法理を理解し、慈悲を持って怨恨を解決する
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文/遼寧省の大法弟子

 【2018年9月11日】私も夫もいつも誠実さを持って、相手を敬う態度で人と接しています。しかし、運命は予測不可能なものです。私の父親と継母は市内で、比較的大きめな幼稚園を開設しました。非常に営利的なので、豊かな生活を送ることが出来ました。けれども父親が亡くなった後、莫大な財産を残してくれました。しかし、私と同じ両親を持つ兄弟姉妹たちは継母を追い出して、遺産を分け合おうと決断を下しました。確かに、継母とは血のつながりはありませんが、それでもこの遺産には父親だけのものでなく、継母の努力も含まれているので、彼女にも相応の遺産を分けてあげなければならないと私は思いました。兄弟や姉妹たちに自分の考えを伝えたところ、「あなたは単純な人だな」と笑われて、皆に責められました。圧力に耐えながら、なんとか継母の分の遺産を獲得することが出来ましたが、却ってこのことが原因で、自分の分の遺産がもらえず、兄弟姉妹の全員から嫌われてしまい、実家に帰っても、ドアすら誰も開けてくれませんでした。

 夫は会社の重役で、一定の社会的地位もあります。夫の父親が亡くなった時、夫の同僚や友人たちの皆が、お見舞いの品や金銭などを下さいました。しかし、頂いた5、6万元の金銭は全て夫の兄弟姉妹たちに勝手に取られ、全て自分たちの母親にあげてしまいました。夫の母親が亡くなった時、再び夫の同僚や友人たちからお見舞いの品や金銭を頂きましたが、同じく、頂いた8万元の金銭は夫の兄弟たちに奪われ、十何万元にも相当するお見舞いの品も彼らが勝手に分け合い、私と夫は何も貰えなかったどころか、家まで追い出されてしまいました。

 私の実家だけでなく、夫の実家にまで酷い扱いをされ、不公平に思った私はあまりにも失望し、鬱(うつ)状態に陥りました。

 1997年5月、私が開いている米屋では小麦粉の在庫が足りなくなり、その時、小麦粉を買いに来た顧客に残っていた全量を入荷時の値段で安く売ってあげたところ、ものすごく感謝されました。彼女の母親は法輪大法を修煉していて、彼女は私に『轉法輪』という本をくれました。本を開けたところ、中に書かれているすべての文字が金色に輝き出し、青い髪の毛で黄色の袈裟を身に纏った無数の佛様たちの姿が見えたので、これをきっかけに私は法を得ました。

 『轉法輪』を読んでいくうちに、煉功もしたくなりました。しかし、私はどこで功法を学べるか、検討すらつきませんでした。煉功している場所を探そうと、ある日、公園に向かいました。道端であるおばあちゃんに尋ねたところわからず、湖の近くである背の高いハンサムな若者に出会いました。私を見た青年は咄嗟(とっさ)に走り出したので、私も慌ててその後を追って結構な距離を走りました。すると前方に、何百人もの人達が煉功していました。その日以来、私は皆さんと一緒に煉功を始めました。不思議なことにそれ以来、煉功場所まで連れて行ってくれた青年には二度と会えませんでした。家に帰り、『轉法輪』を開くと、なんとその青年の顔は師父と瓜二つでした。瞬時に、これは師父の法身が私を煉功点まで連れて行ってくださったのだと悟り、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 父の遺産相続の件と継母の遺産相続の件で、私は兄弟姉妹たちにすっかり嫌われてしまいましたが、私は大法を修煉している者で、彼らは常人なので、たとえ敵と見なされても、私は善の心を持って接しなければなりません。これは大法の要求なのです。私は師父の教えを守り、大法が授けてくださった慈悲の心をもって、彼らに対する怨恨の心を放棄しなければなりません。

 それでその後、私はたくさんの手土産を持って姉を訪ねました。姉は厳しい人で、裁判や請願など、何でもやれる人ですが、意を決して会いに行くと、会った途端に罵られただけでなく、手まで上げられました。「そんなに怒らないで」と冷静な態度で話しても、姉は全く聞く耳を持たず、結局追い出されてしまいました。立て続けに2回ほど訪ねたものの、2回とも同じように追い出されました。けれども、私は全く失望していませんでした。大法は無限の力を持っており、必ず姉を感化(かんか・人に影響を与えて、心・行いを変えさせること)できると固く信じていたからです。そして、前と同じように4回目にたくさんの手土産を持って姉を訪ねた時、ようやく姉の態度が変わり、仲直りすることが出来ました。全ては宇宙大法のお陰です。慈悲で偉大な師父に感謝いたします。

 他にも3人の妹と弟、そして、夫の姉と2人の兄、弟と妹も、彼らが困難に遭った時に、私は何も言わずに手助けしてあげたことで、皆全員が感動して私たち夫婦と仲直りしました。

 親戚たちに何か困ったことがあると、私も夫も何も言わずに手を貸してあげます。以前、あのようにいじめられたので、縁を切るべきだと言って、子ども達は私たちの言動を理解してくれませんでした。文句を言われる度に、私は「お母さんは大法を修煉しているのよ。師父は良い人間になり、誰に対しても良い人になるようにと説かれているわ。まして親戚だもの、なおさら優しく接しないといけないでしょう」と子供たちを諭しました。

 私の実家も、夫の実家も、合せて十何人もの親戚がいますが、私の努力のもとで、今は皆と仲良く接しています。彼らを通じて、大法の素晴らしさを実感しましたし、皆も心から法輪功と師父のことを尊敬しています。兄弟姉妹や親戚全員がすでに「三退」して、それぞれが多くの福報を得ています。中でも最高の喜びは、一番年下の妹が法輪大法の修煉を始めたことです!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/14/350739.html)
 
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