【明慧日本2020年2月27日】東北部に住んでいる夫と私は、2019年の大晦日に初めて武漢の新型肺炎の情勢が厳しくなったことを知りました。急いで明慧ネットにアクセスすると、新しい『明白』の特集号「あなたの無事を祈ります」が掲載されていて嬉しく思いました。掲載されていたのは全部、現在の新型肺炎に関する内容で、今、人々が最も望んでいる健康と無事でいるために、ためになることです。この特集号を読んで、私は師父の慈悲と特集号の制作に携わった同修たちの苦労に感動しました。乾いた土に恵みの雨が降りそそぐように、明慧ネットの資料は人々を救い済度する宝物です。
私はさっそく、同修の夫と一緒に資料をダウンロードしました。それからは印刷と装丁で大忙しでした。夜10時頃になると、屋外で爆竹を鳴らす音が響き渡りました。今日は大みそか、隣のマンションに住む息子の家に行って餃子を作って、家族と一緒に食事をする予定でしたので、資料作成を途中で止めるしかありませんでした。夫は「もし子供たちと一緒に大みそかを過ごさないなら、餃子も食べないんだけどね」と言うので、私も笑って「もちろんだよ!」と同意しました。
翌日の正月、人々は皆自宅で家族とのんびり過ごすため、我が家を訪れる人もなく、夫と2人で集中して資料を作ることが出来ました。通常なら、正月は朝から餃子を食べ、おいしい料理をたくさん作って、家族が食卓を囲んで食べたり飲んだりして、にぎやかに過ごします。しかし、最近は疫病の状況が予想よりはるかに悪化してきて、毎日のようにたくさんの人が新型肺炎で亡くなっています。大法弟子の私たちにとって、食べることに時間をかけるわけにはいかず、そういう気持ちもなく、お腹が空かない程度に簡単に食べて、衆生を救うための大法の真相資料を一日中作りました。夜になると、夫は電動バイクに乗って資料を配りに行き、私は家で続けて資料を作り、その間にずっと発正念をしました。
正月2日目の朝、私と夫はそれぞれの勤務先から出勤するよう電話で連絡が来ました。
私と夫は共に疫病関連部門の仕事なので、出勤するしかありませんでしたが、暇な時には家で資料を作り続けました。4日目までは半径2、30キロ以内の範囲で配りましたが、5日目からは車を運転して、毎度片道100キロ以上の農村に行って、たくさんの町や村で大法の資料を配りました。
疫病の関係で路上には車も少なく、ほとんど人の姿が見えず、人目が少ないため、より安全に配ることができました。田舎には犬が多いので、たまに犬が吠えると、私はその犬に「黙ってちょうだい。『法輪大法は素晴らしい』を覚えてね」と言いますと、不思議なことに、ほとんどの犬が吠えなくなりました。
ある時、私が資料を民家の石の階段に置いて離れようとした時、3匹の犬に囲まれて吠えられました。小さい時から犬を怖がっていた私は、1メートルもない距離で3匹の犬と遭遇したことで、一瞬で髪の毛が逆立ちました。しかし、私はすぐに落ち着いて、犬に向かって強く「法輪大法は素晴らしい!」と念じました。すると、一斉に静かになり、1匹が後ろに下がり、1匹が恥ずかしそうに下を向いて土の匂いをかぎ始め、もう1匹がやさしく私の足元に頬ずりしました。その時、私の心臓はバクバクしていて、冷や汗が出ました。
数日前から、疫病の情勢が一段と厳しくなり、私たちは早く農村に行って資料を配る必要があると気づきました。村が封鎖されると配ることが困難になるからです。予想通り数日と経たないうちに、私が住む地域でも相次ぎ町と団地が封鎖され、2日ごとに1世帯に1人が出かけて買い物をする通行券が配られるようになりました。同修たちが出かけて真相を伝え、資料を配り、衆生を済度しようとしてもなかなかできず、残念だと思う一方、緊迫感も感じました。
しかし、私たちに衆生を救う心があれば、師父はすべて段取りしてくださいます。最初、正月2日目から仕事をすることが、資料作成の妨害だと思いましたが、今になって考えると、仕事の関係で2人は共に特別通行券をもらったことで、どこにでも制限なく自由に資料を配れる有利な条件になったのです。すべての事が偶然ではありません。修煉者にとって、良い事も悪い事もみな良い事です!
ある日私は、農村に行って資料を配ると同時に、新型肺炎に関する内容のシールを道路脇の電柱や街灯など、目立つ所に貼っておけば、人々がよく見えるし、喜んで読むだろうと思いました。私はこのように考えながら明慧ネットにアクセスすると、なんと、新しい真相シールが掲載されていました。それを見た瞬間、私は世界中の大法弟子の心が一つになって、衆生を救うために協力し、尽力していることに感動し、心が温かくなりました。
田舎から帰る途中、私は夫に「今回の新型肺炎と関連性のある新たな資料があれば、この『明白』特集号と一緒に、ビニール袋に入れて配ったほうがいいと思うわ。そうすれば法輪大法の迫害の真相と、疫病の前で命が救われる情報を伝えることができて、完璧なんだけど」と言いました。家に帰って明慧ネットにアクセスすると、新しく掲載された『天地蒼生』の特集号に私が希望した文章が載っていました。驚いた夫は私に「きみは明慧ネットと以心伝心だね!」と冗談交じりに言いました。
もちろんそうです。私たちと世界中の大法弟子が遠く離れていても、天上ではみな「同じ心にて世間に来る、法を得て已に先に在り」 [1]です。
以前、私は同僚や同級生らに真相を伝えても、なかなか信じない人が多かったのですが、今回の新型肺炎の猛威の前で、みな自ら電話をかけて尋ねてきます。ある同級生は電話の中で密かに「今回の事について、あなたたちは前から予感があったんだろう」と私に聞きました。電話の中で説明することではないと思い、私は直接彼女の家に行って真相を伝え、さらに大法のお守りを一つ渡そうと思いました。手元に以前のデザインのお守りがまだ残っていますが、現在の疫病に関して、いかに健康と無事でいられるかを書いた新しいお守りがあればと思いました。結局、その日の明慧ネットに、本当に新バージョンのお守りが掲載されました。それを見た私は思わず涙が溢れてきました。「師父、中国国内にいる私たちは、悪化した環境の中でも孤独ではありません。世界中の大法弟子の心は一つになっています!」温かい流れが私の全身を駆け抜けました。
ここで、私は心から申し上げます。「文章を書く同修と、資料を編集するすべての同修の皆さん、本当にご苦労様です! 我々国内の同修が思ったことをしてくれただけではなく、思いつかなかったことまでしてくれました! ありがとうございます!」
疫病がまだまだ拡散していて、大勢の命がまだまだ危険にさらされています。師父は巨大な負担に耐えてくださることで、私たちのために時間を延長してくださっています。私たちは大法弟子であり、法を正す師に手伝う弟子であり、神の使者でもあります。私たちは衆生が済度される唯一の希望です! 私たちに気を緩める理由はありません。皆さんは力を合わせて、創世主の慈悲を人々に伝えていきましょう!
師父、ありがとうございます!
同修の皆さん、ありがとうございます!
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「願を了す」