【明慧日本2019年3月18日】高齢の法輪功学習者たち数人は2015年の冬に、市場で法輪功迫害の真相を伝えながらチラシを配布した。多くの人が法輪功迫害の真相を受け入れ、渡されたチラシを読んだ。午前中に持ってきたチラシは、正午にはほぼ配り終えた。この時、迫害の真相を理解していない男性が女性の学習者の腕を掴み強く引っ張って、「あなたを探していたところだ、私についてきなさい。警察に行こう!」と言って、派出所に向かった。
派出所の外壁の門を通り過ぎると、この男性は大声で「早く来て! 法輪功学習者をもう一人捕まえた」。しかし、彼がどんなに叫んでも、警官は誰一人として出てこなかった。彼は叫ぶのを止めて、女性学習者を所内に連れていった。所内には3人の警官らがいて、2人に「何の用だ?」と尋ねた。男性はニヤニヤしながら「彼女は市場でたくさんの法輪功のチラシを配った!」と告げた。
3人の警官らは慌てる様子もなく、女性学習者に「こんな年でこの寒い中、市場で説明したり、配ったりして疲れたでしょう。そこに座って水でも飲んで」と声をかけた。女性学習者は「いいえ、疲れていません。私は法輪功の真相を人々に知ってもらい、善悪には報いがあることを知ってもらって、そうすれば災難から遠ざかり平安が訪れるのだから、どんなに苦しくても心の中で喜んでいます」と話した。他の警官が「おばあちゃん、もう昼食の時間だから帰っていいよ」と言った。
女性学習者を捕まえて来た男性は驚いた様子で、3人の警官の目をじっと見ていたが、警官は誰一人として相手にしなかった。男性は壁際まで後退りし、3人の警官らが自ら女性学習者を所内から送り出しているのを見て、愕然とした。
また、2017年2月のある日の午後、私は2人の学習者とある市に迫害の真相を伝えに行き、11時には帰ると約束した。私は10時ごろ集合場所に向かって歩きながら、法輪功の真相を伝えた。住民に残虐な迫害の真相が書かれたチラシを渡したところを、巡回中の警官ら2人に見られた。警官らは派出所に電話をかけた。そして警官は、私に「今、何を渡したの?」と聞かれ、「人を救うためのチラシです」と答えた。また警官が再度派出所に電話をかけると、2人の警官がやって来て私を派出所まで連れて行くと言った。私は真相を伝え、衆生の救い済度に影響されないように、2人の警官について行った。そして歩きながら、2人に真相を伝え続けた。
2人の警官は、私を派出所の一室へ連れて行き、名前を聞いた。私は名前を言わずに優しく真相を伝え続けた。警官らは質問に答えないのをみて尋問室に連れて行き、椅子の上に座らせて手錠を掛けて固定した。警官はいろんなことを聞いたが黙秘し、微笑んだ表情で見ていた。機会を伺っては警官らに真相を伝えた。
しばらくすると、警官らは2人の女性警官を呼んで来て私を別の部屋へ連れて行き、ポッケトにあるものを全部出すようにと命じた。その中には買い物用のカードが入っており、名前が書いてあるのに気付き、名前をパソコンに入力して、勤務先を見つけて夫の電話番号を入手した。警官は夫に電話を掛けて「迎えに来るように」と頼んだ。しかし、夫は孫を迎えに行かなければならず時間がないので、警官に「送って来てくれるように」と頼んだ。しかし警官は夫に「迎えに来てほしい」と何度も頼んだので、夫は迎えに来た。派出所の所長は夫に「正月なので事をあまり大きくしたくない、もしこのことを公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関 )に報告すれば、あなたの家に行ってめちゃくちゃにしてしまう。彼女はとても良い人で言葉も穏やかで、連れて帰りなさい。皆が平安な正月を過ごそうではないか」と言って、夫と私を返した。
真相を知ったあとの警官らの正しい選択は、警官自らが少しでも正義に立ちかえり、社会の明るい兆しが僅かではあるが見えた。この案件を処理する中で悟り、法輪功学習者に善をもって接することが、どれほど公安局、検察庁、司法関係者らのためになり、さらには家族のためになるかを考えれば、このことがどれほど素晴らしい未来を築くことにつながり、そしてまた、善なる念は人々の心を浄化し、社会を変えていくことがわかるはずである。
中国の公安局、検察庁、司法関係者らは法輪功に対する迫害の真相を理解し、善悪を分別し、「真・善・忍」を信奉する法輪功学習者に対する残忍な迫害は、中国憲法に違反するものであることを理解した上で、さらにこのままいけば、悪の報いに遭うことは必然であることも理解して、悪辣な中国共産党の犯罪者の手助けをすることなく、素晴らしい光明のある未来をそれぞれの関係者らは、是非とも選択してほしいものだ!