明慧法会|市人民代表大会が脱党に同意「すべての市で初」
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文/中国の大法弟子

 【明慧ネット2018年2月13日】

 慈悲なる師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 明慧ネットで年に一度の大陸大法弟子ネット法会が始まり、大法の中の一粒子として、1年間、三つのことを着実に行ってきました。めざましい勢いで法が正されていることに伴って、師父は巨大な犠牲を払って時間を延長してくださいました。弟子は無上の崇敬の念を以って修煉の中の体験を書き、師父にご報告するとともに、同修の皆さんと交流したいと思います。

 局面を切り開き 真相を伝え人を救う

 私は技師で、政府部門の某局で仕事をしています。1998年に修煉を始め、この千載一遇の機会をとても大切にしており、大法修煉の中で落ち着いて心性を向上させてきました。しかし「7.20」の迫害が起こった後、しばらくの間困惑し、意気消沈しました。ですが、大法は道しるべの灯であるので、心の困惑を取り除き、師が法を正すことを手伝い、衆生を救い済度する潮流の中に入りました。

 政府部門の名利心は重く、さらに、大部分が中国共産党に入っているので、党文化の毒害を受けた被災地域です。私も共産党に入っており、大紀元のホームページで「三退」を声明しましたが、職場の職員の目には私はやはり共産党の党員と映っていました。「党員」という身分はまるで一つの汚点のように、私の心から取り除くことはできませんでした。

 私は「政府部門の職員があることを処理する時、もしそれが敏感な問題であれば職員たちは通常圧力を感じ、処理しようとせず、誰も打たれるべく『出るくい』になろうとはしない」ということに気が付きました。しかし、もし別の職場で事例を参照できるのであれば、職員たちはそれをまねて行います。ですから、何かの先頭に立つ者になることはとても困難な事でした。

 職場の副局長2人と各事務所の主な責任者、および職員の「三退」人数が総数の半分を超えた時、機縁が成熟したと感じ、局面を打開し、後から来る人が参照できる道を歩もうと考えました。

 2010年、私は脱党のための按排手順を研究し、第1歩は、党費を納めるのを断ることから始めることにしました。しかし、私が党費を納めないことに対して、職場のリーダーはどのように行えば良いのかがわからず、慌てました。そこで、私は忍耐強く職場のリーダーたちに教えました。私は「党規約には規定があり『入党は自らの意志で、脱退も個人の自由意志』となっていますので、この按排手順に従って行ってください」と言い、さらに、私は党文化の考えに沿って「私が『党費を納めない』ということは信仰が変わること、つまり『革命の意志が動揺する』ことに属します。組織が私を救うのなら、人を派遣してもらって私と相談をし、相談しても効果がなければ、今度は支部会議で討論と評議をし、最後は上級党委員会に報告して同意をもらい、組織部門に記録を取ってもらってください」と言いました。

 組織のリーダーたちは私が話した方法で行うことになりました。そして、局長、共産党書記、事務室主任と別々に話し合い、真相を伝え、共産党の本質を話しました。すると、書記と主任は基本的に受け入れましたが、局長だけは反応が大きく、局長は党委員会書記であり書記の仕事には関わらなければならない、と言いました。そこで、私は「真相を伝えることはマスターキーである」と思い、普段はただ仕事で接触するだけでこの話題とは縁がなかったので、なぜ脱党しなければならないのかを局長に伝えました。最後まで話すと、局長は「帰ってもう一度考えてくれ、考える仕事は1日でできるものではない、党費を納めたくないのなら納めなくてもいいが、このことは後で話そう」と言いました。

 その後、同僚が話してくれたところによると、財務課は毎月私の党費を付け加えている、ということでした。それを聞いて、私は「誤魔化すこと、それが彼らの仕事だ」と冷たく笑いました。

 「脱党申請」を提出する

 数年後、新しい局長に変わり、共産党書記も新しく任命されました。この書記は「三退」したことがあり、党費のことで私に尋ねて来たので、その過程を伝え、正式に「脱党申請」を提出したことを伝えました。

