山東勝利油田の任国華さん 執拗に迫害され死亡
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 【明慧日本2019年11月3日】(山東=明慧記者)山東省東営市勝利油田の法輪功学習者・任国華さん(68)は、かつて新疆ウルムチの女子刑務所で3年間拘禁されて迫害された。2018年10月に再び連行された任さんは、保証人を立てて審問を待つという条件付きで仮保釈されたが、しつこく嫌がらせを受け続けた。そして、2019年10月1日の前夜、東営市裁判所は「10月1日を過ぎたら、開廷して判決を下すぞ」と言って、脅したという。その後、任国華さんは食事の支度中に突然吐血して地面に倒れ2019年10月19日に自宅で死亡した。

 任さんは法輪功を学ぶ前に多くの病気を患っていたが、治療しても治らず、最後には途方に暮れて法輪功を学び始めた。すると間もなくして、健康になった。

 任さんは一般の人と同じように普通に生活して、膝の上で孫が楽しく遊び、幸せな日々を送っているはずだった。しかし、江沢民が法輪功に対する迫害を発動し、世の人々を騙したため、任さんは勇敢にも立ち上がって、自分が受益した体験を話して、法輪功迫害の真相を伝えた。そのため、何度も洗脳班に送られて残酷な迫害を受け、不当に拘禁され、実刑判決を宣告された。

 一、新疆の刑務所で3年間拘禁される

 2011年4月下旬、任さんは新疆の親族を訪問した際に、法輪功迫害の資料を配布したために人に通報され、新疆の警官らにより連行された。その後、新疆ウルムチの女子刑務所に3年間も拘禁され、2014年11月1日に出所して、やっと自宅に戻った。

 二、拘束され、酷く殴打される

 2016年10月14日、任さんと張風萍さんは市場で法輪功に対する迫害の真相を人々に伝えた時、海濱支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の大隊長・馬玉強と女性警官・鄭愛青に強く殴打された。鄭愛青は張風萍さんを引っ張って、馬玉強は任さんを掴んで放そうとせず、任さんと張さんは善意でいくら法輪功迫害の真相を説明しても、警官らは話を聞いてくれないだけでなく、すぐに電話をかけて数人の警官を呼んだ。結局、任さんと張さんは連行され、家宅捜索を受けて、5000元(およそ7万7000円)の罰金を科された。

 尋問された時、警官・劉録英は水道の水を任さんに向けて猛烈にかけたため、任さんはむせて我慢できないほど辛かった。そして、馬玉強は力強く平手打ちを食らわしたため、任さんの顔は1カ月経っても青あざが消えず、頭まで激痛が走った。また、任さんの体中に多くの青アザができた。

 三、再度、濡れ衣を着せられる

 2018年10月、任さんは市場で法輪功の真相を伝えていた時、孤島鎮朝陽派出所の警官らにより連行された。その後、濱海公安局の国内安全保衛部門と河口区裁判所は「保証人を立てて審問を待つ」という条件付きで、任さんを1年間仮保釈した。しかし、河口区裁判所は「権限がない」という口実で、この案件を東営市の東営区裁判所に渡した。その目的は、理由を付けて任さんに対して判決を下そうとする計画があったからだ。

 1年余りの間、東営区裁判所は任さんに対して絶え間なく、嫌がらせを働いた。任さんはとうとう心身ともに疲れ果てて、精神的にも、肉体的にも限界に達した。

 長期的なプレッシャーと恐喝される環境の中で、任さんは2019年10月19日、食事の支度をしていた時に、突然吐血して地面に倒れ、病院に搬送されたが助からず、死亡した。家族と友人たちは任さんの死を非常に悲しんだという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/10/28/395124.html)
 
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