山東省71歳の蓋広生さん 秘密裏に不当判決
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 明慧日本2019年7月30日】法輪功学習者・蓋広生さん(71)は2018年12月21日に身柄を拘束され、莱陽市の留置場に拘禁されて8カ月が経ったが、家族は未だに面会できないでいる。情報筋によると、蓋さんはすでに莱陽市裁判所に秘密裏に開廷され、懲役1年3カ月の不当な判決を宣告された。蓋さんはこれを不服とし、控訴したという。

 自営する小麦粉販売店前で連行

 蓋さんは莱陽市姜疃鎮の定期市で自分で小麦粉販売店を経営している。2018年12月21日午前10時半過ぎ、蓋さんは店の前で姜疃派出所の警官2人に身柄を拘束された。

 その後、家宅捜索され、法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真、アンテナなどの私物を押収された。また、家の柱や壁に貼り付けてあった法輪功に関するものもすべて剥がされた。当時、蓋さんと一緒に居た知的障害者の息子はいたが、具体的に押収された現金や貴重品の詳細は未だにわからないという。蓋さんの所持していた商売用の運転資金や押収された私物のリストは警官から一切出されなかった。

 家族は蓋さんが莱陽市の留置場に拘禁されている以外、何も知らされていない

 蓋さんが連行されて8カ月が経ったが、未だに家族は一度も蓋さんと面会できていない。家族は何度も留置場に行き面会の申請をしたが、すべて断られた。蓋さんは具体的にどこに拘禁されているのかも知らず、家族は蓋さんの安否確認が全く把握できていない。

 冬の寒い時期、家族は蓋さんに防寒服を届けに行ったが許されなかった。姜疃派出所の警官らはこのことが法律で定められていると堂々と言い切った。

 莱陽市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長・尉海波は以前にも、蓋さん一家やその親族を連行したことがある。2008年、蓋さんの弟・蓋広起さんは法輪功を学んでいるという理由だけで、済南労働教養所に拘禁された。迫害された結果、血圧が200㎜Hgを超え、脳動脈硬化症になり危篤状態に陥った。済南労働教養所は責任を逃れるため、広起さんを解放したが、広起さんはすでに脳出血を起こし、自立生活ができなくなっていた。

 逮捕状を交付され、秘密裏に判決を宣告される

 2019年1月7日、家族は姜疃派出所から逮捕通知書を受け取った。蓋さんは莱陽市検察庁から逮捕状が交付され、2019年1月3日に莱陽市公安局に逮捕された。

 情報筋によると、蓋さんは莱陽市裁判所に秘密裏に開廷され、懲役1年3カ月の判決を宣告された。蓋さんはこれを不服として、すでに控訴した。

 蓋さんが一刻も早く家に戻れるように、正義感の強い方々に一刻も早く救援をお願いしたい。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/7/19/390225.html)
 
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