 「脱党申請」は別の形で真相を伝えることであり、共産党を暴露し真相を伝える手紙でもありました。書記は私の「脱党申請」を承諾し「処理できますので「脱党申請」を持ってきてください、局長と研究します」と言いました。1カ月後、私は書記に「私の件はどうなりましたでしょうか? どうして音沙汰がないのでしょうか?」と尋ねました。すると書記はちょっと笑って「私は書記になったばかりでよくわからないので、あなたの申請を受け付けるべきではないと思う」と話しました。

 「脱党申請」を再び手渡す

 2年が過ぎ、また新しい局長が転任して来て、新しい書記も任命されましたが、この書記は党文化の毒害を深く受けており、真相を伝えるといつも頭を揺り動かしながら「あなたの言うことも信じられるが、完全に信じるわけにはいかない」と言いました。

 私は再び「脱党申請」を提出しました。すると、前任者と同じように、口頭で「処理するが、局長と相談しなければならない」と答えました。そして、長い時間が経っても、やはり音沙汰がありませんでした。

 希望がゼロになりかけた時、転機が訪れました。組織部が党員の問題を取り除くことに関する通知文章を通達した、と聞いたのです。これは私にとってよい知らせでした。

 私は書記の事務室に二度行き、最終的に書記は組織部に聞いてみることを決心しました。そして組織部は「書類の要求通りに脱党することはできるが、行程としてはまず2人以上が思想教育を行い、その後、党員会議で検討し、最後に党委員会を開いて同意し、組織部に報告して記録を取らなければならない。政府部門での脱党はすべての市で初であり、参照がないので慎重に取り扱わなければならない」と返事しました。

 職場での話し合いによる決定に私は参加せず、全局でたった19人しか投票に参加せず、私は反対票13票と賛成票6票を獲得しました。その結果を知り、私は同僚に「各職場で反対票を入れるように事前に通知が来ませんでしたか? あなたたちが反対票に入れると、私の脱党は通過できません」と尋ねました。するとすぐに、1人の同僚がポケットから審査票を取り出し「私は投票せず持ち帰ってきました。19票は嘘じゃないですか、誰が投票したんですか?」。すると、同僚たちはハハハと大笑いし「共産党員がやったんだろう」

 数日後、職場で政治活動の仕事をしている同修が「あなたの脱党は了承され、私たちの市には2人(脱党の合意を得た)おり、もう1人は企業なので状況はあなたと違います。政府部門で脱党の了承を得た者は過去におらず、やはりあなたが最初です」と伝えてくれました。

 師父は「大法弟子はほかでもなく、正々堂々と大法弟子が行うべきことを行い、何かに頼りたいという考えもなければ、邪悪もあなたの隙に乗じる勇気はありません。悪いものはあなたを見てすぐ逃げてしまいます。なぜならば、あなたにいかなる邪悪に乗じられる隙もないからです」と説かれました。

 1人の大法弟子として、この正と邪の戦いの中で私が行ったことは最も正しいことであり「その過程がどんなに曲折して苦労しても、大法の要求に従って正しく行いさえすれば、最終的に正義は必ず邪悪に勝つ」ということがわかりました。

 心に悔みなし

 師父の見事な按排によって、私の脱党の件を処理し終えると書記は転勤になってしまい、書記の事務室は空になりました。職場の第一副局長が政治活動とオフィスワークを兼任しました。副局長は以前「三退」していたので、私との個人的な付き合いが比較的良く、私の脱党のことに対して以前と同じようにずっと努力してくれていましたが、やはり財務課を通して党費が納められており、副局長は「共産党が人をいじめる手段は多く、信用できず、このようなやり方には同意できない」と言いました。

 私が副局長と交流しに行くと、最後に副局長は会議への参加を拒絶し、意見を言いませんでした。そして、私が書記の事務室を見たいと伝えた時、副局長はすぐに私が何をしたいのかを理解し「鍵は事務室の主任の所にある、だから彼から鍵をもらえばいい、私が言ったと言えば彼は鍵を渡すはずだ」と指摘してくれました。

