文/遼寧省の大法弟子
【明慧日本2019年5月1日】私は修煉を始めて3年ほどの新しい修煉者です。私は特殊な境遇に陥った中で、法を得るまで長い紆余曲折の道を歩んできました。以下では自分の修煉体験を以って、同修の皆さんと交流したいと思います。
一、法を得た経緯
実は20年前のある日、私は偶然にもある機会に恵まれ法輪功に出会いました。「これはまさに私が探していた功法だ!」とすぐに感じましたが、正式に修煉を始めようとした矢先、なんと突如、私に大きな災難が降りかかってきました。単純な私は人に騙されて利用されてしまい、国家機関の幹部から受刑者の身の上になってしまったのです。実際、私は国のお金を1元も横領していませんでしたが、その出来事は私にとっては、とんでもない屈辱となりました。そのために私は親族や家庭を失い、立派な仕事も未来も無くし、何よりも人身の自由を奪われました。これより悲惨な人生があるでしょうか!
悲しみのどん底に陥っていた私に、修煉を始めたばかりの母は人に頼んで、『轉法輪』と一部の大法の経文を渡してくれました。私にとってはそれが「救命の宝」でした! 刑務所の中で、私はこそこそと本を読み、大法の法理を少しずつ知り、すべての災難は自分の生々世々に積んだ業力によるものだと分かりました。
18年という長い刑務所生活の中で、私はずっと大法を心に抱き続けてきました。法理を完全に理解することは出来ませんでしたが、師父が説かれる「真・善・忍」を実行に移す人こそが真の良い人だということ、そして、師父の大法以外には世人を救うものはなく、真に修煉すれば本当に圓満成就できるということが分かりました。邪党文化に深く毒害されていた私は、それまでは猛烈に「名利情」を追求していました。今回の出来事で私は世間の一切を失った事により、強制的に悟らされた気がします。刑務所の中で、私は師父の説法を読むことによって心の苦痛から解放され、現実に耐えることができ、直面できるようになりました。
2015年5月10日、私はやっと自由の身となり、その日から正式に大法を修煉し始めました! 80歳を超えた母は私の手を握り「ずっとこの日を待っていた! 正法は終わりに近づいているので、修煉より重要なことは何もないわ。修煉さえすれば、師父はきっとあなたの面倒を見てくださいます!」と言いました。
その日から直ぐに私は母と一緒に『轉法輪』の第4講を読み、五式の功法の動作や発正念の姿勢などを教えてもらい、一心に大法の修煉を始めました。
二、着実に修煉し、正法の進展に追いつく
母の家は集団学法の拠点です。毎日午前中は、私は母と一緒に人が多く集まる場所に行って、真相を伝えて三退を勧め、毎週の月、水、金曜日には『轉法輪』を学び、火、木、土、日曜日には師父の「各地での説法」を読み、1日も休みませんでした。毎回の学法で次第に私は新しい法理を悟り、絶えず向上していることを実感し、同修間の交流からも多く受益することが出来ました。
法輪大法を修煉してから私は生まれ変わり、以前に患っていた指の関節の痛みや十二指腸潰瘍、胃炎、頭痛などの疾患は全部治りました。
今の私は健康を取り戻しただけでなく、広い心の持ち主になり、昔の怨恨(えんこん)苦難などを気にしなくなりました。
幸い、正法修煉に間に合うことが出来ましたが、正法の進展に追いついて行くには着実に修煉し、精進するしかありません。人生の前半で経験した困難と苦痛は、私に最大限に人心を放棄させるためのものでした。今の私は常人の名利情に対して明らかに淡泊になり、時間を惜しんで学法や煉功、発正念を行なっています。衆生を救うために法輪功迫害の真相を伝え、常に時間が足りないと感じていますが、非常に充実した日々を送っています。より多くの衆生に真相を伝えるために、新年が過ぎてから私は若い同修たちと一緒に自転車でより安全な郊外に行き、そこで法輪功に関する真相電話をかけています。最初の頃は、自分には出来ないのではないかと思っていました。新年を迎える直前に真相電話をかけたことがありましたが、寒さの中で衆生の三退を成功させるどころか、散々罵られた経験があったからです。内に向けて探してみると、正念が足りないことが原因だと分かりました。今回、同修に励まされて、私は初日に6人の三退を成功させ、海辺の西北からの風が大変冷たかったにもかかわらず、心はとても温かかったのです。翌日、私はさらに8人も三退させました。勇気と知恵をくださった師父に感謝致します。
自分はまだ成熟しているとは言えませんが、私の修煉体験をもって同修の皆さんと交流し、妥当でない部分があれば、慈悲なるご指摘をお願いします。