用心 この世の理は似て非なる妨害である 
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年2月21日】この世の理は常人の理で、それは各種の理論と観念が含まれています。私は法を得る前、古典の名言警句と、いま流行りの心温まる話などにとても興味があり、それらが言っていることは正しくて、良いことを言っていると思っていました。法を得て修煉し、深く法を学ぶにつれ心性が向上してきて、この世の理、常人の理は心性の向上を邪魔するものであると感じるようになりました。この感覚は最近とくに顕著です。とても哲学的な文章を偶然に見て、もっともらしい議論だとしても、心を静かにして細かくそれらを整理してみると、それらは似て非なる言い方だと分かります。

 例をあげてみましょう。最近見た一篇のネット文章で「人に良くしない、犬を満腹にしない」とありました。意味は適度が良いということです。人に良くし過ぎても、人は感謝することを知らず、犬を満腹にし過ぎたら、門番の役目をしなくなります。この言い方は正しいでしょうか? 常人に対して言うと、確かにそうかもしれません。しかし修煉者にとっては妨害と落とし穴です。

 師父は説かれました。「修煉は生命の向上の過程であり、一歩一歩と良い人に近づくことから始まり、徐々にさらに良い人、常人を超越する高尚な生命になり、そしてさらなる高みに到達するのです」  [1]大法弟子はもっと良い人にならなければならず、慈悲深くて、見返りを求めない人でなければなりません。そしたら感謝しない人に「あなたは人に良くしない人」とでも言うのでしょうか?

 どうしてこの世の理は心性の向上を妨害するのでしょうか? 常人が従うのは常人の理で、修煉者が従うのは超常的な理なのです。しかし、常人から修煉し、常人社会で修煉し、さらに修煉者はまだ完全に常人から抜け出していないので、それらのこの世の理は、私たち修煉者にとってとても大きな惑わしがあり、さらに深く隠されていて、頻繁にこの世の理に無意識的に執着しているのです。

 師父は説かれました。「高い次元から見れば、人間の生命は人間になるためのものではありません」  [2]常人が言っている理は、通俗的であろうが奥深かろうが、ただ人間に過ぎないのです。ですからこの根本を区別しなければならず、修煉者は必ずこの世の理の執着を放下しなければなりません。常人は私のため自分のためですが、大法弟子は「まず他の人のことを配慮して無私無我で、なおかつ他人を先に、自分をあとにするという正覚にまで修め遂げなければならないのです」  [3]、「この世の理は道(どう)になることができず」  [4]と師父は説かれました。

 多くのこの世の理はどれも漏れがあり、それらは私のため自分のためのもので、必ず放下しなければいけません。

 この世の理と宇宙正法の理は相反するもので、逆になっています。したがって、いかなるこの世の理に執着しても、すべて大法と背離します。修煉者はこの世の理を放下し、やっと大法に同化できます。同時に、私たちは常人がこの世の理に執着しているのを指摘したりはせず、また常人と何が真実なのかを言い争ったりはしません。常人とのトラブルが突然発生したとき、もし迷って相手と言い争ったりしたら、常人の基準に陥ってしまったと言えます。

 師父は説かれました。「神から見れば、修煉者がこの世において、正しいかそれとも間違っているのかはまったく重要ではなく、人心の執着を取り除くことこそ重要であり、修煉の中でどのように人心の執着を取り除くかが重要なのです」 [5]

 伝統文化の中で、多くのこの世の理は儒教、釈迦牟尼、道教から演化されて来たものです。しかし、たとえ正法門修煉の佛教、道教、佛家、道家の理だとしても、大法弟子は放下するべきです。これは師父がおっしゃった「不二法門」の基本的な要求です。

 師父は説かれました。「法を勉強すること以外、如何なることも割り込んではならないため、大法弟子の間で大法そのものと関係ない如何なることをも決して広めてはならず、大法弟子を妨害してはいけません」 [6]

 一つ一つの執着の背後には、どれもこの世の理が隠されています。修煉者は常人の中に埋もれて、実際はこの世の理に埋もれているのです。大法弟子は常人社会の中で修煉しているので、正常さを欠いたようになってはならず、また常人と混同してもいけません。修煉者はただ大法に同化すれば、やっとそこから超越することができ、神の基準をもってこの世を行くことが出来るのです。

 法に則っていない箇所があれば、同修からの慈悲なる是正をお願いいたします。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『ベトナムの学習者へ』
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [3] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「佛性に漏れなし」
 [4] 李洪志師父の経文:『台湾交流へ』
 [5] 李洪志師父の経文:『マンハッタン説法』
 [6] 李洪志師父の著作:『各地での説法五』「二〇〇四年米国西部法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/1/28/380934.html)
 
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