 事務室の主任は真相の一部を理解しており、主任は「法輪功はいずれは無罪を勝ち取るはずだ」と言いました。そこで私は「共産党が佛法弟子を迫害している罪悪は大きすぎるため、それが無実を求める資格はなく、天がそれを滅します」と伝えると、最後に主任は「三退」に同意しました。主任は臆病で、ネット封鎖突破ソフトを使ってニュースを見ようとしなかったので、いつも私の所に座り、中央政府による汚職を懲罰する運動の内幕を尋ねました。そして、私が事務所に鍵をもらいに行くと、主任はすぐに鍵を出して私に渡してくれました。

 そして、書記がいた事務所に行くとゆっくりと探し、市のテレビ局がその年に制作した大法を中傷するDVDを見つけ、そして、何年も前の文書も見つけ、それらの文書とDVDを集め、持って帰って廃棄しました。

 さらに、使われずにいた事務室があり、壁に大法を中傷する印刷紙面が掛けてあり、それは政法委員会(610弁公室を直轄する組織)が各職場にそれを製作して下げるよう強制したものでした。私はそれらの紙面を取り去って処分しました。職場に新しく加わった公務員の1人が来て手伝ってくれました。その公務員はさらに1冊の本を取り出し、私に手渡して「これはあなたが最も嫌いな人が書いた本です」と言いました。おかしなことに、誰が書いたものでしょうか? その本を受け取って見てみると、なんと江沢民の何かのアルバムでした。この公務員は真相を知って厳正に「三退」していました。

 衆生は目覚め、衆生はみな肯定的な態度を持っていました。

 ある時、他の部門のリーダーと一緒に食事をしました。同僚は私を指さしながらそのリーダーに「彼が脱党に成功した人です」と伝えました。すると、リーダーは敬意を示して「それは世界中で最も大きなマフィアだ! なんと性格の粗いところが全くない!」と言いました。

 同僚とリーダーは常人の角度から見て不思議に感じたようですが、実際、それはとても簡単なことでした。なぜなら、師父は「あなたは大法弟子なので、歴史上ほかの修煉者が完成できなかったことを完成させることができ、常人にはやり遂げられないことをやり遂げることができます。あなたは大法弟子であり、あなたには大法、未来の大法があります」[2]と説かれたからでした。

 私がどうして脱党を成し遂げることができたのか、それは私が大法弟子だからであり、鍵はここにあるのです。

 人を救うための新しい場所を転換する

 師父は再び見事な按排をしてくださいました。昨年、職場では他の職場を手伝う人を1人派遣することになり、折よく私が派遣されることになりました。私は事務所の主任の所に行き別れを言いました。主任は真相を知って「三退」していたので、私は主任に「ここですべきことは基本的にやりましたので、願いは解決しました」

 新しい職場で、私はすぐにあくせくすることから抜け出し、仕事を手伝い、きちんと仕事をしてもいい加減に仕事をしても新しい職場の人たちはみな文句はなく、行政的な拘束もなく、行いたい時に仕事を行い、基本的に3日で1週間の仕事をかたづけました。このようにして、私にはさらに多くの同修と接触するさらに多くの時間があり、三つのことをさらによりよく行いました。

 師父の恩恵に感謝し、私には時間があり、財力があり、車があり、技術があり、根気があり、私は師父の写真を仰ぎ見て心の中で「弟子は必ず大法の中で自分を向上させ、どんなに曲折と苦労が多くても、三つのことをしっかりと行い、全体を円融し、師父の慈悲なる救い済度に感謝いたします!」と申し上げました。

 慈悲偉大なる師父に感謝申し上げます! 合掌

 同修の皆さんに感謝いたします!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作: 『二〇〇五年サンフランシスコ法会での説法』
 [2] 李洪志師父の経文: 『二〇一五年ニューヨーク法会での説法』

 (明慧ネット第14回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/18/356177.html)
 
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