成都市武候区裁判所 6人の学習者に不当判決
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 【明慧日本2018年6月19日】成都市武候区裁判所は2018年5月24日、現地の法輪功学習者6人に対して裁判を行い、趙明紅さんに懲役7年、李暁萍さん、胥泳さん、劉さんの3人に懲役3年6カ月、周自玉さん、呂佑琼さんの2人に懲役3年の実刑判決を宣告した。その上、趙さんには罰金1万元、他の5人には罰金5千元を科した。

 上述の学習者らは2016年7月23日午後、現地の他の学習者と一緒に李暁萍さんの家で法輪功の書籍の『轉法輪』を勉強をしていた。『轉法輪』は学習者に真・善・忍を如何に実行し、社会でより良い人を目指して如何に自分自身の道徳水準を高めるかを指導する教材である。学習者らが『轉法輪』を勉強していた際、突然十数人の警官が部屋に押し入り、全員を不当に連行し、現地の晋陽派出所や金花派出所に拘束した。金花派出所の警官は学習者らに1人ずつ尋問し、手錠と足かせを嵌め、鉄の籠に入れたり、拷問用の椅子に座らせたり、様々な拷問を行い自白を強要した。

中共酷刑示意图:手铐脚镣
拷問のイメージ図:手錠と足かせをかけて環につなぐ

 2日後、趙徳芳さんら5人は2千元の支払いを強要された後、解放されたが、李さんら6人は郫県留置場に2年にわたり拘禁された。李さんは現在深刻な咳や高血圧などの症状が現れている。

 2018年5月24日午前、成都市武候区裁判所は李さんら6人に対して、裁判を行った。学習者の家族が依頼した現地の3人の弁護士は当局の圧力の下で無罪の弁護をするどころか、裁判官の指示に従って有罪の弁護をしてしまった。さらに、法廷で、学習者自身の自己弁護や家族の質問を禁止された。裁判は10時30分に始まったが、途中一時休廷したにもかかわらず、12時20分に早々(はやばや)と終了した。

 成都市武候区政法委員会、610弁公室、裁判所は秘密裏に裁判を行うために、裁判の開廷の1日か、2日前になって初めて学習者の家族に裁判の日時を通知した。そのために傍聴席には、わずか数人の家族しか座っていなかった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/6/5/368448.html)
 
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