【明慧日本2019年1月19日】大連市開発区の法輪功学習者・周海燕さん(50代女性)は最近、懲役8年の不当判決を言い渡され、先月遼寧女子刑務所に収監された。
2017年10月8日、大連国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)は同市開発区の各派出所の数十人の警官らを出動させ、道を遮ったり侵入して強奪するなどのやり方で、複数の場所で同時に法輪功学習者を連行するという事件を起こした。警察内部の情報によると、当日だけで、学習者計19人を連行したという。ある日系企業の通訳者・賈秀春さんも出張中に尾行されて、警官らにより連行された。
当日、十数人の警官らは建物が水漏れしているため修理しに来たという口実で、警察証や捜索許可書など何も提示せず、周さんの家に押し入り、周さんに手錠をかけ、着替えもさせないまま周さんを家から引きずり出した。そして、引きずられる途中で靴がぬげたり、手錠が手首の肉に食い込んだりした。また、周さんは朱という警官に両手でこめかみをひどく殴られ、半月後に弁護士に会った時に、こめかみのあたりがまだ痛かったという。
周さんの母親・劉玉芹さんは当日の午後3時頃、路上を歩いていた時に3、4人の男らによりいきなり車内に引きずり込まれた。男らは警官で警察証や許可書などなにも提示せず、理由を説明しないまま派出所まで連行し、部屋に閉じ込め、翌日の夜まで何も食べさせなかった。夜、王という所長は「押印したら帰宅させる」と嘘をつき、それを信じた劉さんは押印をした。しかし、釈放するどころか留置場に移送され、解放されたのは8日後であった。
当日連行された学習者たち10人に逮捕状が発布され、81歳の郝福奎さんは同月26日に釈放されたが、2018年1月15日に同区検察庁により書類を裁判所に提出された。周海燕さんも同区裁判所に書類を提出され、しかも周さんの弁護士も裁判所によりあの手この手と様々な妨害を受けた。周さん達8人の学習者たちに対して裁判所は2018年4月、5月、6月に次々と裁判を行い、周さんに懲役8年、胡志琴さんに懲役7年6カ月、来桂芳さんに懲役7年、時寧瑤さんに懲役5年、林景萍さんに懲役4年、方芳さんに懲役3年6カ月、郝さんに懲役3年、賈秀春さんに懲役2年、それぞれに実刑判決を言い渡した。
当日連行された徐エン霞さんはいまだに姚家留置所に収容されており、今現在、逮捕状が発布されているという。当日同時に連行された孫玉芝さんは帰宅した。