【明慧日本2020年3月25日】広東省広州市の法輪功学習者・王雪禎さん(75歳女性)は2019年7月9日、バスに乗っているとき、同市公安局公共交通分局の警官に連行され、広州市第一留置場に送られた。そして、2020年1月3日、広州市海珠区裁判所は王さんに対して不当に開廷した。
王さんの息子・馬民慶さんも王さんと同じ日に、警官らに連行され、広州市第一留置場に拘禁された。2020年1月2日、海珠区裁判所は馬さんに対して不当に開廷した。馬さんの妻もかつて連行されて、労働教養処分を受けたことがある。現在は重病を患いているが娘がまだ学生なので、一家の生活を維持するのが困難な状態に陥っている。
王さんは1997年から法輪功を学び始め、健康を取り戻した。公共交通分局は王さんがサーバを使って、法輪功が迫害されている真実を広めたと疑い、2019年5月13日に王さんのことを地下鉄黄沙派出所で企画立案した。
そして、2019年7月9日、王さんが外出したとき、公共交通分局捜査第二大隊の警官らに尾行されて、連行された。その後、警官らは王さんの家を家宅捜索し、王さんを留置場に押し込んだ。同年8月16日、広州市検察庁は王さんに逮捕令状を出した。10月の初め、広州市公安局は王さんの案件を広州市検察庁に渡した。10月中旬、市検察庁は王さんの案件を海珠区検察庁に移した。11月上旬、海珠区検察庁は王さんとほかの法輪功学習者5人を同区裁判所に起訴した。
2020年1月3日、裁判所は王さんに対して開廷したが、その開廷を王さんの家族に一切通知しなかった。それで、家族の1人も傍聴できなかった。王さんは裁判所に指定された弁護士を拒絶し、自己弁護をした。法廷で王さんは「法律の中に法輪功は邪教であると書かれていません。法輪功は人に善を教え、世の中には真・善・忍が必要です。また、私に対する起訴状をいまだにもらっていません。家宅捜索をされた時にも、私はその場にいませんでした。なぜ、私を起訴したのかわかりません。私は標準語を話せません。私は中国の公民としてあるべき諸権利を保障されていません」と述べた。
現在、王さんは引き続き広州市第一留置場に8カ月間拘禁されており、一つの部屋に十数人も閉じ込められ、環境が悪くて休むことすらできない状態である。そのため、王さんの血圧が高くなり、健康を損なっているという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)