判決、妻・楊明清さんと娘・葉茂均さんはともに懲役4年の実刑判決を言い渡された。昨年5月、妻と娘が帰宅できたが、葉さんはいまだに第一刑務所に拘禁されている。

 9月12日、妻は刑務所に連絡し、葉さんとの面会を求めたが、いつもと違って、刑務所側に面会ができないと拒絶された。「なぜ面会ができないのですか?」と聞くと、「十九大」(中国共産党第十九回全国代表大会)を開くから、安全を強化するためだと言われた。しかし、面会の申請書、身分証明書、関係証明書のコピーを送ってくださいとも言われた。親子はそれらの書類を揃えて刑務所に送ったが、面会の通知を持ってくださいと言われた。通知がなかなか来なかったので、親子は9月28日、刑務所へ行って面会を求めた。「10月9日にまた連絡してきて、十九大が終わったら面会ができる」と刑務所側の人が言った。

 10月30日、親子はまだ通知が来ていないことを刑務所に連絡した。そして、11月7日になって、やっと、面会を許された。葉さんは受刑者1人に支えられて、面会室に来た。

 葉さんの話によると、9月5日に突然、めまい、四肢麻痺の症状が現れ、雲南省刑務所管理局中心病院に搬送されて検査を受けた。9月7日にまた、昆明市延安病院、昆明医科大学第二附属病院に搬送されて検査を受けた。その結果、脳萎縮、脳梗塞などと診断された。治療中、葉さんは高血圧症の合併症になり、高熱を出した。現在、葉さんは少し回復したものの、言語障害、麻痺の後遺症が残っている。

 葉さんは2012年に連行されたとき、血圧が180mmHgまで上昇し、留置場側に入所を断られたが、国保大隊の警官が裏工作をし、葉さんを無理やり刑務所に入れた。留置場と刑務所に拘禁されている間、葉さんは高血圧症、不整脈などの症状で数回も病院に搬送されて治療を受けた。妻は留置場に拘禁されていたときの葉さんの病状告知書を受け取ったことがある。

 現在、妻と娘は法律に基づき、刑務所側に葉さんの「重病のための服役中の一時出所」の申請をしたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/21/356939.html)
 
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