北京順義区の柳艶梅さん(52)は虐待され迫害死
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 【明慧日本2019年3月4日】北京順義区の法輪功学習者・柳艶梅さんは2016年11月、一般市民に法輪功学習者の裁判を傍聴するようにと誘ったという理由で、身柄を拘束された。柳さんは留置場で虐待され、2017年7月に懲役4年の不当な実刑判決を宣告され、2018年12月11日に非人道的な虐待を受け、迫害死した。享年52歳の若さであった。

 柳さんは北京女子刑務所に連行されてからわずか2、3カ月で重体に陥った。2018年1月24日、家族は北京女子刑務所からの電話を受け、柳さんが危篤状態に陥ったことを知らされた。家族はすぐに病院へ向かったが、柳さんのカルテには「患者は水腫で身体がだるく、血尿があり病状は重い。臓器は衰弱し、命に及ぶ危険がある。急性心不全や心臓が急停止する可能性がある。現段階では薬物治療で病状を緩和できない。子宮頸がんがあるため、直ちに血液透析をおすすめする」と書いてあった。

 柳さんは2017年9月頃に通州留置場から移送され、11月ごろに北京女子刑務所に送られたはずである。場所を変えるごとに全身の健康診断を受けたはずだが、治療を受けさせず、良い機会を逃してしまったと見られる。その結果、血色素がわずか3gで常に命を失う可能性があった。

 刑務所の病院は責任から逃れようと、重体の柳さんを家に引き取らせようとしたが、家族に拒否された。そして、2018年12月11日、柳さんは亡くなった。家族が病院に着いた時には、柳さんはすでに認知障害が起こり、背中の皮膚が潰爛(かいらん・皮膚がやぶれただれること)の状態になっていた。そのため、やっと服を着させたという。柳さんのこんな様子を見ると、最後まで誰にも面倒を見てもらえなかった可能性が高いと考えられる。

 柳さんの親戚の妹は順義区派出所の警官に呼ばれ、法輪功学習者と付き合わないようにと脅迫された。

 柳さんは他人に優しく、自分に厳しい性格であった。たとえ、他人に傷つけられた時でも、いつも法輪功の教えに従い、いつも「相手がどんなに悪くても、善意を持って接しなければなりません」と言っていた。

 1999年の7.20以降、柳さんは数回にわたって身柄を拘束されて拘禁され、労働教養処分を受け、洗脳班に拘禁されるなどの酷い迫害を受けた。身も心も大きなダメージを受け仕事までも失った。長年の残忍な迫害により、柳さんは一時期、精神異常になった。順義の国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の関係者、610弁公室および仁和派出所の警官らに常に嫌がらせをされた。

 2015年5月、柳さんは法輪功の無実を人々に伝えたという理由だけで身柄を拘束され、泥河留置場に拘禁された。そこで、柳さんは大の字に身体を固定されたままで3日間全く動くことが許されず、長時間にわたり放置されるというようなむごい拷問を受け続けた。受刑者は大きな板にのせられ、2メートルも離れている大きなリングに手足を固定され、身体全体を「大の文字」にして動かないように固定し、そのまま大小便もすべて板の上にするしかない状態で放置された。柳さんが酷い拷問を受けている際に、多くの受刑者は柳さんが痛みに耐えかねて発する、悲痛なうめき声や悲鳴が聞こえてきたという。

中共酷刑示意图:钉大板
拷問イメージ図:大の字に身体を固定させたままで長時間放置

 2016年2月、江沢民を告訴したという理由で柳さんは店で仕事をしている販売中に、身柄を拘束され、順義泥河留置場に1カ月拘禁された。

 同年11月29日、柳さんは招待券を配って、市民に通州裁判所による法輪功学習者への裁判を傍聴するように誘ったことで、不当に連行され、通州留置場に拘禁された。

 留置場において、柳さんは法輪功の動作を煉る権利を放棄しなかったため、足かせを掛けられ、上半身を固定されるベルトで締め付けられ、全く自由に動けなくなった。情報によると、柳さんは5カ月間、毎日手かせと足かせを掛けられ、全身傷だらけになり、髪の毛も大量に抜け、頭皮からは膿が出て、精神的にも肉体的にも大きな打撃を受けた。

 弁護士は2回留置場を訪ねて面会を求めたが、許可されなかった。その後、弁護士はいろんな困難を乗り越えてやっと柳さんに会えたが、柳さんは痩せこけて、本人だとわからないくらいの変わりようだった。入所当時、50代の柳さんの髪の毛は真っ黒だったが、今はすっかり変わり、真っ白になってしまった。

 柳さんは刑務所で虐待を受けたり、ひどく罵られて手かせや足かせを掛けられた。そして、足が動かせないのに、囚人の1人が全体重を柳さんの足にのしかけられて、余りにも痛くて耐えられなかったという。

 2017年7月6日午前9時、通州裁判所は柳さんに対して裁判を開廷した。弁護士は柳さんが招待券を配布したことは、罪にはならないと述べた。起訴者側もその件では判決を言い渡せないとわかり、2014年と2015年に柳さんは人に法輪功を宣伝したことがあると言い出した。弁護士は当時、その件については、検察庁はすでに逮捕状を発付しないと決ており、今の招待券の問題とは一切関係がないと弁護した。

 当日、判決は宣告されなかったが、通州区裁判所はその後、柳さんに懲役4年の不当な実刑判決を言い渡した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/2/22/383051.html)
 
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