文/中国の大法弟子
【明慧日本2019年8月25日】私は退職した77歳の大法弟子です。2017年、私は家の古い電気製品を回収してもらうために、街に行って廃品回収業者を見つけ、話しをしたところ、彼は40元で引き取ってくれると言いました。40元でいいのだと思いましたので、金額の交渉はしませんでした。私はこの時、古いテレビと電子レンジさえ処分できればいいと思ったので彼に代金を支払い「釣り銭はお盆の上に置いていて下さい」と言ってその場を離れました。私は荷物の片付けをしていたため、釣り銭を確認していませんでした。
荷物の片付けをした後、釣り銭を確認したところ、40元の釣り銭のはずが、なんと10元が3枚と50元が1枚、合わせて4枚が置かれ、釣り銭が40元多かったのです。
お金を稼ぐのは簡単ではなく、このお金を返さなくてはと思いました。しかし、どうやってその人を探せばいいのか分かりませんでした。40元は彼にとって大きな損失であり、しかも私は大法の修煉者であり、師父は私達に良い人になるように、物事を行う時は先に他人のことを考えるようにと教えて下さいました。私はこの人を探し出して、多くもらったお金を返すことにしました。
しかし、彼の居場所が分からず、街へ行って探し始めて1カ月が経っても見つかりませんでした。ある日、外から廃品回収業者の呼び声が聞こえてきました。私は急いてエレベーターでお降り始め、そこに隣人も乗っていました。その隣人に「そんなに急いてどこへ行こうとしているのですか?」と聞かれたので、私は釣銭の件を一部始終話しました。隣人は「あなたは本当に善い人ですね、あの人から渡されたお金ではありませんか? 返す必要がありますか? 今は、あなたのような善い人はもういませんよ」と言いました。回収業者を見てみると、その人ではありませんでした。
その後、私は引き続き彼を探しました。ある日の早朝、私はレストランで朝食を摂っていました。廃品回収業者の呼び声が聴こえたので、急いで外へ行って呼び止め、顔を見ると釣銭を多くくれた人だったのです。私は釣り銭が多かったことを伝えると、彼は不機嫌な顔になり、それは私に渡した釣り銭が足りなかったのだと勘違いしたようでした。
私は財布から彼が置いた釣り銭、10元3枚と50元1枚を取り出して彼に見せました。この時、横で聞いていたレストランの店長は彼に「あなたから金をもらうのではなく、多くもらった釣銭をあなたに返すと言うことですよ」と言ってくれた店長の言葉で、彼は冷静になり理解してくれました。
私は「私は法輪大法の修煉者です、私達の師父は道徳性の優れた人になるようにと教え、どんなことにおいても他人のことを先に考えなければなりません。このお金はあなたに返します。あなたは毎日苦労して、お金を稼ぐのも容易ではありません。40元はあなたにとって小さな金額ではないと思います」。この話しを聞いた彼はとても感動しました。最後に私は「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい!」と彼に教えました。周りで聴いていた人達も、とても感動したようでした。彼を探し出すのに1カ月以上かかり、40元を回収業者に返すのは容易ではなかったのですが、返すことができてとてもよかったと思いました。
2017年夏のある日、私はテレビショッピングで電子レンジを1台を買いました。サービスとして色々な商品がついています。商品が届き、段ボール箱を開けて試しに電子レンジを使ってみると、異常がなかったので受け取りました。数日後、サービス品の箱を開けてみると、ついてくるはずだったフライパンが見当たりませんでした。そして私は販売元に電話をかけて事情を説明しました。販売元は「すぐにお送りします」と言いました。
届いたサービス品の箱に、ドイツ製の調理鍋と、菜切り包丁が入っていて、この商品は2千元の価値に相当するもので、これは私へのサービス品ではなく、きっと間違えて配達されたのだと思いました。
もしこの商品を返さなければ、配達員と販売店に大きな損失を与えることになります。自分は法輪大法の修煉者であり、得るべきではないものを得てはなりません。師父の教えでは利益に対して、淡泊でなければならず「真・善・忍」の基準で自分を律しなければなりません。そして、私はすぐに販売元に電話をかけ、商品を間違えて配達されたことを伝えました。数日後、その配達員が商品を取りに来て荷物を持って帰るとき、とても満足そうに喜んでいました。彼は「あなたに感謝します。あなたはとても善い人です。でなければ私は大きな損失を蒙ったことでしょう」。私は彼に[法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい!」を覚えておくように教えました。
2018年の大晦日、私はスーパーでおやつを買いました。レジで清算してお金を支払い、家に戻りレシートを確認したところ、買ったおやつの種類が多かったためか、レジ係のミスで何種類かのおやつは計算されていなかったことが分かりました。次の日、スーパーの事務所を訪ねて事情を説明し、払っていなかった分の代金を渡しました。事務所の責任者は「あなたは善い人ですね」と言いました。「私は法輪大法の修煉者で『真・善・忍』を修めています」と言うと、その責任者は小さな声で「政府が禁止していますよね」と聞いたので、私は微笑みながら彼に「テレビで報道した法輪功の内容は違います。私はたちは善い人であることをあなたはご存じでしょう? 『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい!』ということを、ぜひ覚えておいてください! それから、三退すれば、平安が訪れますよ」と、と伝えました。その責任者は喜んでいました。周りのスタッフも感動していました。
2007年、あるお店に日用品を買いに行きました。レジで支払いをした際、、レジに多くのお客が並び、レジ係は私が買った一斗缶の油を計算しませんでした。家に戻り、買った商品を整理しながら、今日、こんなにたくさんの買い物をしたのに、なぜ、これくらいのお金しか払っていなかったのだろう? と思い、レーシートを確認したところ、あの一斗缶の油の代金が計算されていなかったことが分かりました。私はすぐにその販売店へ行って事務所を訪ね、責任者に事実を説明し、買った物とレーシートと照らし合わせると、確かに一斗缶の代金を払ってないなかったのです。その責任者に「代金をお支払いしますので、レジ係の人を叱らないでくださいね、あの時はとても忙しかったのですから」と言うと、その責任者は感動して「あなたのような人は、少なくなりました」と言ってくれました。私は「法輪功を修煉している人は、善い人になろうとしています。考えて見てください、もし、私が修煉者でなければ、このようなことをすると思いますか? 私達の師父の教えでは、大法弟子はどんなことに出会っても、まず人のことを考え、どんな時でも善い人になるようにと教えてくださいました」と話しました。それから[天安門焼身自殺事件は、中国共産邪党がでっちあげた虚言です」と言って、真相を伝えました。その後、この責任者は私と会うたびに、いつも丁寧に挨拶をしてくれました。
師父がおっしゃるには「修煉に漏れがないとはどういうことでしょうか? 小さいことはありません」 [1] 私はこの20年来の修煉の中で、出会った一つ一つの小さなでき事を通して、名利心を取り除くことができました。これからもっと自分を煉磨し、さらに善い人になります。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『2015年米国西部法会での説法』