【明慧日本2017年12月30日】2017年世界人権デーの2日前、12月8日と9日の2日間、ドイツ・フランクフルトの法輪功学習者(以下・学習者)は市中心部にある中国領事館の前で、世界各地から訪れた観光客、特に中国からの観光客ならびに当地の市民に、法輪功が受けている中共からの迫害を伝え、迫害に反対して収容されている学習者の救出署名を行い、迫害で死亡した学習者へのキャンドル追悼会を行なった。
キャンドル追悼会、迫害で死亡した学習者を悼む
12月の夕方7時から9時まで、フランクフルトの学習者は市中心部にあるクリスマスマーケットと商業中心地域でキャンドル追悼会を開き、18年来中共の迫害で死亡した学習者を追悼した。
当日の夕方は非常に寒く、前日に降った大雪の寒気が人を襲った。夜空に法輪功の「普度」、「済世」の音楽に伴い、学習者は静かに地面に座り、中共の迫害で死亡した学習者の遺影を持ち、表情は重いが穏やかだった。人々は目の前の情景に驚愕した。多くの人は不可解な悲哀のまなざしで、写真を撮り続ける人、展示パネルに見入る人、学習者への迫害についての説明を聞く人々がいた。
異なる民族の市民は展示ブースを訪れて、寒風が吹く中で署名を待った。
中国領事館の前で迫害停止を呼びかける
12月8日午前10時から12時まで、一部の学習者は中国領事館の前で、中共による法輪功に対する迫害の抗議集会を開き、学習者の生体から臓器狩りが行われている犯罪行為を暴露し「法輪功への迫害を停止せよ」、「法輪功学習者からの臓器狩りを停止せよ」の横断幕を掲げた。
厳しい寒さの中、学習者は静かに煉功した。16年来、風や雨の日も、酷暑厳冬の日も、フランクフルトの学習者は中国領事館の前で中共の法輪功に対する迫害の暴行に抗議し続けている。79歳の学習者のエグバートさんは毎週金曜日に横断幕や煉功音楽を持って中国領事館の前にやってきて、ほかの同修と一緒に中共の迫害に抗議している。
学習者救出の署名を行なう
明慧ネットの報道によると、2017年だけで1万人以上の学習者が強制連行され、そのうち800人が不当な判決を受けている。12月9日午後3時から、行なったキャンドル追悼会と同じ場所で、北京の学習者の田豊さんの救出活動を行なった。彼は同修の家に居たところ、北京石景山広宁派出所の警官らに強制連行され、法輪功のDVDを持っていたことを理由に、北京公安局石景山支局に拘留されている。
田さんを救出するため、フランクフルトの「国際人権組織」(IGFM)は学習者のハガキによる救出活動を支持。ハガキには田さんが受けている迫害の事実、釈放を呼びかける中文とドイツ文が印刷されている。受取人は田さんを拘留している派出所の所長の名前になっている。送付する人々は自分の住所と名前を記入するだけで中国に送ることができる。
多くの民衆はハガキによる救出活動を理解したのち、ハガキに名前や住所を記入した。彼らは学習者に必ず中国に届くことを願って田さんの釈放を希望した。
中国人に向けて真相を伝える
12月9日、学習者は市中心部の繁華街ベルリン大通りに展示ブースを設けた。ここは中国人観光客が必ず通る路である。彼らは「法輪大法は素晴らしい」、「真・善・忍は素晴らしい」、「中国は中共ではない」との横断幕を掲げ、中国語と英語で書かれているパネルを並べた。展示ブースの正面は中国人観光客のバスの乗降場所であり、群れになって彼らが展示ブースを通る際、足を止めて見る人、さっそく写真を撮り始める人、さらにお互いにひそかに声をかけ、「見てごらん! 法輪功だよ!」と話しいた。
ベルリン大通りの両側に数件の中華料理店と免税店があり、中国人観光客が必ず立ち寄る場所である。彼らは人を待つため、あるいはおしゃべりをするため店の外に集まる。このとき、学習者はパネルを持って彼らに新聞を配布し、あるいは真相をスピーカーで流している。
西洋人学習者のジャンヌルカ(Gianluca)さんは長年来、ここで中国人の観光客を相手に、真相パネルを見せ、放送を聞かせ、中国人だと思うと友好的に、「こんにちは! あなたは中国人ですか?」と話しかけた。中国人が彼を見て微笑むと、彼は放送を聞かせる。「あなたの心が穏やかであれば、中国人は拒否することなく、彼らは、あなたが真心で彼らのために考えていると感じ、彼らは放送を聞くのです」と話した。
法輪功を支持する少年たち
西洋人学習者のディマ・グスコフス(Dima Guskovs)さん とサバイン・リブリング(Sabine Rebling)さんは周辺の都市から活動に参加している。グスコフスさんはこの活動に参加することができて嬉しく思い、こんなに多くの正義感のある人、法輪功に好感を持つ人に出会えると思わなかったという。彼が言うには、10歳ぐらいの2人の男の子は彼に法輪功とは何か? 中共はなぜ法輪功を迫害しているのかと尋ねた。寒い中で2人は説明を真面目に聞いていた。そして2人は私と一緒に資料を配りたいという。グスコフスさんは「私は思いもしなかったのですが、あのような寒さの中、2人は休まずに資料を配り続けました。2人が帰る時資料を手に、私に、同級生にも真相を知ってもらいたいと話してくれました」と話した。
8年来、西洋人学習者のサバイン・リブリング(Sabina Rebling)さんは、毎週土曜日にフランクフルトの真相伝えの活動に参加している。数年前と比べて今は多くの人が真相が知っているという。「ある人たちは来てからすぐ署名し、真相を知っていると話しました」
「多くの人は署名したのち、ありがとう、ありがとう、あなたたちが行なっていることは正し! と話すのです」