黒龍江省蘭西県の7人の学習者に不当判決
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 【明慧日本2020年3月21日】(黒龍江省=明慧記者)黒龍江省安達市裁判所は2019年5月24日、法輪功学習者・楊伝厚さん、王芳さん、王福華さん、白霞さん、趙婷婷さん、宋紅偉さん、高錦淑さんの7人に対して判決を下した。2019年11月、黒龍江省蘭西県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)は、楊さんを連行した時に、差し押さえた乗用車と1万5515元(およそ24万2000円)を返還してくれた。楊さんは呼蘭刑務所に拘禁されているため、家族がこれを受け取った。

 2018年10月3日朝、綏化市北林区の法輪功学習者・楊伝厚さん、王芳さん、王福華さん、白霞さん、趙婷婷さんの5人は蘭西県北安村に行き、法輪功の資料を配布した時、蘭西県公安局の国内安全保衛部門の張涛と北安鎮派出所の李玉枕らに連行され、蘭西県留置所に拘禁された。楊さんの乗用車と車内にあった1万5515元、および王福華さんのカバンの中の1500元(およそ2万3000円)は差し押さえられた。

 2018年10月10日午前、現地の法輪功学習者・宋紅偉さん(楊さんの妻)、高錦淑さん、呉景華さんの3人は、蘭西県国内安全保衛部門に衣類を持って行き、状況を尋ねた際に連行され、蘭西留置所に拘禁された。当時、高錦淑さんが所持していた2600元(およそ4万1000円)は押収された。翌日、警官は家宅捜索を行なった。

 呉景華さんの娘は大金を使って母親を保釈したが、残りの7人はすべて安達検察庁に起訴された。その後、7人を罪に陥れる資料は安達裁判所に渡された。

 2019年5月24日、黒龍江省安達市裁判所は、楊伝厚さん、王芳さん、王福華さん、白霞さん、趙婷婷さんの5人に懲役2年の実刑判決を宣告し、それぞれ1万元(およそ15万6000円)の罰金を科した。そして、宋紅偉さんには懲役1年6カ月と罰金5000元を科し、高錦淑さんには懲役1年と罰金5000元を科した。

 7人の法輪功学習者はこれらの判決を不服として、控訴した。2019年8月20日、弁護士は二審の弁護資料を手渡したが、2019年8月22日、23日に、二審の裁判官・劉彦坤は開廷せず、一審の判決を維持した。

 現在、高錦淑さんだけが刑期が満了して、2020年2月16日に帰宅した。しかし、2018年11月23日、蘭西県国内安全保衛部門にゆすり取られた2万元の保証金は、いまだに返されていない。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/3/12/402333.html)
 
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