【明慧日本2018年5月31日】山東省東営市の勝利油田の法輪功学習者・王之安さんと妻の夏徳雲さん、夏徳珍さん(徳雲さんの妹)と夫の郭樹森さんの4人は不当に連行された。
2018年4月21日、王さん夫婦と郭さん夫婦は姉妹の両親が東北地方にある実家に帰る見送りのために、東営駅に行った。同駅の安全検査で郭さんは警官に止められ、身体検査をされた。警官は郭さんが所持していたUSBメモリーを押収し、その場で4人とも一緒に連行した。その後、警官は王さんと郭さんの自宅、つまり誰もいない留守宅を家宅捜索し、パソコン、プリンターなどの私物を押収した。
4月25日になって、両家の家族は4人が警官に連行されたことを知ったが、どこに拘束されているかわからなかった。その後、いろいろなところを訪ね、やっと4人の行方がわかった。家族は4人が連行されてから、断食して迫害に抗議し、4日目に勝利病院に連れて行かれ、強制的に点滴されていることを知った。しかし、病院のどの病室に拘束されているのか教えてもらえなかった。
4月27日、家族は他の地方から病院に駆けつけ、4人と会うことを求めたが、「会えない」と返答された。
王さんは北京のある大学の大学院を卒業後、勝利油田に就職した。その後、油田の和田会社のマネージャーになったことがあり、油田地質研究員総合エンジニアになった。王さんは若くて優秀で能力があり、会社にとって有望株だと言われていた。
しかし、1999年7.20、江沢民グループが法輪功への迫害を開始してからも、法輪功を学び続けていた王さんは一方的に解雇された。
1999年8月から、王さんは黄河ホテルに6カ月間拘禁された。妻の徳雲さんも地質研究員のエンジニアだったが、法輪功を堅持しているため迫害の初期に解雇され、数回も拘禁され、労働教養所に2年間拘禁された。徳雲さんの拘禁で頭が良くて成績が優秀な息子がかなりショックを受け、一度うつ状態になり、やむを得ず高校を退学してしまった。そして、夫婦は長期にわたって監視されていた。
19年来、勝利油田の610弁公室や濱海公安局は、油田に勤めている法輪功学習者に対して持続的に残酷な迫害を与え、洗脳班に1千人以上の学習者を入所させたことがあった。毎年、巨大な資金を使って洗脳班を運営していて、いまだに、2カ所の洗脳班が存続している。かつて、少なくとも6人の法輪功学習者が勝利病院の中にある精神病院(精神専門の建物)に拘禁され、電気ショックを与えられたり、中枢神経を害する薬物を投与されたりして、残酷な迫害を加えられたことがある。
今回、まさに4人がこの勝利病院に拘禁されているため、家族たちは非常に心配をしているという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)