留置場の受刑者 「法輪功の人だけがいい人だ」
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文╱中国の大法弟子

 明慧日本2018年8月30日】私は70代の大法弟子です。法輪大法を修煉してから二十数年経ちました。

    一、留置場で大法を実証し、人を救う

 留置場に拘禁された頃のことでした。同じ監房に十数人が入れられ、そのうち、大法弟子が2人、経済犯3人、窃盗犯3人、聾唖者1人と麻薬密売者が1人いました。大法弟子はどこにいても大法を実証し、衆生を救わなければならないため、私はもう1人の大法弟子と一緒に囚人たちに法を広め、真相を伝えました。

 私達は毎朝彼女たちに法輪功功法を教え、ベッドに座っている時、師父の『洪吟』の詩を彼女たちに教えました。ある年配の窃盗犯が警官の処罰を恐れて習いたくないのを除いて、他の人は皆とても真剣に私達について習い、「師父の詩はとても素晴らしいです。もっと早くあなた達と知り合い、法輪功を習っていれば、私達は罪を犯さなかったでしょう」と言いました。

  「私達と知り合い、法輪大法が正法であることを知り、師父が法を伝えられていること、人々を救い済度されていることを知る事ができれば、今から習っても遅くはありません。出所したら、一番に大法の本を探して読んでくださいね!」と私は皆に言いました。

 3人の経済犯は「必ず大法を習いたい」と言いました。そのうちの1人は師父が大きな蓮の花の台に座られ、微笑んでくださった夢を見たと言い、他の2人もとても素晴らしい夢を見て、「出所したらすぐ大法弟子を探してみる」と言いました。

 私達と知り合う前、彼女達はいつも気分が落ち込んでいるように見えましたが、私達について法輪功を習ってから、彼女たちはすっかり表情も変わり、とても明るくなりました。家族が面会に来た時、皆とても不思議に思ったそうです。中には湖南省出身の若い子が、毎回家族が面会に来た時、いつも泣き崩れていたのに、法輪功と出会ってから、家族と面会すると、彼女はとてもいい笑顔を見せました。家族は不思議に思い、「何か良いことでもあったの?」と聞くと、彼女は「法輪功の人と出会って、法輪功を習った。どうすれば良い人になれるかが分かった。もう騙されても罪を犯さないから」と言いました。

 聾唖者に『洪吟』の詩を教えると、彼女は次第に声が出るようになり、とても喜んでいました。私は「毎日『洪吟』を読むようにしてくださいね。出所したら、仕事を見つけて二度と悪いことをしないように」と彼女を励ますと、彼女は声を出して「分かった!」と言いました。

 私達と一緒に煉功をしたくないあの窃盗犯は、ある日、声が大きかったため、警官に直立不動の処罰をうけました。彼女は納得できず、「あんた達は毎日法輪功を煉功し、経文を読んでも、一回も処罰されなかったのに、私は声がちょっと大きかっただけで、午後ずっと立たされて、不公平だ」と文句を言いました。すると、他の人が「あなたは煉功をしないからじゃないの? 煉功をしていれば、処罰をされなかったでしょう」と言いました。

 冬になると、とても寒くなり、入り口の近くに寝ている人は寒くて耐えられなくなります。彼女は私に「寝る場所を交換してほしい、真ん中で寝たい」と言いました。私はすぐに応じました。監房のドアは夜になっても閉めないので、入り口の近くに寝ている人はとても厳しい状況になります。その上、留置場では、自分で布団を持ち込むか、或いは留置場で質の悪い布団を買うかどちらかになるので、家族が布団を届けてくれない人は、冬になるととても大変です。

 私は入り口近くで数晩寝ましたが、不思議なことに警官は毎晩ドアを閉めてくれました。彼女はまた私に「やはり一番外で寝たい。真ん中は狭すぎるから、元の場所に戻りたい」と言い、私は応じましたが、彼女が一番外に寝ると、警官はまたドアを閉めてくれなくなりました。彼女は「おばさん、あなたがここに寝ると、警官は毎晩ドアを閉めてくれるのに、私が寝ると閉めてくれない。本当に腹が立つわ」と言いました。

 他の人は皆笑い、「あんたはおばさんと違うのよ。おばさんには師父がおられ、師父に守られているのよ」と言いました。そうですね、私には師父がおられます。師父に守られた私は本当に幸せものです! その後、私は家族が届けてくれた二枚の布団のうちの一枚を、布団カバーと中身を分けて、布団カバーを彼女に、中身をもう1人の人にあげました。そして、上着等を衣服が足りない人に分けました。

 同じ監房の囚人は、「法輪功を煉功する人だけがよい人だ」と言いました。そこで私は「私達の師父は素晴らしいのです! 師父は私達によい人になるようにと教えて下さいます」と言いました。

    二、時間を切り詰めて真相を伝え、人を救う

 幸運にも大法弟子になれました。この称号に相応しくしなければならず、師父との神聖なご縁を大切にしなければならないと思いました。私は「師恩頌」という歌が大好きです。その歌を聞くと、いつもとても感動します。師父は衆生を救い済度するため、弟子に円満就成させるため、どれだけの心血を払ってくださったでしょうか。弟子として、時間を大切し、この最後の瞬間をしっかりと掴み、三つのことをしっかりと行ない、もっと多くの人を救わなければならないと思いました。

 私は毎日でかけて、形に拘らず、直接真相を伝えるようにしています。ある日、新型バスに乗りました。このバスは普通のバスと違って、後ろの席の天井に監視カメラが取り付けられている他、もう一つの大きな円形の監視カメラも取り付けられていました。もしかして盗聴機も設置しているのではないかと思いました。

 私はよくバスに乗って真相を伝えます。今日、バスの中で真相を伝えられるのか?  と少し迷いました。しかし、師父が説かれた「大法徒真相を講ず 口中の利剣齊しく放つ 爛鬼の嘘を暴き出し 急いで救い済度し速く講ず」[1] を思い出しました。そこで、私はバスの中のすべての人に対して、「乗客の背後に潜んで、彼らが真相を聞き、救われるのを妨害するすべての邪悪の要素を一掃します。すべての乗客が『真・善・忍は素晴らしい、法輪大法は素晴らしい』を覚えて、素晴らしい未来がありますように」と発正念をしました。その後、私は隣の女性に話しかけ、真相を伝えました。彼女はすべて認めてくれ、三退にも賛成しました。

 しばらくしてから、また同じようなバスに乗りました。隣に座っている女性は進んで私に話かけてくれました。私は恐怖心と私心を放下し、正念で妨害要素を一掃し、急いで彼女に真相を伝えました。彼女は真相を聞いてから、とても嬉しそうに「いいですね! いいですね! おばあさんは本当にいい人です!  」と言いました。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「快講」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/12/372353.html)
 
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