【明慧日本2020年2月8日】(陝西省=明慧記者)陝西省安康市漢陰県の法輪功学習者・鄺東亮さんは、拘禁されてすでに2年が経ち、この期間中に2回の裁判を受けた。裁判所は2019年6月10日、「本案件の公文書は、すでに高等裁判所に手渡したので、ここでは判決を下すことができない」と鄺さんに告げた。鄺さんの両親と妻は何度も面会を申し出たが、すべて関係者に拒否された。
2020年1月4日、鄺さんの両親は慣例に従って鄺さんの生活費を持っていた際に、留置場の警官は「鄺東亮はすでに実刑判決が下された。刑期は5年だ、近いうちに1回面会させる」と両親に告げた。
情報を一切知らなかった両親は、直後漢陰県の裁判官・李小傑に電話をかけ、「あなた達は何に基づいて懲役5年の判決を下したのですか?」と尋ねたところ、李小傑は「彼ら(610弁公室)の提訴した罪名によって5年の実刑判決を下した」と答えた。
鄺さんは1994年に法輪功に出会い、それ以来、法輪功を学ぶようになった。当時、19歳だったという。鄺さんは法輪功の教えである「真・善・忍」に従って良い人になるように努力し、家では良い息子で、社会の中では他人に有益な人になり、職場では真面目に勤務をこなした。鄺さんの影響を受けて、両親と妻は相前後して法輪功を学ぶようになった。
1999年7.20、江沢民は法輪功に対する残忍な迫害を発動した。2000年の初めと2001年の初めに、鄺さんは二度上京して法輪功迫害の真実を善意に伝えたが、警官らに連行され、労働教養2年6カ月を強いられた。2005年、鄺さんは再度の連行を避けるために家を離れ、14年の間放浪生活を余儀なくされた。
2017年9月26日、鄺さんは70代の両親に会うため、息子の戸籍登録と入学の手続きをするために実家に帰った。翌日、漢陰県城関派出所で手続きを済ませたところ、鄺さんは城関派出所の警官らにより連行され、漢陰県留置場に拘禁された。
2018年9月27日と2019年5月6日、漢陰県裁判所は鄺さんに対して2回の裁判を行ない、鄺さんは自己弁護をして無罪を主張したが聞き入れられず、裁判長と検察官は2回とも早々に裁判を終了させた。
2019年6月10日、すでに2年間拘禁された鄺さんは、「本案件の公文書はすでに高等裁判所に手渡したので、ここでは判決を下すことができない」と裁判所から告げられた。
鄺さんが拘禁されていた2年の間、鄺さんと同じ監室に拘禁された人が出所後に、次々と鄺さんの両親を見舞った。彼らは親指を立てて、「あなた達の息子は気骨があり、私達はとても鄺さんを尊敬しています。鄺さんは私達に『本当に良い人とは』の意味を教えてくれました」と両親に話した。
鄺さんの母親は「私達は恥ずかしくて、師父に申し訳ないと思っています。振り返ってみれば、20年の間この迫害に反対する中で、法曹部門の関係者に迫害の真相を伝える中で、私達の慈悲心が足りなかったのです。善の心が足りないし、たまに恨む心も出てきて、彼らを怒らせてしまい、彼らを救うことができませんでした。息子は服役しているのではありません。法輪功学習者には罪がありません。息子は迫害の真相を伝えに行ったのです。法輪功学習者はどこに行っても、自分の振る舞いが最も良い真相を伝えることになるに違いありません」と言った。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)