【明慧日本2018年2月18日】吉林省長春市の法輪功学習者の姚成旭さんは、今年1月30日午前9時半に、上海市奉賢区裁判所で不当に裁判にかけられ、懲役2年の実刑判決を宣告された。
姚さんは1963年生まれで、元大学教師であった。西安空軍工程大学を卒業後、長春空軍第二航空学校第4学部の教官となった姚さんは、大学の専門家チームのメンバーで、中国の航空事業に多大な貢献をした。
中国共産党が法輪功を迫害した後、姚さんは法輪功の修煉を堅持したため、迫害を受け、やむをえず大学を離れ、新たに職を探した。
2001年2月、黒龍江省牡丹江駅の改札口で、姚さんは法輪功の師父の写真を踏みつけるようにと強要されたが、姚さんはそれを拒否し、そして、師父の写真を拾い上げた。そのため、姚さんは連行され、殴打され、最後に牡丹江市留置場に移送され、不当に拘禁された。
その後、姚さんは深センに行ってアルバイトをしながら生計を立てたが、深センにいる間、1年間の労働教養を強要された。2011年に、姚さんは法輪功の真相資料を配ったため、上海市嘉定区裁判所から懲役4年の実刑判決を宣告された。
2018年1月30日、上海市奉賢区裁判所は人々に法輪功の真相資料を配った姚さんに対し、裁判を行い懲役2年の実刑判決を下した。裁判長の陳士龍は、公訴人は奉賢検察庁の周少鵬検察官で、弁護人は裁判所が任命した支援センターの弁護士であった。
裁判を行い休廷の間、裁判長は傍聴している610弁公室の人員と公訴人を呼び出し、裏で姚さんに対する量刑について相談をした。結果、姚さんは懲役2年の実刑判決を宣告された。このことから、中国共産党の法律は国民を騙し、法輪功を迫害する手段としたことが分かる。
裁判を行う中、司法官と検察官は法廷で公然と法輪功を誹謗中傷し、姚さんに法輪功をやめるように強要した。法廷で姚さんは1997年7月から法輪功を修煉し始め、修煉して2カ月後、体の病気が全部消えてなくなり、今でもとても健康であることを紹介し、法輪功の健康保持の効果は明らかであることを主張した。
姚さんは最後まで法輪功と決裂することをせず、彼は「なぜ法輪功を邪悪と決めつけるか理解できない。自分はいかなる法律の根拠も見ていない」と言った。しかし、姚さんの質問に対して、裁判長も公訴人も明確に答えなかった。
裁判を行う中、姚さんが法輪功の真相資料を配ることは法律の何条何項に抵触しているのか、どの法律の実施を破壊したのかについて全く触れず、さらに、姚さんはどの組織を利用して法律の実施を破壊したのか、どこの誰に客観的な傷害を与えたのかについても全く触れていなかった。
裁判は最初から最後まではっきりしない茶番劇だった。それは上海当局が公然と法律の看板を掲げて法律の尊厳を踏みにじり、人々の信仰の自由を剥奪する人権迫害のもう一つの実例であった。
ここでは、中国の警察署、検察庁、裁判所の人員に、直ちに法輪功学習者に対しての迫害を停止するようにと呼びかけ、これ以上、江沢民集団の生贄にならないように、そして、この迫害が清算された時、後悔しないよう、自らのためにまた家族のためにも、歩むべき正しい道を選択しておくよう警告したい。