重慶市合川区の龔延昭さんは迫害されて死亡
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 【明慧日本2018年12月20日】重慶市合川(ごうせん)区の法輪功学習者・龔(きょう)延昭さんは、中国共産党当局が法輪功迫害を開始して20年近く、長期的に地元の政治法律政法委員会(610弁公室を直轄する組織)、610弁公室、公安局、国家安全局の警官らから残酷に迫害された末に、2018年6月24日に死亡し、享年77歳であった。

 龔さんは2008年、ほかの学習者8人とともに、合川区政府の建物の前で警官らにより連行され、同区の留置場に送られた。その1カ月後、龔さんは労働教養処分1年6カ月を宣告され、西山坪労働教養所に拘禁された。その後、家族は教養所で龔さんと面会したが、龔さんはすでに酷く迫害されて極度に痩せ細り、歩行も困難で、警官らに強く殴打された足には卵大の腫れができていた。そのため家族は何度も、龔さんの「重病のため服役中の一時出所」を強く求め、許可された。

 2015年、龔さんは法輪功迫害を発動させた江沢民を告訴した。そのため、龔さんは公安局、政治法律政法委員会の警官らにより連行された。警官は龔さんの息子(合川区司法局に勤務)に自ら龔さんを五尊郷洗脳班に送るように強要した。龔さんは洗脳班で毎日、法輪功への誹謗中傷の映像を8時間見せられ、「三書(法輪功の修煉を放棄する旨の書類)を書くように、三書を書かせる担当官毎日強要された。龔さんはそれに従わなかったため、7カ月間拘禁されて帰宅したが、健康状態がとても悪かった。

 その後、龔さんは公安局などの警官らに法輪功の真実のことを手紙に書いて送り、法輪功学習者を迫害しないようにと伝えた。

 2016年4月のある日、龔さんは学習者の自宅で数人の学習者と一緒に法輪功の書籍を読んでいるとき、警官に盗聴された。そして、国家安全局の警官らは不当に室内に侵入し、龔さんたちを合川区留置場まで連行した。それから、学習者たちは尋問を受けた。尋問のとき、龔さんはまた「三書」を書くように強いられたが拒絶し、書かなかった。龔さんはその場にいた警官たちに「法輪大法は佛法で正法です。法輪大法を学ぶことは合法ですので、『三書』は書きません」と言った。

 しかし、当時75歳だった龔さんは懲役2年の実刑判決を宣告され、3000元の罰金を科された。長期にわたって迫害された龔さんは衰弱しきって、食べると嘔吐する症状が現れるようになり、極度に痩せ細った。その後、家族の強い要請により龔さんは仮釈放されたが、2018年6月24日、無念な思いを晴らせないまま死亡した。

 そのほか、合川区在住の法輪功学習者・蒋徳君さんは2017年の初め、合川区公安局へ行き、警官に法輪功の真相を話したが、連行されて拘禁された。同区の法輪功学習者・祝耀輝さんも2017年の初め、警官に連行されて拘禁された。現在、2人とも消息が不明である。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/12/12/378330.html)
 
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