正念と神通力を使って 窮地を脱した実話
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子数人

 【明慧日本2020年1月21日】

 一、師父から100元のご褒美をいただく

 2000年12月、北京に陳情に行った私は留置所に拘禁されました。ある日の夜中に、警官は車で私を留置所から北京の郊外まで運び、そして、車から放り出しました。警察の車はそのまま、Uターンして帰ってしまいました。

 周りは真っ黒で、自分がどこにいるかも分かりませんでした。私は道の前の小麦畑で夜明けまで待ちました。心の中で師父の事や大法の事を思い浮かべ、そして、師父の法、「空腹を満たすために、彼は手当たり次第に物を食べましたが、いかなる食べ物にも執着心がないので、空腹さえ満たしてくれるなら、何でもよかったのです」[1] と暗唱しました。喉が渇いため、地面の雪を食べました。

 ずっと『洪吟』の詩を暗唱しました。暗唱しているうちに、正念がますます強くなり、心身共に法に溶け込み、命が絶えず昇華していると感じました。留置所で6日間も断食して抗議しましたが、私は空腹感もなく、寒さを感じず、辛さもありませんでした。師父がずっと弟子を加持してくださり、守ってくださったからです。

 夜が明けました。郷里に帰ろうとしましたが、一文もありませんでした。私は歩きながら、「早く家に帰らなければならない、大法の事が私を待っているからだ。チケットを買うお金があれば、なんといいことだろうか。さもなければ、歩いて帰らなければならない」と思いました。

 何日も食べていないせいか、パンツが緩くなって落ちそうになりました。私はカバンを開けて紐を探そうとしました。「あれ!? 100元の新札が1枚入っているではありませんか?」と自分の目を疑いました。100元の新札を出して見ると、本物でした! とても嬉しくなりました。というのは、カバンの中は警察官に徹底的に調べられ、中にあったお金はすべて押収されたからです。これは師父からのご褒美でした。こうして、私はチケットを買って順調に故郷に帰ることができました。

 二、強度の近視の私が眼鏡をはずす

 私は強度の近視で、いつも、-6.0Dの分厚いレンズの眼鏡をかけていました。2000年の冬のある日、仕事から帰って来て家に入ると、眼鏡が曇ってしまい、何も見えなくなりました。眼鏡を外して拭こうとすると、眼鏡のフレームが折れました。その時、父は私に眼鏡を止めるようにと気付かせてくださったと悟りましたが、そこでやはり、すぐには100%師と法を信じて、眼鏡をはずしませんでした。

 翌日、眼鏡屋に眼鏡を作りに行きましたが、閉店でした。「眼鏡をもうかける必要がない、目が正常に回復したのであろう」と悟り、眼鏡をはずす決心をしました。今、眼鏡をかけなくても、大法の本(文庫本)の小さな字が読めて、しかも、とてもはっきりと見えたのです。

 三、歯に優しく接したら、歯のグラつきがなくなった

 しばらく前に、1本の奥歯がグラグラしました。いつも舌で舐めたり、手で触ったりして、それを抜こうとして、結局のところ、右の顔が腫れてしまいました。自分のこの顔の様子で、どうやって真相を伝え、人を救えるだろうかと思いました。そこで、私は法を学び、内に向けて探し、歯に優しくない執着心を見つけました。師父は法の中で「人体は小さな宇宙で」[1] と説かれました。そこで、今まで読んだ同修の文章を思い出しました。「足が痛くて座禅が出来なかったが、足とコミュニケーションを取れば、しばらくしたら、組めるようになった」という内容でした。

 私は鏡を見ながら歯とコミニケションを取り、「ごめんね。あなたも命だからね。今まであなたに優しくしなかったね。悪かったわ。あなたも『法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい』としっかり覚えなさいね」と言いました。

 正念が強くなりました。すると、顔の腫れも引き、歯もグラグラしなくなりました。今、その歯はとてもしっかりしてきて、固いものを噛んでも平気です。

 四、監視カメラが頭を下げ、向きを変える

 隣近所に監視カメラがある地区で、大法弟子の家に向けて監視カメラが設置されました。当時、その大法弟子は近所の人と交渉に行きましたが、留守でした。大法弟子は棒を持って行き、監視カメラの向きを変えようとしましたが、監視カメラは鉄の台に固定されており、まったく動きませんでした。

 仕方がなく、この大法弟子は監視カメラに向かって発正念をして、監視カメラとコミニケションを取りました。「あなたは彼らに設置されたが、彼らのために仕事をすべきで、我が家に監視を向けるべきではない。それはプライバシーの侵害ではないか?」と言いました。すると、監視カメラは分かってくれたように、頭を下げ、ゆっくりと方向を変えたそうです。

 その場にいた義理の母親は「本当に不思議だったわ。近所の人がいないのに、どうして監視カメラが自分で勝手に向きを変えたのかしら?」と言いました。万物には魂が宿っています。大法弟子のプライバシーが侵害されていると聞いて、監視カメラは悪いことをしているかのように、頭を下げ、監視をする向きを変えてくれたのです。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/12/26/397536.html)
 
関連文章