香港法会|香港で真相を伝えた体験
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 文/台湾の大法弟子

 【明慧日本2019年8月30日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 私は台湾の新北市の大法弟子で、香港で真相を伝えた体験をここで交流することができ、とても光栄に感じています。2015年1月、やっと正式に香港で真相を伝える一員に加わり、それ以前の十数年間は、他のプロジェクトを行なっていたため、香港へ行ったことはありませんでした。その後、香港には中国人がとても多くてパレードの効果は絶大で、真相を伝える力量が大きいと同修が話しているのを耳にしていたので、私は時間がある時に必ず香港へ行ってみようと決めていました。

 2015年1月、香港で法会が開催されました。この機会を借りて1カ月間香港へ行くことを申し込み、法会に参加する以外に、香港の観光地での真相を伝える活動にも参加しました。当時、香港の大紀元はちょうど宣伝を強化する段階で、新聞配りを手助けする人を多く必要としていたので、私は新聞を配るグループに配属されました。1カ月間の香港滞在で二十数日間新聞を配りました。2015年全体で私は合計3回香港へ行き、大半の時間を新聞を配ることに費やしました。偶然にも観光地に配属され、真相を伝える過程で、何度も心を打たれました。

 香港の街で新聞を配る時、私たちを支持する人に会ったり、また私たちに反対する人に出会うこともあり、ある人は親指を立て、ある人は振り無きもせず、さらに中国共産党のスパイに出会うこともあります。はっきりと覚えているのですが、ある時、香港の繁華街の銅鑼湾(どらわん)で新聞を配った際、ハイカラな服装をした1人の女性が私の所へ来て、新聞を1部取って細かく目を通しました。その時私はその女性が大紀元の愛読者だと思い、大紀元がどのような新聞であるかをその女性に熱心に説明しました。するとその女性が「あなたたちが書いていることは間違っており、ここの文章もよくありません」と新聞の内容を批判し始め、このようなことは夢にも思いませんでした。それから新聞を地面に投げ捨てると、そのまま行ってしまいました。その後、その女性が1人の中年の男性の方に歩いて行くのが見え、その男性に何かを報告しました。距離が近くて10メートルに満たなかったため、私は男性と女性の会話の内容を聞き取ることができ、女性は男性に「この人は台湾から来て、どうのこうの・・・」などと言っていました。この経緯があってから、新聞を配ることにも警戒心を高めなければならないとしても、いつでも正念を持ち、邪悪に付け入るいかなる隙も持たせてはならないと悟りました。

 もちろん新聞を配る時、興味深い出来事に出会うことがあります。より良く新聞を配るために、香港の修煉者から広東語を習い、それからは広東語で「『大紀元』です、こんにちは!」、「『明慧週報』です、こんにちは!!」と言いました。実際にはこの二つの言語以外、他の言葉を私は話せませんでした。ある時、中環クイーンズロードで新聞を3、4時間新聞を配り、通り過ぎる通行人にずっと広東語で「『大紀元』です、こんにちは!」と話しかけました。ある香港の地元の人が、そばで広告チラシを配っており、その人は人が少ない時に私の所に話しかけに来ました。私は標準語でその人と会話し、その時になって初めてその人は「おお! なんとあなたは香港の人ではないのですね!」と気づいたようでした。

 街で新聞を配るのは、観光スポットのように中国の衆生に直接に接触することはできませんが、個人で旅行に来た多くの中国人に出会うことができます。通常、個人旅行の人は比較的たやすく真相資料を手に取ろうとしますが、観光スポットの多くの人は資料を受け取ろうとしません。なぜなら、観光スポットにいる人達は、通報されるかもしれないと恐れているからです。

