【明慧日本2018年7月11日】(米国=明慧記者・呉思静)ワシントンの憲法大通りから歩いて来た人達は、歩くスピードを緩めてワシントン記念碑の芝生に目を向けた。するとそこには、2018年6月22日、芝生の上に黄色、藍色、白色の服を身に纏った数千人の法輪功学習者たちが巨大で、色鮮やかな法輪図形を作り上げていた。多くの人達はこの素晴らしく見事な光景を見て称賛すると同時に、法輪功がいまだに中国で残酷な迫害を受けていることを知ることになった。
ウェンディー・ペールさんは、法輪功学習者を一目見て「彼らはとても平和的だ」と言った。数千人の学習者が集まっているのを見て、彼女は好奇心に駆られ、すぐに携帯電話で法輪大法のホームページを探し始めた。そして、法輪功の公式サイトを閲覧し、五式の煉功図解を見たという。
それと同時に、中国共産党による法輪功に対する迫害が、1999年7.20から始まったことを知った。彼女は「彼らは煉功をする自由があるべきです。また、『法輪功』はとても豊かな精神的内包があり、メリットがあり、好きになりました」と話した。
ジムさんはこれまでテレビで法輪功に関するニュースを見たことがあり、法輪功という名前を覚えているという。人に人権迫害を知ってもらうことは100パセンート良いことであり、人々は立ち上がるべきだという。彼は学習者たちが集まっている方向を指差しながら「私は本当にこの美しい光景が好きです」
17歳になる中学生のグレースさんはランニングをしながらここを通りかかった。学校で人権に関して勉強したことがあり、いろんなところで人権への迫害が起きていることを知っているという。彼女は「人権は人々が持つべき当然の権利です。私達は中国の人権と抗争している法輪功の人々を支持すべきです」と話した。
法輪功の図形作りに参加する学習者たちは世界各地からやって来ており、10代の子供から70代の高齢者まで、各年齢層の人達がいる。この日は朝から小雨が降り続いていたにもかかわらず、止めようとする者はいなかった。なぜなら学習者たちはこの活動の意義をもっと多くの人々に知ってもらい、中国で発生している迫害をもっと知ってほしいからである。
バレンティーナさんは、15年前から法輪功を学び始めた。彼女は「当時、私は心臓病で手術を必要としていました。ちょうどその時、私は法輪功を学び始め、結果として心臓病が治り、手術の必要がなくなりました」
家族は彼女の状態を見て、60歳まで生きられないだろうと思っていたという。しかし、法輪功を学び始めた彼女は70歳になっても生き生きとしていて、とても健康だという。彼女はあちらこちらの法輪功への迫害制止の活動に参加し、元気いっぱいで活動し、とても70歳には見えない。
バレンティーナさんは健康になり、かつ性格も大きく変化したという。彼女は「以前の私は自分と家族のことしか考えていませんでした。しかし、今では周囲にいる全ての人のことを考えるようになりました。もちろん、いつも出来ているという訳ではありませんが、しかし、いつも出来るように努力し、人を手助けしています。それから私は人として生きる目的を知ることが出来ました。それは返本帰真することです」と話した。
法輪功の健康作りの効果と性格まで良くなった彼女を見て、家族は彼女の修煉を支持しているという。
ジマさんは修煉して20年になる。69歳になっても依然として元気いっぱいで、バレンティーナさんと一緒に活動に参加している。
法輪図形の作成に参加したアニーさん(14)は、ニュージーランドからやって来た。母親が修煉していたため、彼女は幼いころから修煉を始め、母に連れられて活動によく参加した。しかし彼女が心から修煉したいと思うようになったのは、1年前にニューヨークの中学校に通い始めてからだという。学校では法輪功クラブに参加し、毎日同じ時間にクラブの生徒と『轉法輪』の本を読み、煉功を通し、修煉に対する理解をさらに深めたという。
彼女は「ニュージーランドにいた時、学校から帰って宿題した後、よくテレビを見ていました。今では学校で皆と一緒に『轉法輪』を読んでいます。以前は母に促されて煉功していましたが、今は自ら煉功できるようになりました」
生徒間のトラブルにどのように対処しているのかと彼女に聞くと、「今の私はいつも善の心で他人と接することを考え、他人と意見が合わない時は「彼は物を見る角度が私とは違う、だから意見が合わないのだ」と考えれば、生徒間のトラブルはほとんどありません」
香港生まれで香港育ちの阿翔さんも、法輪図形作りに参加した1人である。阿さんは、昨年3月から法輪功を学び始めた。7〜8年前、台湾の大学で勉強していた際、法輪功のことを知っていたという。彼の教授から法輪功を紹介されたことがあり、その時、法輪功はとても純正で、とても素晴らしいと思ったが、修煉を始めいようとはしなかった。
2017年3月に法輪功を学び始めた彼は、大きな変化を成し遂げた。彼は「以前は利益を重く見ていました。しかし、今では得るべきではないものは手に入れる必要がなく、得をしようとも考えず、損することも恐れなくなりました」
中国共産党の法輪功に対する迫害を早期に停止させるため、彼は他の学習者と同じように、身近な人や家族、友人に法輪功の真相を伝えているという。多くの香港人は中国共産党の虚言を信じ、最初の頃は資料を受け取らなかったが、彼は友人に真相を伝えたという。その友人が言うには「長く付き合っていると、この人は良い人だとわかり、それから法輪功の真相を理解しようと努力しました。今では『轉法輪』の本を途中まで読んでいます」