【明慧日本2018年3月27】米国カリフォルニア州保守組織、悠久の歴史を持つ「カリフォルニア共和党連盟」(California Republican Assembly)は3月3日、全員一致で中国共産党の法輪功学習者に対する人権迫害、特に強制臓器摘出を反対する決議を採択した。同時にカリフォルニア州政府に対して同様の立法を求めた。
決議は、1999年7.20、中国共産党は中国全土で法輪功に対する残酷な迫害を始め、数十万人にのぼる法輪功学習者たちが労働教養所、拘置所、刑務所に収容されました。これらの場所では今もなお酷刑や虐待が盛んに行われている場所である。国連拷問委員会は、法輪功学習者たちが生体から臓器を摘出されていることにつて特別に指摘し、関心をもって、中国政府に対して臓器移植システムの透明度をあげて、不正のないように管理を強化するように求めている。
中国政府は囚人に対する強制的な生体からの臓器摘出を否定し続けているが、しかし、中国共産党は外界からの臓器移植システムに対する独立調査を阻止することができない。
臓器を売買するため、宗教信者や政治異議者の囚人に対する虐殺は、基本的人権が容認できない侵犯であり、そのためカリフォルニア州共和党連盟は、州政府に対し立法作成を呼びかけ、中国共産党政府が容認する強制臓器摘出を譴責し、法輪功学習者および良心犯に対する強制臓器摘出の即時停止、19年にわたる法輪功の精神団体に対する迫害の停止、法輪功学習者ならびに良心犯の即時釈放を呼びかけ、中国当局に対して強制臓器摘出の信憑性と透明性のある独立調査を行うよう促した。それと同時に米国政府に年度人権報告に、中国共産党の生体からの強制臓器摘出について詳細に分析を行い、強制臓器摘出の参与者に対して、米国の入国ビザを阻止するよう求めた。
決議の提出者のカリフォルニア州共和党cソラノ県支部主席・ノーマン・リーセ議員は、「我々は共和党の保守派であり、我々は家庭を重視し、生命を重視し、憲法が賦与した人権および信仰の自由を支持しています。中国で発生しているこの迫害は、基本的人権に反し、信仰の自由にも反しています。それゆえ、我々は反対しています」と話した。
ノーマン・リーセ議長と、南カリフォルニア州議会のダナ・ローラバッカー議員は、数年前に類似する議案を議会に提出した。カリフォルニア州共和党連盟は、このことに関して態度を表明するべきだと考えた。同時にカリフォルニア州政府および全米の政府が、中国政府の人権と信仰に対する迫害に反対する政策を促したいという。
2017年の夏、カリフォルニア州上院のジョエル・アンダーソン議員は、法輪功学習者の迫害を制止する活動を支持し、中国共産党政権の法輪功対する極悪非道の迫害を譴責する決議案「SJR-10」を議会に提出した。しかし、この決議案は中国領事館の圧力に屈した、当時の上院のケビン・デリオン議長はこの決議案を棚上げした。
リーセ議長は、「我々は(カリフォルニア州政府)を強制的に何かをやらせるのではない。しかし、我々は彼らを監督していることを分かってほしいのです」と話した。
共和党州知事立候補者2人は、強制臓器摘出に反対する議案を支持した。
強制臓器摘出に関する反対決議案は、カリフォルニア州共和党連盟が3月2日から4日まで開催された「2018年州知事立候補者の選出大会」で、採択し通過した。この大会は11月に行われる州知事選挙の共和党の候補者を決めるためのものである。
2人の立候補者は、ハンティントンビーチ選挙区選出のトラビス・アレン議員と、サンディエゴから参加のベンチャーキャピタル投資家のジョン・コックス氏である。2人は中国共産党の強制生体臓器摘出の反対決議を支持しているという。
強制生体臓器摘出まで話が及ぶと、トラビス・アレン議員は、「人権に反するもいいところだ、この世界で人々はこのような迫害を受けるべきではない、中国を含めて・・・、政府が容認する臓器売買は、カリフォルニア州においても、世界においても、いかなる場所であろうと容認できない」と話した。
この決議案は米国政府に強制臓器摘出の参与者の入国を拒否する求めについて、アレン議員は、「我々は犯罪者を我が国に入国させるわけにはいかない、我々が必要としているのは、世界で最も優秀な人材である。それゆえ、犯罪者を入国させるわけには行けません。米国はビジネスチャンスが溢れる国柄であり、我々の門は世界で最も良い人のために開かれています」とも話した。
中国共産党の法輪功学習者から強制臓器摘出が行なわれていることについて、ジョン・コック議員は、「野蛮過ぎて、恐ろし過ぎる、それは人民が必要とする政府の行為ではありません。私が思うには、もし人民が政府を監督し、このことの発生を容認しなければいいと思います」と話した。
コックス議員はさらに、「人類史上、千年の歴史において権力者が一旦権力を手にすると手放そうとせず、人民を圧制しています。中国政府が人々に信仰の自由を与えないのは、人々が彼らの言うことを聞かないことを恐れ、彼らは人々を信仰する精神リーダーを見たくなく、これらすべては嫉妬と権力を守るためです」と話した。彼は、信教の自由と基本人権について、「『独立宣言』には次のようなことが書かれています。 全ての人間は平等であり、創造主によって生存・自由・幸福を追求することを含む不可侵の権利を与えられています。人々がこの国に来ているのは、信教の自由を追い求めているからです」と話した。