醜かった妻は修煉して美しく変身した
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2018年4月7日】妻は中学校のクラスメートでした。肌が黒くて美人ではない彼女は、何故かいつも私に話しかけて来ました。しかし、私は彼女に全く興味がなく、ほとんど相手にしませんでした。ある日、化学の先生と雑談した時、先生に「岺くん、君はとても有望だ。早く女の子と恋愛しちゃだめだよ」と言われ、「先生、ありがとうございました! しっかり覚えました」と返事しました。

 時が移り、状況が変わりました。解放軍に入隊した私は士官に昇格し、上司(政治将校)の娘に気に入られました。ある日、政治将校の奥さんと副政治将校の奥さんはテーブルいっぱいのご馳走を作って招待してくれ、「これはあなたの為に用意したものですよ」と言いました。彼女の気持ちを察知した私はショックを受けて呆然としました。副政治将校は仲人になろうとして、「君はこの縁談を受け入れなさい」と無理矢理まとめようとしました。しかし、彼の考え方に、私はとても賛同できず、その偉そうな態度と失礼な言い方は私を怒らせました。私は悔し涙を流し、「イェス」と言いませんでした。

 駐屯地では映画が放映されていました。そのストーリーはまさしく私の心境を反映したもので、私の境遇はあの主人公よりも悲惨でした。

 大変落ち込んだ私は心労で倒れました。

 この大変な時期に新たな縁談が来ました。今度は当時の担任の先生と数学の先生ご夫婦と教務主任が持ち込んだ話でした。私はとても困りました。彼らからも「縁談をなんとか受け入れてください」と言われました。両方から圧力をかけられ、強いストレスを感じた私は完全に潰れました。手足がだるく、一日中頭がふらふらし、病院に行ったら、「入院するほどのものではないが、滋養を摂って陰陽をしっかり調整しなければならない」と医者に忠告されました。

 やはり縁なのでしょうか。ちょうどその時、クラスメートの彼女がある同僚に勧められ、労働模範の証明書を持って、駐屯地にプロポーズに来ました。政治教導員(解放軍内の大隊レベルの部隊で軍の政治思想工作を行なう人員)は、学友が私を訪問し、プロポーズをしたことを聞いて、「それは素晴らしいことじゃないか。僕が仲人になってあげるよ。君らは結婚したらどうか?」と言いました。こうして、私は結婚を決意し、家庭を持つようになりました。その後、上司の政治将校は私に会った時、「君のことを聞いた。あの縁談はもう忘れなさい。君のことを息子のように見ているから、安心しなさい」と言ってくれました。

 妻は代々漢方医の家系で、妻本人も漢方医でした。妻の細心の看護によって、私は健康を回復しました。しかし、新たな悩みも次々と出てきました。私たちは共産党の闘争哲学に育てられた世代で、幸せな結婚生活に憧れを持っていますが、しかし、愛に対する理解と基準はそれぞれ違っており、しかも、そのすべては闘争哲学の私(し)を原点にしたものでした。私達の「夢」は早くも無情な現実に壊されました。

 2人はいくら努力しても、お互いの愛が見事にすれ違って、些細なことで喧嘩したり、揉めたりしました。私達は「あなた」と「わたし」に支配され、2人の心がますます離れ、性格、趣味、気性、すべてにおいて共通点がなくなり、また、通勤による別居生活も夫婦不仲の原因でした。

 生まれた子供に希望を託しました。しかし、子供が生まれると、状況はいっそう複雑になりました。子供を出産すると、特に男の子を生んだ妻はさらに強くなり、もっと家の主導権を握ろうとして、家の中では、喧嘩がしょっちゅう勃発し、いつもぴりぴりした雰囲気でした。私達は互いに自分の正当性を主張して、譲ろうとせず、2人は千本も万本ものロープに縛られたように、逃げたくても逃げられず、どうにもならない状態に陥ってしまいました。

 病魔が隙に乗じて入り込み、私はまた病気で倒れました。すべての思いと考えが失望と化して、これからどう生きて行けば良いか、分からなくなりました。

 絶望の淵に陥った時、幸運にも法輪大法に出会いました。『轉法輪』を3回読んだ後、私は体の内面から外面まですっかり変わりました。もともと病気で歩けなくなっていた私は、修煉後、歩くと風船が浮き上がるように体が軽くなりました。当時の様子を「飛ぶように歩く」という言葉で表現しても決して大袈裟ではありません。そして、もっと大事なのは、私は亭主関白の考えを捨てました。

 妻も負けないで、私の後ろにしっかりついて来て、師父の弟子になりました。数カ月の学法煉功により、妻は肌が白くなり、道理をわきまえるようになり、心も優しくなりました。隣近所も村人も妻の変化に驚きました。

 笑顔が再び戻って来ました。私達はどう身を処すべきなのか、人生の目的はなんなのかをやっと分かりました。

 それから、私達は比して学び比して修め、師父が導かれた修煉の道を着実に歩みました。1年後、あの血生臭い嵐の中、私達は共に共産党と戦い、一緒に精進し、天安門広場に行って大法の尊厳を守り、大法の素晴らしさを実証しました。師父は妻を灌頂してくださり、妻は肌が白く赤みが差して、とても美しく変身しました。

 嵐の中、また1年が経ちました。法を正す道で、私達は学び合い、励まし合い、そして、共に煉獄の鍛練を経験し、共に魔窟から抜け出し、様々な魔難を乗り越え、生死の関門を突破しました。その過程で、妻は3回ほど大きな変化を遂げました。真相を伝える時、妻はとても雄弁で、生活の中ではしなやかになり、とても素敵な女性に変貌しました。

 しかし、予想もしない事態が起こりました。法を正す師に手伝い、衆生を救うため、妻は再び魔窟に堕ちてしまいました。彼女はこれから様々な魔難に立ち向かって、勝ち取らなければならないでしょう。しかし、彼女はきっと昇華出来ると僕は信じています。なぜなら、彼女は本性も心も変わるはずがないからです。慈悲で心の優しい彼女の衆生を救い済度する壮挙は、きっと彼女を昇華させるでしょう。彼女はまた大きく変身すると信じています。なぜなら、私達には偉大な師父がおられ、護法の神がおられるからです。神々はきっと彼女を諦められないでしょう! 彼女はきっと師父について家に帰ることが出来ます!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/3/26/351615.html)
 
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