腎臓壊死の妻の妹が救われる
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年6月21日】2007年に妻の妹が風邪をひきました。村の医者が薬を間違ったために妹は尿毒症と腎不全になってしまいました。そこで村の医者の治療をやめ、大きい病院に行かせました。

 そして公主嶺の病院に行き、入院して治療しましたが、病状は重くなる一方でした。専門医に診察をしてもらい、一時期透析をしましたが、病気はだんだん重くなり、回復の兆しが全くありませんでした。最後に医者は透析もできないと言いました。転院するか、家に帰るしかなく、少しの希望もみえませんでした。妻の妹は仕方なく家に帰りました。

 その時、私は法輪大法を修煉したことを理由に、中国共産党に迫害され、家族とは数年間離れ離れになっていました。偶然に会った親戚に「あなたの奥さんの一番下の妹が尿毒症になっています。病院ではもう治してくれません。棺桶まで買っていますよ」と教えてくれました。その話を聞き私はすぐ「彼女を救いに行かなければならない」と思いました。

 次の日、私はMP3プレヤーを買い、師父の説法録音を入れました。また真相が書かれているお守りを持ち、果物を買ってバスに乗り彼女の家に行きました。

 庭に入ると壊れかけている藁葺屋根の家のそばには、棺桶が置かれていました。急いで家に入ると妻の妹は1人でオンドルの上に横になっていました。顔色が黒く灰色になっていて、見るだけで怖くなりました。彼女は貧しく何もかも物を捨てるのを惜しみ、部屋の外も部屋の中も、使えなくなったものでいっぱいになっていて、空いているところはただ1メートル四方の広さしかありませんでした。しかも犬と猫を飼っていたのでその匂いは大変なものでした。

 私はオンドルの前に行き彼女の名前を呼びました。数回声をかけても反応がありませんでした。よくみると呼吸はまだありました。再び数回呼ぶと彼女は少し動きました。私は心の中で彼女を救ってくださるように師父にお願いしました。「病院はもう治してくれません。腎臓は二つとも壊れました。棺桶と経帷子も用意しました。今はただ死ぬのを待っているだけです」と彼女は微かな声で言いました。

 私は彼女に「あなたの病気はここまで進んでいるので、いまは法輪大法だけがあなたを救うことができます。もしあなたが本当に信じれば、その敬虔の程度によって大法の威力が現れます」と伝えました。彼女は「私は信じます! もうすぐ死ぬ人間ですから、私は信じます!」と言いました。

 妻の妹は私が中国共産党に迫害され、さすらって身を落ち着ける場所もなくなったことを知っていました。私は彼女に大法の基本的な真相を伝えました。天安門での焼身自殺事件は中国共産党がみずから演出したもので、1400人が死んだという、いわゆる「1400例」は実は中国共産党が捏造したもので、その目的は一般の人が法輪功を恨むようにさせるためだと話しました。彼女の体が弱っていたのでここまで伝えました。

 私は常に充電できるようにMP3プレヤーの充電器をコンセントに付けてMP3プレヤーとつなぎました。そしてイヤホンを彼女の耳につけて、師父の広州での説法を聞かせました。そして何も気にせず何も考えないで聞くようにと言いました。

 妻の妹の家は非常に貧しくて、村の中で彼女の家だけが土作りの家で、今にも倒れそうでした。彼女の夫はまともな仕事に就かず、毎年とうもろこしを売って手に入るわずかなお金を全部自分ひとりで費やしました。毎日お酒を飲むばかりか、公主嶺市へ行っていかがわしい女のところへ行っていました。親戚は誰も彼を見下げ、一番下の息子の嫁さえ常に彼を罵っていて、妻の妹も為す術がありませんでした。

 翌日用事があったため、私は妻の妹が説法を聞くように按排してから、彼女の家族が帰るのを待たず最終バスに乗って戻りました。

 3日目に再び行ってみると彼女は少し良くなっていて、力の入った声で話すことができ、頭を左右に動かすこともできました。顔には微かな笑みが現れていました。彼女は「私はずっとこれ(MP3プレヤー)を聞きました。助かりました。救われるでしょう」と言いました。

 3日後再び行ってみると彼女はもう座ることができました。彼女は大喜びで「大法が私を救ってくださいました! 大法に感謝します!」と言いました。妻の妹は大法を信じたから命を取り戻すことができ、福をもらいました。

 今回私は再び彼女に大法の基本的な真相を伝え、常に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じるように言い聞かせました。今回も彼女の家族には会えませんでした。

 数日後、彼女のところへ行こうとした時、私は警察に強制連行されました。それは2008年北京でオリンピックが開幕される前の大々的な強制連行でした。2013年、解放され、彼女の家に行って見ると彼女はもうどんな仕事もできるようになっていて、ただ、足の回復が遅れているだけでした。

 私が「そのMP3プレヤーはまだ毎日聞いていますか?」と聞くと彼女は悲しそうな顔で「私が死にそうになった時は誰も私のところへ来てくれませんでした。私が良くなって歩くことができるようになると息子が自分の子供の面倒を頼んできました。そして私が寝ている間にMP3プレヤーを持って行き、解体して捨てました。本当に悲しくてたまりませんでした。待っていてもあなたは来ませんでした。後で警察に強制連行されたと聞きました。私は法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしいという言葉を念じることと、このお守りを頼りにしてきました」と言いました。そしてお守りを取り出して私に見せてくれました。作る時密封性が悪かったせいか、中の文字はもうはっきり見えなくなっていました。

 彼女は「私はずっと薬を飲んでいません。いま健康になって満足です。大法は本当に不思議です。大法に感謝します!」と言いました。

 私は「重い病気も良くなったので、多くの人がなぜ良くなったか聞くでしょう? あなたはこの言葉を念じただけで良くなったと告げましたか?」と聞きました。彼女は「怖くて言っていません。これはあなたが教えてくださったことだと言ったら、警官はあなたを捕まえるでしょう。共産党はなんて悪いものでしょう。私はあなたを守らなければなりません」と言いました。私は「今後誰かに再び聞かれたら『法輪大法は素晴らしい』と誠心誠意で念じたら良くなりましたと教えてください。これも良いことをすることになります」と伝えると彼女は「はい、分かりました」と答えました。

 私は新しいMP3プレヤーを買って妻の妹に渡しました。そしてお守りも新しいものに替えてあげました。彼女は笑顔で、両手で受け取り、とても喜んでくれました。「良かった! これは命を保ってくれるものです!」。それは心の底からの微笑みで、一つの生命が救われた後の幸せな笑顔でした。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/3/22/384193.html)
 
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