正念を持って 武漢の新型肺炎に対処する
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2020年2月8日】最近、武漢の新型肺炎の感染拡大がますます深刻化し、2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)よりも事態が厳しくなっていることは、中国の人々に衝撃を与え、恐慌をもたらしました。最新の情報によると、1月23日から、武漢市内のすべての公共交通機関が運休し、武漢から始発するすべての飛行機や列車が取り止められ、医療用マスクが品切れの状態です。その上、ちょうど交通機関が込み合う旧正月にあたり、新型肺炎のさらなる感染拡大が心配されます。日に日に厳しくなるこの状況の中で、この問題に対する修煉者としての自分の考えを簡単に、述べさせていただきたいと思います。

 以前は中国で感染病や天災、人災が起きると、一部の学習者はすぐに「悪い報いが現われた」とか、「中国共産党が崩壊する」とかを連想しました。特に今、中国共産党がいつ崩壊してもおかしくない状況の中で、多くの学習者はまた人心が浮かび上がり、如何にして時間を大切にして自らを修め、人を救うのを考えるよりも、現実を離れた空想ばかりを考えています。

 師父は説法の中で、何度も「中共邪党を解体することを私たちの目的にする必要はありません」[1] と説かれました。この極めて厳しい状況の中で、修煉者として、私たちは必ず師父の要求通りに自分を厳しく律して、時間を切り詰め、慈悲なる態度で人を救わなければならず、歴史的な使命を果たさなければなりません。

 実は今、中国で起きた出来事にはこれらの要素が必ず含まれています。しかし、このような局面が現れた時に苦しんでいる、あるいは亡くなった命を見た時、私達はどのような気持ちを持つべきか、そのことの方が最も肝心なことではないでしょうか。残念ながらそんな時、常人のように心を痛めてばかりいます。多くの修煉者はこの20年間、確かに大きな迫害を受けて来ました。しかし、迫害を受けたからと言って、他人が苦しんでいる時に、また、命を失った時に、動じてはならない人心を動かしていいでしょうか? 私たちは善と慈悲を修めていることを、しっかりと心に刻まなければなりません!

 生命はどうであろうと、この世に来た以上、大法に救われる機縁があるのです。彼(彼女)らは中国共産党の天地を覆い隠すような虚言の中で、真相をしっかりと見分けることが出来るかどうか、自分の厄運を乗り切ることが出来るかどうか、それは別の話です。しかし、その過程で修煉者としての私達は、生命に対する慈悲なる態度が変わらないはずです。人を救えなかったことに対し、私たちは心を痛め、残念に思うべきではありませんか。あってはならない気持ちを抱いてはいけません。さもなければ、党文化に毒害された邪悪な思惟と同じことになるのではないでしょうか!

 新型肺炎の感染がますます拡大するこの時期、残り少ない歴史的な機縁を大切にし、もっと多くの人を救わなければなりません!! これらの事は人を救う良いチャンスでもあるからです。

 人々は普段、お金も社会的地位もあると思っていますが、感染病の前では、それらのものは何の力もなくてどうにもなりません。ですから、この時期だからこそ、より一層人々に大法の真相を伝え、三退して命を守ることを大いに伝えましょう!! 伝える中で一部の人が受け入れてくれれば、素晴らしい未来を迎えることが出来るのです!!

 新しい年にあたり、もっと精進して、人を救い済度するという歴史的な使命をしっかりと果たしましょう!!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法九』「新唐人テレビ討論会での説法」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/29/400375.html)
 
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