文／中国の大法弟子
【明慧日本2018年3月25日】2017年１2月中旬のある日、私はバイクに乗り、同修2人と少し離れた市場に、法輪功の真相を伝えに出かけました。ある交差点で三輪車と衝突して、私の頭は地面にぶつかり、その場で意識を失いました。
２人の同修は私の体を起こしてくれましたが、私の頭は破裂しそうに、ガンガン痛み、顔は腫れあがり、麻痺した感じがして、感覚を失いました。瞼の傷から、血が流れていました。気温が低いため、血はすぐに固まって、きれいに拭き取れませんでしたので、顔中血まみれの状態でした。しばらく座っていたら、徐々に私の意識が戻ってきてきました。同修は「急いで師父にご加持をお願いして、『法輪大法は素晴らしい』と念じるのよ」とアドバイスをくれました。そこで、やっと自分が事故に遭ったことに気づきました。はるばるここまで遠出しましたが、真相を伝えることはできていません。心の中で悔しい気持ちと同修に申し訳ない気持ちがいっぱいでした。
私が地面に座っている間、同修は三輪車の運転手さんの様子を見に行きました、三輪車を起こす手伝いをしながら、その運転手さんに「怖がらないで、私達は法輪大法の修煉者です」と声をかけて、大法の真相も伝えました。また彼に「法輪大法は佛法であり、『法輪大法は素晴らしい』を、誠意と敬う気持ちを込めて念じれば、幸運に報われるのです」と教えました。その人は頷き、三輪車に乗って去っていきました。
しばらくしたら、私は大分楽になりました。帰り道に、師父にご加持をお願いしながら、途中で中断することなく、同修達とずっと正念を発しました。道中、意識がはっきりしたり、朦朧としたりしていたため、バイクにずっと乗ることが出来ませんでした。しばらくバイクに乗ったら、今度バイクから降りて歩きました。このように繰り返して、やっと家にたどり着きました。夫が（大法修煉者ではない）私を見て、とても驚きました。「何があったの？ 転んだ？ 車に轢かれた？」と私に聴きました、同修は彼に説明をしました。すると直ちに私を病院へ連れて行こうとしました。私は夫に「心配しないで、忘れたの？ 私には私を守ってくださる師父がおられるので、私は無事だよ」と言いました。夫は「顔は変形しているし、頭から血が流れていることは分かってるの？」と私に聞きました。「私を追いつめないで、私はどこへも行かない、家で煉功と学法をするだけで、今日、あなたに大法の素晴らしさを実証して見せるわ」と言い返しました。夫は私を説得できず、病院に連れて行くことを断念しました。
師父のご加持のおかげで、強い正念を保つことが出来ました。私は自分で顔に付いた血と土を拭き取り、同修は私の歪んだ顔をアルコールで消毒して、私の様子を確認してから帰っていきました。
昼ご飯の時、口の周りが腫れていたため、開くことが出来ませんでした。顔がひどくはれ上がり、青黒く、見た目は非常に怖いのです、頭が重く上げることが出来ませんでした。そして次から次へと襲ってくる激しい頭痛、吐気と嘔吐は耐え難いものでした。しかし、どんなに辛くても、私の心は動じませんでした。「私は大法弟子であり、私には慈悲なる偉大な師父がついておられ、万能である大法も知っており、邪悪の如何なる策も大法弟子にとって何物でもない」と心の中で念じました。私はただ、師を信じて法を信じる事だけに集中しました。
師父は「どんなに『病気』で苦しいと感じていても必ず来てください。法は得難いものです」［1］と仰っています。私は師父の言葉をしっかりと心に刻み、法を暗記しつつ、いつも通りに毎日を送ろうと決心しました。ご飯が食べられなければ、煉功することが出来ます。功を煉っているうちに、ある異臭に気づきました。部屋を変えて煉功を続けようとしても、まだ同じ匂いがしました。よく嗅いでみると、先ほど、同修が消毒してくれた時に使ったアルコールの匂いでした。この正念場は少しの人心も許されないのだと悟り、私はお湯でタオルを絞って、アルコールの匂いがなくなるまで顔を拭き続けました。顔の状態が落ち着いてから、第二式の功法を煉ることにしました。