山東省招遠市の郭振香さん 連行され数時間後に死亡
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 【明慧日本2019年1月18日】山東省招遠(しょうえん)市城南区法輪功学習者・郭振香さん(82歳女性)は2019年1月11日、より多くの人々に法輪功が迫害されていることと、法輪功の素晴らしさを知ってもらうために、市内のあるバス停で法輪功の資料を配った。そのため、郭さんは夢芝派出所の警官により連行された。しかし、その数時間後に郭さんは死亡した。郭さんの家族は連絡を受けた後、すぐに派出所まで駆けつけたが、郭さんの遺体はすでに葬儀社に送られた後だった。

 法輪功を学んだ郭さんは「真・善・忍」の教えに従って自分に要求し、健康な身体を得た。

 中国共産党が法輪功への迫害を発動してからも、郭さんは法輪功を学び続けた。郭さんは「共産党当局の法輪功への誹謗中傷を信じないように」と人々に法輪功の真相を伝えた。そのため、郭さんは何度も連行されて拘禁された。

 2019年1月11日午前10時、郭さんの家族は夢芝派出所の警官から電話がかかってきて「派出所まで来るように」と言われて駆けつけたが、郭さんがすでに死亡したことを告げられた。

 それを聞いた家族は耳を疑った。というのは、朝、郭さんが出かけるときは、とても元気だったからだ。「数時間で命を失うなんて! どういうことなのか!」と、家族は大きなショックを受けて悲しんだ。

 家族は警官に「遺体はどこにあるのですか? 対面したいです」と要求した。警官は「葬儀社に送った。対面できない」と答えた。そして、家族は諦めずに、遺体との対面を強く求め続けた。そのため、警官はやっと同意したが、悲しんでいる家族に、郭さんが持っていた資料はどこからもらったのか? いつ、誰と連絡を取ったのか? と聞き続けた。そして、家族に供述書にサインを要求した。

 家族は警官に郭さんの死因を問い詰めたが、警官は「病気で死んだ」と嘘をついた。「郭さんは法輪功を学んでから、ずっと病気しらずで健康だった。連行された当日も郭さんは病気の兆候は、まったくなかった。それなのに、派出所まで連行されてすぐに病気になり、急死するなんてありえない!」と、家族は納得しなかった。

 しかし、警官は「郭振香は派出所に着いた途端に、発病した。俺らはすぐ病院に搬送して救急措置をさせたが、死亡した。だから、葬儀社に送った」と嘘をつき、でたらめな話をした。

 そして、家族は「なぜ、病院に運ばれたとき、すぐ連絡をしてくれなかったのか? なぜ、死亡後にもすぐ連絡してくれなかったのか? なぜ、遺体と対面していないのにすぐに葬儀社に運んだのか?」と、問い詰めたが、全く説明がなかった。

 その後、警官らは家族を監視した。

 現在、郭さんの遺体は葬儀社に置かれたままになっているという。

 郭さんが受けた迫害

 2016年6月10日、郭さんと法輪功学習者・康延美さん(65)は、公園で観光客に法輪功の真相を伝えたとき、泉山派出所の警官らにより連行された。郭さんは当日、解放されたが、康さんは15日間拘留された。

 2016年12月16日午前、郭さんと康さんは、街で人に法輪功の資料を渡した際、再び泉山派出所の警官らにより連行された。康さんは招遠留置場に拘禁された。警官は昼の12時に、郭さんの娘の家を家宅捜索した後、郭さんを解放した。その5日後、警官は再度、郭さんの娘の家を家宅捜索した。

 2016年12月21日午前、郭さんは招遠国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関 )の警官からの電話を受け、「話がある」と言われた。しばらくすると、警官2人が郭さんの家にやって来て、何の証明書の提示もなく、いきなり家宅捜索を始めた。警官らは家にあった郭さんの息子のパソコン、法輪功の書籍、法輪功の真相が書かれたカレンダー、法輪功の資料などの私物を押収した。郭さんは警官に資料の出処をしつこく聞かれた。

 2018年9月、郭さんは城東大秦家マーケットで人に法輪功の真相を話したとき、私服警官に連行されたが、当日、帰宅したという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/1/16/380469.html)
 
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