【明慧日本2020年2月3日】台湾の屏東(へいとう:台湾最南部にある県)で、法輪功学習者の約2000人が、2020年1月4日、5日の2日間摘星山荘に集まり、修煉交流会を行なった。どのようにしっかりと法を学ぶか、また「真・善・忍」の理念にもとずいて、どのように自分に要求するかなどについて交流した。同修の皆はこの迷いの世間の中で、修煉の初心を取り戻し、しっかりと修煉の道を最後まで歩んで精進するように、お互いに励まし合った。
法輪大法は世界100カ国以上の地区に広まり、学習者は法輪大法を修煉することで、心身ともに受益した。この2日間の間、学習者の皆は法を学なび、集団煉功をし、グループごとに分かれてさらに深く交流し、根本的な執着を掘り出した。学習者達は交流の中で同修と自分を比べることによって、自分の不足しているところを探し、間違っている部分を正し、心性を向上させていく交流であった。
一、「真・善・忍」に従えば、世界が和やかになる
法輪功は法輪大法とも呼ばれ、1992年5月に創始者の李洪志先生によって公に伝えだされた佛家修煉大法であり、「真・善・忍」を原則とし、今日まで、世界で1億人以上の修煉者がいる。また、法輪功の真相を伝え広めることにより、縁のある人が次々と修煉の道を歩み始めた。
繁劇紛擾(はんげきふんじょう)※1の現代社会では、この身を浮世において安全無事な人はいないであろう。学習者の曾さんは交流会を行なう際に、社会でいろいろ乱れていることを「乱世」と例え、この乱世に安心立命※2すること、物事に対する認識方法も難しくなっていると感想を述べた。常人の中で酒食遊楽にふけってばかりで、古くからの聖人の教えをだんだん忘れていき、「仁義礼智信」を頭から捨て去れば、道徳が滑落し、社会が崩壊してしまうという。
層さんは「法輪大法は、正直、善良、忍耐を人に教え、自分が得たものや失ったものをあまり気にせずに、ごく自然に生活していくものである」と言い、また「修煉するに当たって、『真・善・忍』という基準をしっかり守り、人々は自らの問題を探すことをすれば、この小さい清流が大きな清流になり、より多くの人に影響が及ぶようになります。そして、人々は忍耐して、他人のために考えることをすれば、この社会はより暖かく和やかになれます」と自分の修煉体験を話した。
二、正念で病業を突破し、法の中に溶け込む
恒春(ホンチュン・こうしゅん)※3から参加した金枝さんは、発正念で病業を突破する修煉体験を語った。「十数年前、法を得た当初のことです。娘の結婚式まであとわずか数日前と言うとき、突然、自分の身体に力が入らなくなり入院しましたが、病院で1週間点滴を受けたのに、なかなか治りませんでした。娘の結婚式の前日に、やっと自分は修煉者だと認識し、これから先は点滴を受けないと決め、当日、退院して家に帰りました。発正念を終えるとすぐに寝て、翌日、目が覚めると体が軽く感じ、精神状態も良くなりました。本当に師父に感謝の気持ちでいっぱいです。翌日、飛行機に乗り娘の結婚式に出席できました。大法は本当に奥深く素晴らしいです」と金枝さんは話した。
また、「毎日朝早く起きて煉功するのは大変すが、法は得難いものだと思い、頑張らなければなりません。今日まで10年以上経ちましたが、喜びと幸せを感じています」と語った。
三、三つのことをしっかり行ない、緩めることなく修める
昭香さんは今まで3年間修煉を続け、三つのことをしっかり行なえば、体や精神状態をよく維持することができると言う発表があった。
昭香さんは「修煉を始めた当初、常に家事や仕事の中に自分の安逸を求める心があるため、集団煉功や学法も参加しませんでした。三つのこともうまくできなかったです。2年前に、体に問題が出てきて学法すら出来ませんでした。同修と交流後に毎日、師父の講義を三つ勉強して、発正念をしっかりやって、3日後に症状が緩和しました。修煉はからなず厳粛に、真面目に、緩めずに対処しなければならないと思います。今では集団煉功や集団学法に出来るだけ参加し、参加する度に収穫がいっぱいあると感じます」。また、昭香さんは毎日人々に電話で法輪功の真相を伝え、よく交流会に参加して同修と自分を比べ、自分の不足を見つけて正し、常に時間が足りないと感じているという。
四、中風を2回乗りこえ、師父から慈悲なる済度を受ける
アクセサリーを販売している素香さんは、2001年から19年間修煉してきた。交流会では、正念で2回も中風※4を乗りこえた体験を話した。
素香さんは「15年前、自分は保険会社に騙されて全預金のおよそ1800万元(およそ2億8100万円)を失ったことがわかり、激怒して中風になりました。家族の人に病院に運ばれて目が覚めると、体の右側が動かず、手や足も上がらなくなり、口も斜めにねじれてしまいました。その時に心の中で、必ず退院します! 自分は法輪大法の学習者で師を信じ、法を信じ、大法は自分を救えると強く思いました。病院の先生や娘は退院することに反対しました。家に帰ると師父の説法の講義を聞きながら坐禅をして、師父の説法を二つ聞き終わると、自分で水が飲めるようになりました。師父の慈悲なる済度の下で、体がだんだんと回復していきました」と語った。
体が回復してからは兄の協力で、素香さんは保険会社から1200万元を取り戻し、残った600万元は保険会社が賠償せず、結局は戻らなかったという。素香さんは「当時、いつもどうやったら600万元を返させるかばかりを考え、いつも不公平だと思っていました。ある日、友達と一緒に外出する時に、再び中風の症状が出てきて、自分はお金に対する執着心が強いと認識しました。その時、頭に『例え、今日お金が戻って来ても、こんな体で使えるのでしょうか』と師父から問われたような気がしました。私は恥ずかしくなり、『すみません、これを改めますので済度してください』と師父にお願いしました。そして、泣きながら煉功して、一夜が明けると体が完全に回復していました。親戚や友達は治療していないのに、完全に直るなんてと大変驚き、大法の病気治療の効果に皆、感服しました」と言った。
「師父から慈悲なる済度で2回の難を乗りこえることが出来ました。お金に対してあまりにも執着し過ぎるので、自分は法輪大法の学習者としての使命を忘れ、三つのことをしっかり行なっていないと、やっと認識しました。名や利を放下し、修煉の初心を取り戻すことができ、本当に師父に感謝しています」と話した。
この2日間の修煉交流会で、学習者達は共に精進することを学び、励まし合った。これからもより多くの人に法輪功迫害の真相を伝えていくこと、そして、より多くの人達に大法の素晴らしさを伝え、理解してもらうように頑張っていくことを学習者達は皆誓った。
※1 繁劇紛擾(はんげきふんじょう:多忙を極めて、混乱すること)
※2 安心立命(儒教で、人力を尽くしてその身を天命に任せ、どんな場合にも落ち着いていること。 天命を知って心を平安に保ち、むやみに心を動かさないこと)
※3 恒春(ホンチュン・こうしゅん)台湾島南部にある恒春半島南端の屏東県に位置する鎮
※4 中風(脳出血などによって起こる、半身不随、手足のまひなどの症状)