その時自分の口が開けられるようになり、第四式の功法を煉り始めた時に、自分の常人の考えがまた現れ、瞼の上の傷口から血が流れ続けました。「第五式の功法なら前屈の動作がないので、血が流れてこないだろうと」と思い、第四式を煉ることをやめ、座禅を始めました。しかし、足を上げて間もなく、「私は逃避することを選んだのではないか、困難に直面することを回避するため、避けているのではないか？ 真に実修している大法弟子がこのような行動をとっていいのか？ このままではいけない、五式の功法を一式ずつ順番に煉っていくべきだ、修煉は厳粛なので、疎かにしてはならない。この肝心な時に、少しも常人の念があってはならない。旧勢力の妨害と迫害を徹底的に否定すべきだ」との一念が起きました。
ここまで悟り、私は立ち上がって、第四式の功法を煉り始めました、血がぽたぽたと地面に落ち、あっという間に足の辺り一面に広がりました。私は集中して、第五式の功法を煉り終えて、正念を発しました。
今年、私は65歳になりました。大法を修めてから、身体がとても健康になりました。毎日バイクに乗り、同修達と法輪功の真相を伝えに出かけます。午後、農作業をして、夜はグループ学法に出かけ、集団学法に参加します。毎日三つのことを行っていますが、なぜ今回転んだのでしょうか、夜、心を静めて、内に向けて探してみました。私のどこが法から逸脱していたのでしょうか。
その夜、夫はいつものようにテレビをつけました。お馴染みのドラマのテーマ曲が流れてきて、その時、私は気づきました。近頃、主人はお気に入りのドラマを毎晩鑑賞していました。自分も夫と一緒になって、好きなドラマを観ていました。学法の時間になっても、最後まで観なければ気が済まないので、最後まで観て、しぶしぶ学法に出かけます。実は、常人のどの番組にも、色欲や権力の争いの内容が満ちているのです。師父が私達の体を浄化し続けられていることは私達大法弟子なら周知しております。しかし、私は師父のご苦労を大切にせず、頭にこれらの汚れた物質を帯びています。「なぜ自分はこれらのものを好むのか？」と深く掘り下げてみると、実は常人の安逸に執着していたのではないでしょうか。もっと内に向けて探せば、事をする心、顕示心、闘争心、他人に指摘されたくない心などを見つけることが出来ました。これほど多くの人心をもって、神聖なこと行なえるのでしょうか？ これらの人心を見つけ出して、徹底的に取り除き、師父の教えに従い、法を多く学び、慈悲心を修め、善をもって、純正な心で世人を救い済度しなければなりません。少しでも師父のご苦労を軽減し、少しでも多くの慰めを捧げて、先史の誓約を果たしたいと思いました。
ここまで認識できて、身体は大分楽になりました。ベッドから起き上がり、法を暗記して、毎時に正念を発しました。2日目の朝に起きて発正念をした後、頭痛が完全に消え、吐き気も収まりました、目を少し開けることが出来るようになり、腫れあがっていた頭部は大分小さくなり、とても調子が良くなりました。
4日目の朝、夫が私の回復ぶりに驚いて「薬一錠も飲まずに３、４日で治った。入院しても半月でも治らないだろう、本当に不思議だ。納得だ、本当に納得だ。道理で毎日本を抱えて、離さないわけだ、全部本当なんだ、僕にも一冊頂戴、この法は実に素晴らしい」と叫びました。
私のこの事例の影響で、身内の2人の親戚が相次いで、大法を修めることに加わりました。1人はまだ完全に法を修めていない学習者でしたが、私の変化を目にして、「もう二度と大法から離れません、私は真の弟子になりたい」と感慨深そうに言いました。
弟子のために多くの試練を耐えられた師父に心から感謝を申し上げます。
この体験を書き出して、同修の皆さんのご参考になればと思います。私の教訓を覚え、テレビドラマに惑わされず、一目二目観ても構わないだろうと思ってはいけません、修煉の最後になれば、一思一念がすべて肝心であり、邪悪に隙に付け込まれないように、師を信じて、法を信じ、合格な大法弟子になりましょう。
注：
[1] 李洪志师父の著作：『轉法輪』
