武漢市の雷艶霞さんの家族が関係者を告発
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 【明慧日本2018年2月21日】湖北省武漢市硚口(きょうこう)区の法輪功学習者・雷艶霞さん(64歳女性)は昨年12月9日の朝、武漢市中山公園で私服警官により連行され、不当に5日間拘留された後、武漢市硚口区額頭湾洗脳班に2カ月間拘禁されている。

 家族は五十数日間にわたって解放を要求したが実現できず、最近、関連部門に関係者の違法行為を告発し、直ちに雷さんを無条件で解放するように訴えた。

 昨年12月9日朝8時半頃、雷さんは武漢市中山公園で1枚の法輪功迫害の真相DVDを受け取ったため、私服警官に連行され、濡れ衣を着せられて5日間拘留された。警官は家族に、12月15日に武漢市第一留置場まで雷さんを迎えに来るようにと知らせた。

 夫・肖さんは明け方に留置場まで妻を迎えに来たが、9時前に受付をした時、雷さんはまだ留置場に拘禁されていると言われた。待っている間に、1台の「総合に法律を執行する」と書かれた黒い乗用車がやって来て、車から数人の警官が下り、ビデオカメラで雷さんを迎えに来た夫を撮影した。9時過ぎに、受付の人が「雷さんは、すでに連れて行かれた」と教えてくれた。夫・肖さんは「誰に連れて行かれたのか」と聞くと、「硚口国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の人員に黒い乗用車で連れて行かれた」と言われた。

 肖さんは硚口区役所に駆けつけ、610弁公室に妻を返すようにと求めたが、入口で警備員に止められ、610弁公室の電話番号83426072だけを渡された。肖さんは何度も電話を掛けたが、繋がらなかったため、さらに硚口公安支局に行って、国保大隊に妻を返すようにと求めた。警備員は肖さんを中に入れてくれず、隣の投書陳情受付室に問い合わせをするようにと指示した。投書陳情受付室の女性警官は対応してくれたが、肖さんは妻の状況を伝えても、回答をもらえなかった。

 その後、硚口区漢水橋街阮家台社区(中国共産党の末端組織)の住民委員会は、肖さんに張公堤まで衣服を届けるようと知らせて来たため、雷さんが武漢市硚口区額頭湾洗脳班に拘禁されて迫害を受け続けていることが分かった。

 雷さんが連行されてからの五十数日間が経過し、夫・肖さんは毎日のように、硚口区区役所の防犯弁公室主任・雷沢明(硚口区610弁公室を管轄する洗脳班の担当者)や、硚口区漢水橋街総合管理弁公室の鄭主任、硚口区漢水橋街阮家台住民委員会などの政府部門の関係者に、雷さんの解放を求めたが、彼らはお互いに責任をなすりつけた。硚口区区役所の防犯弁公室主任・雷沢明は、会ってもくれず、電話に出ても適当にあしらった。硚口区漢水橋街総合治理弁公室の鄭主任は、部下に保証書を書かせ、を解放して、漢水橋街と社区が自ら教育して解決すると提案したが、硚口区防犯弁公室主任・雷沢明と洗脳班は今になっても雷さんを解放してくれない。

 肖さんは息子と嫁に心配をかけたくないため、事実を明かさず、母親(90)の介護もあって、1人で黙々とその苦しみに耐えて来た。肖さんは半白髪が50日間で真っ白になるまで心を痛めている。

 肝心な時、親戚や友人は肖さんに告発し陳情するように、12388番陳情窓口に電話をかけるようにとアドバイスしてくれた。肖さんが50日間にわたって、妻の解放を求める過程で、硚口区漢水橋街住民委員会の一部の職員も、無実の雷さんが迫害を受けた事実を知った後、肖さんに同情し、関係者の告発を支持してくれた。

 2018年1月31日、肖さんは12388番に陳情の電話をかけ、無実の妻が迫害された状況を告発し、直ちに雷さんを無条件で解放するようにと訴えた。12388番陳情窓口は「状況を調査し、すぐに解決する」と返事した。

 肖さんが12388番に陳情の電話をかけてから、硚口区漢水橋街総合治理弁公室鄭主任から電話を受け、「雷沢明は、本来2月2日にを解放する予定にしていたが、さらに4~6日延期すると言った」と教えてくれた。

 雷沢明の話には脅しや嘘、詐欺、そして報復心と恐怖心などが混じり合っている事が誰にでも分かる。彼らは憲法と法律を踏みにじり、職権を濫用して法を枉(ま)げているために、私が告発したり、陳情したり、訴えることを恐れている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/2/4/360425.html)
 
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