【明慧日本2018年9月7日】山東省煙台市の法輪功学習者・孫立華さんは2018年6月22日の午後、勤務中に7、8人の警官らに職場から強行に連行され、そして、不当に家宅捜索を受けた。警官らはパソコン、プリンター、携帯電話などの大量の私物を押収し、さらに、孫さんの二十数万元相当した乗用車ビュイックまでも押収した。
7月8日、孫さんは不当に逮捕令状を出され、8月13日、検察庁に書類送検された。
40代の孫立華さんは優秀な建築士で、国家1級建築士の資格を持っており、会社では中堅社員である。孫さんは人望が厚く、「彼女はいつも落ち着いている人で、誠実で、仕事は真面目で、理性的で、とても穏やかな心の優しい人だ」と同僚や顧客から高く評価されている。しかし、このように皆に尊敬されるいい人が、突然私服警官に手錠をはめられ、大勢の同僚の前で連行された。その場にいたすべての人はとても驚き理解できず、受け入れられないでいた。
職場で連行した後、警官は孫さんを自宅まで連れて行き、不当に家宅捜索を行った。当時、孫さんの14歳の子供が病気で、学校を休んで家にいるにもかかわらず、警官らは孫さんの夫と子供の目の前で、不当に家宅捜索を行った。孫さんの夫は警官らの行動に我慢できず、警官と口論したため一緒に連行され、夜中まで拘束された。怯える子供1人だけが家に残された。
不当に孫さんを連行した理由は次の通りである。6月11日、習近平が煙台市に視察に来た時、煙台市全体の警備が厳重で、取り締まりもとても厳しかった。しかし、ちょうどその日、警官がある高級マンションに法輪功のビラが貼ってあるのを見つけ、公安は重大事件として取り上げた。また、上層部からもこの案件を早く解決するようにと命じられた。監視カメラの映像を調べたところ、孫さんがその日にその団地に出入りしたことが分かり、その後、莱山区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)が孫さんを11日間も尾行し、22日に連行を実施したとのことである。
現在、孫さんは不当に煙台市留置場に拘禁されており、弁護士はすでにこの案件を引き受けた。孫さんは自ら信奉している法輪功を堅持し、自分が無罪であることを固く信じており、すべての迫害に断固として反対した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)