江西省女子刑務所の罪業の数々を暴露する
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 明慧日本2018年8月2日】(江西省=明慧記者)私は法輪功を修練していたため、かつて不当に拘禁され、江西省女子刑務所で奴隷のように働かされた。女子刑務所の法輪功学習者に対する残酷な迫害を、自ら身をもって体験し、目の当たりにした。

 江西省女子刑務所は来たばかりの学習者を、24時間監視する二つの教育班に割り振り、「法輪功学習者はいかなる人とも話をしたり、挨拶したりしてはならない。これを守らなければ、厳重に処罰する」と、脅かされた。

 最も多く使われている処罰の方法は、食事の時、眠る時、トイレに行く時も前後に人を挟んで囲み、ずっと立たせることである。これらの教育班にいる犯罪者の大部分は、殺人を犯した死刑囚や麻薬を密売した死刑囚、金銭を詐欺した死刑囚である。これらの死刑囚は残忍な心をもっているので、減刑のためなら手段を選ばない。刑務所の警官はこれらの死刑囚を利用してそそのかし、極悪非道にも法輪功学習者を迫害させ、学習者を無理やり転向させようとする方法を公然ととっている。刑務所の警官はいつもそれらの死刑囚を洗脳して利用し、「ちゃんと教育してやれ」とか、「ちゃんと交代でやれ」と言って指示し、しょっちゅう美味しそうなものや、迫害に使いやすいものを買って来ては買収したり、励まし、道具を使って法輪功学習者を叩くように仕向けた。しかし、刑務所側が少しでも努力を惜しめば、死刑囚はすぐに言うことを聞かなくなるため、刑務官らはアメとムチを上手に使い、ためらいなく迫害をやらせる人間を変えるのである。

 不当に拘禁されている日々の中、私が目の当たりにし、うわさに聞いた刑務所の酷刑は次のようなものがある。

 1. 八つの刑務所には、すべての行動の自由を奪うための束縛衣が用意されている

 法輪功学習者の迫害を一手に管理する警官の肖葉は、「言うことを聞かず、束縛衣を着ない者がどれほどいようと、束縛服はいくらでもあるから、いくらでも着せてやれ」と豪語した。束縛衣は服の上下が繋がっていて、ズボンの両足の部分も繋がっており、歩くのも、少しずつ足をずらして移動できるだけである。この束縛衣は、法輪功学習者以外の他の囚人も着せられたことがあるが、ある者は束縛衣を着たまま吊り上げられたり、刑務所の懲罰に耐え切れず、疲れ果てて死んだ者も多くいる。

中共酷刑示意图:吊背铐
拷問のイメージ図:後手に手錠をはめられ吊り上げる

 2. 人を吊り上げる。足のつま先だけを地面につけ、足の裏は地面につかない状態で立たせ、食事の時以外は、朝から晩まで吊り上げた状態で放置する。

 3. 縄で手のゆびを縛って、引っ張って吊り上げる。

 4. 朝から晩まで地面にじっとかがんだ状態のまま、立ち上がることを許さない。

 5. 手足を大の字に広げた状態で動けないようにし、ベッドに四方の手足を縛り付ける。大小便はズボンをはいたままで、ベッド上でさせる。

酷刑演示:铐在床上
拷問のイメージ写真:手錠でベッドの四方に手足を縛り付ける

 6. 食事はご飯のみで、おかずはない

 7. 朝5時か6時には仕事に出て、夜9時か10時まで立ったまま仕事をする。刑務所に戻った後も午前1時か2時まで立ち続け、朝から晩まで座らせてもらえない。

 あたかも一番厄介な問題に取り組んでいるかのごとく、刑務所は法輪功学習者に信仰を無理やり放棄させようとして、24時間眠らせなかったり、迫害して、どうしようもないほど疲労困憊させて、頭がぼーっとして主意識が緩んだ時に、転向させる目的を果たそうとする。私は、長期間睡眠を剥奪される酷刑の中にいた。邪に悟った者たちと犯罪者を囲む者たちに酷く攻められているうちに、本心とは裏腹に転向させられてしまった。これにより、自分の修煉の道に泥を塗ってしまった。

 刑務所の中では、転向していない法輪功学習者の肉親からの電話や接見は厳しく制御されている。

 第6刑務所は雨傘を作る作業場があり、それと共に三つの警察区がある。そのうちの第3警察区は傘のカバーを被せる部所である。この職種はすべての刑務所の職種の中で、最も疲れる職種である。法輪功学習者だけが、この奴隷のような作業場に送られている。学習者を見張る犯罪者を除いて、その他の犯罪者は中に入ることはできない。法輪功学習者の年齢は、上は70歳過ぎ、下は50歳過ぎで、毎日腰を曲げて、35キロから40キロの傘の入った籠製の箱を自分たちの居る作業場に押して運んで来て、7~8分から10何分間毎にひと箱を終わらせると、また別の箱を腰を曲げて押して運んで来る。さらに、出来上がった傘の箱は折り畳む必要がある。箱の底には車輪も付いておらず、そのため、完全に人力で押し動かさなければならないので、かなりの重労働である。

 毎日傘を入れた重たい箱を押しているので、地面はデコボコしていて、ちょっとでも油断すればすぐ転んでしまう。一度70歳過ぎの学習者の劉孝慈さんが引っかかり、地面にひっくり返って起きられなくなった。しかし、刑務官は他の人が手を貸すのを許さなかった。ここの決まりは、たとえ押して動かせなくても自力で押さなくてはいけないし、助け合いは禁じられており、手を貸した者は処罰される。刑務官と刑務官の長官はさらに、このように触れ回った。刑務所は懲罰を与えて教育する場所である。これこそが江西省女子刑務所の特徴で、まさに良い人を地獄に向かって打ちのめしている所である

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/15/371049.html)
 
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