文/中国の大法弟子
【明慧日本2017年12月10日】私たちは法輪功の真相を伝える時、真相を聞かない人や傲慢な人によく出会います。ときにはこのような人は救うことができないと思って諦めます。実は彼らの現れはその生命の本性の現れではありません。師父はそのことを私を悟らせてくださり、衆生が済度されることをいかに待ち望んでいるか見せてくださいました。
2001年、中国共産党は「天安門焼身自殺」の茶番劇を演出し、世の人々を毒害しました。一度祝日に親族が集まった時、私は「焼身自殺は人を騙すものです。私達修煉者は殺生もしないし、自殺もしません。焼身自殺はただ中国共産党が私たちに罪を着せ、迫害するために作り出したものです」と説明しました。しかし彼らは聞く耳を持たないばかりか、聞き苦しい言葉をたくさん言いました。特に二番目の叔父にこっぴどく叱られて、辛い思いをし、私は当時ずっと泣いていました。
夜、家に戻ってから、このような人が救われるなんてあり得るだろうかと思いました。彼らに真相を伝えたのに、聞かないばかりか私を叱りました。真相は伝えたので、大事にしないのならそれも彼らの選択だから、後は成り行きに任せようと思いながら寝ました。恐らく師父は私に慈悲心が足りず、虚像に惑わされているのをご覧になり、夢の中で悟らせてくださいました。
夢の中で私は自転車に乗って山坂を登っていました。あまりにも大変だったので振り返ってみると、二番目のおばさんとその夫が自転車のバックシートに座っていました。私は心のなかで「1人で登るのも難しいのに、あなた達2人を後ろに乗せたら更に苦しい。私がなぜあなた達を乗せて行かなければならないのか? ここで降ろしたほうがましではないか? 自分1人で行った方が手間が省ける」と考えました。ちょうどその時後ろの2人が口を揃えて「私たちをおいて行かないで。あなたを応援しています」と叫びました。そして一斉に「頑張れ、頑張れ、頑張れ」と叫びました。
目を覚ましても、この意味がよく分かりませんでした。なぜ彼らの現れは昼間の時と全く違うのでしょうか? 絶えず学法するにしたがって、夢で見たことは彼らの本性の一面の現れだと分かりました。
その後のある時期、私は常に同僚たちに真相を伝えましたが、聞く人がいれば、聞かない人もいました。そこでまた夢を見ました。夢の中で私はまた山を登っていました。腰には縄が結ばれていました。それはとても長く、山の下まで伸びていました。縄のそばには人がいっぱい立っていて、全員が手で縄を掴んでいました。私は一目で彼らは自分の同僚であり、多くは私がまだ真相を伝えていない人だと分かりました。私が一歩登るたびに彼らも私について一歩踏み出します。しかも登りながら「頑張れ、頑張れ」と叫んでいました。本来少し疲れていた私ですが、彼らの励ましの声を聞くと、すぐに全身に力が入りました。彼らの期待に満ちた眼差しを見て、私はいくら疲れてもやりがいがあると考えました。
これらの夢は私の脳裏に刻まれて、何年過ぎても、毎度疲れを感じる時、その期待に満ちた眼差しが目の前に浮かんでくるのです。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2017/12/7/166664.html)