危篤で家に戻された学習者を6カ月後 即刻収監
■ 印刷版
 

 【明慧日本2018年8月28日】重慶市万州区の法輪功学習者・張臣英さん(60代)は、2018年7月26日昼ごろ、自宅で昼食を済ませようとして、茹で上がったうどん茶碗を持ち上げた瞬間に、突然家に侵入してきた数人の警官らに連行され、重慶女子刑務所に拘禁された。

 2014年1月、張さんは他の学習者と一緒に観音岩派出所に行き、拘禁されている法輪功学習者に面会し、解放を求めた。それが原因で、張さんは懲役5年の実刑判決を宣告された。重慶市女子刑務所で、張さんは非人道的な迫害に遭い、暴力的な灌食をされたことによって胃が潰爛(かいらん・やぶれただれること)し、挿入された管に頼って摂食と排便をすることになり、寝たきりになった。刑務所の医者は「この人の命はもう長くない」と断言した。

酷刑演示:野蛮灌食
拷問のイメージ図:野蛮な灌食

 重慶女子刑務所は責任を逃れるため、家族に知らせた。2017年の新年の前に、刑務所の医者の付き添いの下で、警官は張さんを万州区病院に運んだ。病院との引き継ぎ手続きを完了したあと、刑務所の医者は「挿入してある管と酸素を絶対に抜かないようにそのままにして、できる限り努力すれば、家族と一緒に新年を過ごせるかもしれない」と再三、家族に言い聞かせた。

 刑務所の警官と医者が帰った後、張さんは断固として退院を要求し、家で学法煉功に専念することにした。すると、張さんの様子は見る見るうちに日々好転し、6カ月後にはほぼ回復した。公安局、司法局と裁判所の関係者らは、張さんの元気ぶりを見てみんなが呆然とした。だが、2018年7月26日昼ごろに、司法局と刑務所に警官らは「前回の刑務期間が、まだ5カ月以上残っている」と言い、再び、張さんを重慶女子刑務所に拘禁した。

 重慶女子刑務所は重慶市の法輪功学習者を迫害する主要な場所であり、長期にわたり学習者に対して残酷な迫害を行っていた。警官は受刑者に学習者を監視させ、殴るように指図した。また、学習者の髪を掴んで壁にぶつけたり、洗面とトイレを制限したりした。警官はいつも食事と就寝前に、学習者に法輪功と法輪功創始者を罵らせることを強要し、従わなければ洗面や食事、睡眠を許さなかった。

 2016年7月末、刑務所の「教育課長」の李暁娟は、ある「知識講座」で法輪功学習者・唐西秀さんを致死させたことを公然と語った。学習者の家族が、司法局や刑務所管理局などの関連部門に訴えた際、これらの部門の関係者は「どこでもいい、訴えてみろ」と脅迫にも似た返事をした。

 現在、重慶女子刑務所は、いまだに20~30人の大勢の何の罪もない、善良な法輪功学習者たちを拘禁している。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/2/371987.html)
 
関連文章