 ある時、モンコックで新聞を配り、その日は一日中雨が降り、新聞を配る効果が理想的ではなく、数時間でやっと配れたのは数十部で、半包みにも至らず、長時間配っても私が少しの新聞しか配っていないのをある香港の人が見て、「もう配らない方がいいです。今日は新聞を配るのに適していません」と私に言いました。集合時間がまだだったので勝手に離れるわけにもいかず、引き続き新聞を配りました。私に離れる意思がないのを見て、その香港の人が私に話しかけてきました。話しているうちにその人は「実際香港の大多数の人は広東から移民してきており、さらに毎年中国の多くの新しい移民がいます」と言いました。その人の話では「もともと私は街で新聞を配るのは、観光スポットのように多くの『尊い中国人』には会えないと思っていたが、目の前にいる香港の人が、もし中国から移民してき来たばかりであるならば、その人もまた『尊い中国人』なのではないのか?」と私はヒントを得ました。そして、真相拠点で新聞を配ろうが、街であろうが同じく真相を伝えており、同様に多くの『尊い中国人』に会えるのです。

 2016年から2018年までのこの3年間に、私は毎年香港に5、6回行き、ほぼ1カ月滞在し、多くの場合、観光スポットに配属され、新聞を配りに行くのはどちらかというと少なかったのです。しかしその当時、観光スポットでは大きな変化が起こり、共産党が香港で創立した邪悪の団体の妨害が拡大していました。

 この邪悪の団体は、2012年6月から香港の真相拠点を妨害し始めました。当時は、すさまじい勢いでやって来ましたが、香港のすべての真相拠点を同時に妨害することはできませんでした。2016年旧正月の後、私がいつも援助している観光地が妨害されました。

 邪悪の団体のごろつきは、もともと私たちが展示パネルを置いていた場所を力づくで占領し、ラウドスピーカーで師父と大法を汚す放送を流し続け、人が手に持っている真相資料を奪い取り、私達が行く所行く所、どこにでも付いて来ました。私たちが横断幕を伸ばし、展示パネルを掲げると、ごろつきどもは私たちのそばで共産党の放送を音量を大きくして流し、私たちが資料を配ると「受け取るな」と人を脅迫しました。ごろつきどもはいつもわざと騒ぎを起こし、機会をうかがって私たちを罪に落としいれようとし、注意をしていないと、ごろつきらの罠に落ちてしまいます。ひいては、悪辣な言葉で罵って攻撃してきて、これらが頻繁にありました。

 それでも私たちは依然として引かず、やはり終始弛まず衆生に真相を伝え、同時に発正念の時間を強化し、集中して発正念をしました。邪悪の団体がいる場所は、通常まさに共産党が集まる場所でもあり、そこにいる中国人たちの多くは、頭の中に大量の負の情報が詰め込まれており、その情報は衆生が真相を理解することを妨害する要素であり、正念を発することを通じて多くの邪な要素を取り除くことで、人々が容易に真相を理解するようになり、そうして初めてより真相を聞くようになります。

 私自身は三退を勧めることがあまりできないため、観光地では多くの場合、横断幕を伸ばして真相パネルを掲げ、真相資料を配ります。私がいつも掲げる真相パネルは「法輪大法は世界に洪く伝わっている」と、「天安門焼身自殺はデマである」という二つのパネルです。この二つの真相パネルを選んだのは、その年、長春市ケーブルテレビ局で割り込み放映した二つの主な内容だったからです。この二つの真相のために、多くの大法弟子が生命を犠牲にし、幾千人の大法弟子が不当に連行されました。私はどうかというと、人に少し罵声を浴びせられたからといって、まさか行なわないなんてことがあるでしょうか?

 邪悪の団体が観光地で狂ったように私たちを妨害し、勢いを振るっているように見えましたが、邪悪の団体がいったいどんな代物なのか、多くの香港市民は言わずとも知っていました。いつも正義ある市民が私たちがいる観光地に来て、私たちの前で私たちへの支持を表し、さらに、必ず頑張らなければいけないと励ましをしてくれました。共産党は、自身に並ぶ者がないと自惚れていますが、実際は人々の考えは、早い段階から共産党が臭くてたまらない存在となっていました。

 旧勢力との抗争は「正邪の大戦」であると私たちはいつも言っており、そして香港は共産党のトラの口であり、香港では全ての真相拠点が最前線の基地であり、全てが共産党の目の上のたんこぶであり、私たちが香港で真相を伝えることは、虎の口の中で歯を抜いているようなものなのです。

 この数年、邪悪の団体との戦いと論争の中で、多くの経験と教訓がありました。邪悪の団体の出現は私たちが遭うべきものではなく、私たちは旧勢力の按排を承認しませんが、いずれにせよ、邪悪の団体は出現してしまいました。邪悪の団体が製鋼炉内の石炭の燃えカスになろうとしているのであれば、私たちはこの機会に自分を溶錬して鋼になりましょう!

