黒龍江省湯原県の学習者・李秀芹さん迫害死
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 【明慧日本2020年3月16日】(黒龍江省=明慧記者)黒龍江省湯原県の法輪功学習者・李秀芹さんは、4回も連行され、3回ほど労働教養を強いられ、一度は懲役8年の実刑判決を宣告されたことがある。長年にわたって経済的にも、精神的にも、身体的にもひどい迫害を受けた李さんは、2018年6月30日に深刻な病状のままやっと出所したが、2カ月後の2018年9月15日に死亡した。58歳だった。李さんの家族も言葉で表現できないほどの大変な苦痛と重い経済的負担に耐えている。

'法轮功学员李秀芹'
李秀芹さん

''在医院抢救的李秀芹''
病院で救急措置を受けている李秀芹さん

 一、法輪功を学び心身とも受益し、家庭は睦まじくなった

 1996年、李さんの夫は先に法輪功を学んで大いに受益したため、間もなく、李さんも学び始めた。李さんの夫の話によると、李さんは法輪功を学んだ後、次第に短気な性格が改善され、各種の持病も治り、まるで別人のように変わったという。李さん自身も「私は法輪功を学んでいるので、今までの自分を変えなければなりません」と言ったことがある。

 李さんの夫は「真・善・忍に従って良い人を目指している妻は、頑固な狭心症が治り、わがままな性格もよくなって、家庭環境は変わりました。私と子供は家庭の暖かさをはっきりと感じました。法輪功のおかげで家族は幸せになりました」と話した。

 1997年、李さんの母親は重病にかかって、全身が浮腫み、薬を飲んでも注射しても効き目がなかった。家族は焦って2人の憑き物に取り憑かれている「大仙」に聞いたが、その2人とも「寿命になったので、後のことを準備しなさい」と言った。その時、李さんの夫は「どうせ病院はすでに治療できないから、法輪功を試してみたらどうですか? 治るかもしれません」と勧めた。母親は本当に真剣にやり始めた。2カ月後に奇跡が現れ、母親の長年の気管支炎、肺気腫などの持病が消えて元気になった。毎年新年を祝う時、息子と娘達は病気の母親を見てはハラハラして、辛い新年を過ごしていたが、あの新年の年から、元気になった母親の忙しそうに正月料理を作っている姿を見て、息子と娘達は楽しい新年を過ごせるようになった。家族は母親の変化を目にして、次々と法輪功を学び始めた。

 二、3回不当に連行され、労働教養を強いられる

 2001年12月30日、李さんはもう1人の学習者と一緒に法輪功の資料を配布した時、湯原県大米河東原紡織工場の付近で法輪功に誤解を持つ人に通報されたため、県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行された。湯原県留置場で李さんは心臓の発作を起こし、虚脱状態に陥ったにも関わらず、副所長の呂文革は李さんを蹴ったり、口汚く罵ったりした。

 2003年1月4日午後4時頃、李さんは学習者・馬春華さん宅を訪問した時、3台のパトカーが突然家の前に現れ、十数人の警官らが馬春華さん宅を包囲した。その時の引率者は湯原県公安局の副局長・王敏貴である。そして、李秀芹さん、馬春華さん、李文義さんの3人が連行された。翌日、李文義さんの兄・李文涛さんも連行された。

 李秀芹さん、馬春華さん、李文義さん、李文涛さん4人は湯原県留置場に送られた。20日後、李秀芹さんは労働教養3年を強いられ、佳木斯市西格木労働教養所に移送された。馬春華さんは懲役10年、李文義さんは懲役4年の実刑判決を宣告された。李文涛さんは労働教養3年を科された。

 2006年5月27日、李さんは自転車に乗って外出した際に、自宅の近くで湯原国内安全保衛部門の大隊長・馮宏偉ら5人の警官らに連行された。留置場で48日間、残忍な迫害を受けた李さんは極度に衰弱し、まるで別人のようになってしまった。


修煉を通じて、健康になった李秀芹さん


48日間、拘禁されて骨と皮だけにやせ細った李秀芹さん

 李さんは痩せ細って、歩くことさえ困難になった。家族は李さんを迎えに行った時、留置場から李さんを背負って出て来た。

 三、8年の冤罪を経て死亡

 2010年7月1日、湯原県の法輪功学習者・李秀芹さん、李俊英さん、李淑雲さん、李艶栄さん、李孝梅さん、宋丹さん、張秀英さん、姜紅さ、裴志福さんの9人が、湯原県吉祥郷首望村で神韻DVDと法輪功の真相資料を配布していた時に、湯原県公安局の指示を受けた吉祥郷派出所の警官らに連行され、湯原県留置場に拘禁された。湯原県留置場で、李さんは無理やりに灌食されるなどの酷い迫害を受けた。

酷刑演示:野蛮灌食
拷問の実演:無理やりに灌食される

 2010年12月2日午前、湯原県裁判所は9人の学習者に対して裁判を行なった。李さんは懲役8年の実刑判決を宣告された。2011年3月、李さんを含めて判決を下された8人の女性学習者が、ハルビン市にある黒龍江省女子刑務所に移送された。黒龍江省女子刑務所で、李さんは30cm×30cmの腰掛けに、長時間座らされ、その他にも様々な残酷な拷問を受けて、非常に苦しめられた。

 2018年6月30日、李さんは刑期が満期になって帰宅したが、10日後に、倒れて入院した。

'李秀芹回家后的照片'
帰宅後の李秀芹さん


病院で救急措置を受けている李秀芹さん

 入院している期間中に、李さんは毎日極度の苦痛の中で過ごし、安穏に寝ついたことはなかった。そして、2018年9月15日朝7時40分、李さんは無念の思いを晴らせないまま、死亡した。

'法轮功学员李秀芹的身份证照片'
李秀芹さんの身分証

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/25/401647.html)
 
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