 邪悪の団体のメンバーは確実に正常な者ではなく、実際は大法を中傷する邪悪の団体の制服である緑のTシャツを着ることで、邪霊の憑き物によって生ける屍になってしまいます。人の思惟と方法を用い、邪悪の団体のメンバーがあまり役に立たないように対処し、ここ数年の経験の中で、発正念の効果がとても良いと分かりました。観光地で同修が心を一つにして、清浄に何度も正念を発した結果、その日、邪悪の団体のごろつきは気だるそうになり、さらに緑のTシャツも着たがらず、あまり私たちへの嫌がらせにも来ませんでした。しかし、ある時、邪悪の団体のごろつきらが一時ひっそりと静まり返った後、再び暴れまわり始めました。これは私たちの発正念が影響を与えていないのではなく、邪悪が消された後、再び補われたものでした。ですから、香港の観光地で協調をはかっている同修はいつも「観光地でもし人力が足りていれば、常に誰かが正念を発することが持続されるので、他の空間の邪悪が取り除かれ、衆生は比較的容易に三退するでしょう」と言っています。

 比較的ひどい状況は「悪を以って悪を制す」という方法を用いて、邪悪の団体のごろつきらに対処しようすることで、強い気持ちを持って邪悪の団体のごろつきらと口論することは、往々にして逆効果になります。私たち修煉者が、何度も邪悪の団体のごろつきらと大喧嘩した後、邪悪の団体のごろつきらは、すぐに以前より増して、私たちに嫌がらせをしました。私は「私たちは彼らに対して強硬であってはいけないのではなく、もしあなたが怒らず、悪いことを考えず、正当な道理をふまえた上での言葉遣いや、厳しく彼らに教訓を与えることが出来るのであれば大丈夫である。しかし、多くの場合、私たちの修煉者はそのように行うことができず、結果、常人のような言い争いになってしまう。実際、私自身も時にはコントロールできないため、できる限り、自分の心が動じないようにし、彼らを空気だとみなし、彼らと話をしないようにするべきだ」と考えます。以上が私個人の邪悪の団体に対する浅い認識であり、必ずしも正しいとはいえませんので、同修の皆さんの慈悲深いご指摘をお願い致します。

 結び

 私は当時、20代の若かりし頃の姿をぼんやりと思い浮かべました。1997年2月、修煉当初の嬉しさと感動が、今でもはっきりと目に浮かびます。今ではすでに50歳の中年になりました。その時はまだ迫害がなく、真相を伝えるプロジェクトもなく、修煉者たちは休日の時間を利用して、集団煉功して法輪大法を紹介し、街で大法資料を配り、大法の素晴らしさを人々に伝えたいと思っていました。当時の修煉環境は、どちらかといえば単純で、そんなに複雑ではありませんでした。もしかしたら、私たちの生命の源の場所は単純なのかもしれません。

 師父のご恩に感謝申し上げます。香港に来て真相を伝え、法を実証する機会をくださり、私の心と視野を開拓し、さらに精進している多くの同修に会わせて下さったことに感謝申し上げます。

 師父が私たちを励まして下さったお話を謹んで拝読し、同修たちと励まし合います。「初心貫徹して修煉すれば、道(どう)は必ず成し遂げられます! 最後になればなるほど精進しましょう!」[1]

 ありがとうございます、師父!

 ありがとうございます、同修の皆さん

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『台湾交流会へ』

 (2019年香港法会発表文章)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/2/388140.html)
 
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