疫病神が見えた(1)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年4月6日】疫病神は天界で流行使君と呼ばれ、天界の指令通りに、伝染病を流行らせます。人、家畜、家禽、穀物などにそれぞれの伝染病を流行らせる神がいます。人に伝染病をもたらす神もまた分類されます。例えば天然痘、おたふく風邪、脳炎などを流行らせる神です。毎回、人類に伝染病が現れる時、他の空間では疫病神が現れてきます。

 私は一度、一枚の油絵を見たことがあります。描かれていたのはローマで伝染病が流行っていた時、伝染病を流行らせる神が棒を手にして、一軒一軒回りながら、その家の入り口のドアを突きます。神が何回か突くと、この家の人が何人か死にます。その油絵を見た時、私は「なるほど西洋の神が伝染病を流行らせるときに使用する器具と、現れる形式はこのようなものなのだ」と、思いました。

 それなら、疫病神が東洋で伝染病を流行らせる時には、どのような形式なのでしょうか?

 私は2020年1月、2月、3月に疫病に関するシーンを3回見ました。それをここに書き出します。

 一、1月、怖い版図が見えました

 2020年の1月中旬、私は同修と一緒に『轉法輪』を一講学んだ後に発正念をしていた時、中国の版図が見えました。真っ黒い人が版図全体に横になっているのが、裏側から外まで見えてきました。その人の身体のどの部分にも恐ろしい黒い手があり、恐ろしい拷問の道具を手にしていました。その身体は、また外へと延長していました。それらの黒い手は、また高山と海洋をわたり、さらに多くの生命を手に入れようとしていました。

 発正念後、一人の同修が言いました。「いま武漢肺炎が中国で広く流行っています。チベット以外の省にはいずれも患者がいます」。私は、この肺炎が実際にどこにでもあり、さらに世界に広がると思いました。

 二、2月、疫病神が見えました

 2月下旬のある夜、家事に忙しかった私が顔を上げると、一人の疫病神が空中に立っているのが見えました。彼は黒い服装で全身をまとい、手には紫色の皮袋を持っており、顔は黒い仮面を被っていました。仮面の鼻の穴から炎を吹き出し、目は真っ赤でした。ちょうど振り返って西南方向を見ながら、心の中でしきりにその珍しさを称賛していました。

 彼が注目している方向を見てみると、ちょうど私の兄が住んでいる所でした。疫病神は彼のことが私に見えたことに気づき、振り返って顔に被った仮面を取り外し、天上の神の本来の顔を現わしました。彼は私に「あなたの兄は非常に賢い人です。将来は仙人の位に入ります」と言いました。

 それと同時に、ほかの空間に2冊の冊子が現れました。1冊は金色で、中に記載されていたのは三退した人達で、このような人は素晴らしい行き先があります。もう1冊は黒色で、に記載されていたのは額の前に共産党のシンボルがついている人達(共産党、青年団、少年先鋒隊に入った人)で、このような人は危ういのです。

 私が住んでいるコミュニティー(日本の団地のような所)は新型肺炎患者が発見されたため、20日間封鎖されました。私は意念で伝えました。「伝染病を流行らせているため、共産党がコミュニティーを封鎖しています。ですから、大法弟子は人を救えなくなって、とても焦っています」。疫病神は答えてくれました。「20年以上の間、大法弟子は世の人々に真相を伝えてきましたが、どのくらいの人が真相を聞き入れなかったのでしょうか? あなたが各家に送った真相の福音を大切にする人がどのくらいいたのでしょうか? 本当に非常に長い時間が経ちました。世の人々は良し悪しの分別もせずに、人心が動物みたいになり、赤い魔に追随して業力が急増したため、伝染病を招きました」

 話しながら、疫病神が帯びている情報を見ると、彼は、まだ疫病神の中でトップクラスの神ではないが、そのレベルは非常に高いと知りました。もし、どうしてもランク付けしなければならないなら、彼は第2位でしょう。

 その時、空中にはまた4人の疫病神が集まって来ました。彼らはみな仮面を被っており、服の色はそれぞれ紫、藍、黄土色、緑で、腰部には一つの皮袋を下げていました。彼らは慌ただしく、黒服の疫病神に「伝染病を流行らせるために、速く他の所に行こう」と呼びかけていました。立ち去る前に、黒服の疫病神は私に「私はまた来ます」と、言い残して仮面を被り、他の疫病神に自分が見た賢い人のことを話しながら、雲に乗って去って行きました。

 疫病神が言った賢い人とは、私の兄のことです。皆さんに兄のことを少し紹介しましょう。私の兄は、親戚からまじめな人として見られています。しかし、バカだと言う親戚もいます。兄はお金を貯めることを知らないし、嫁を迎えることも知らない人です。兄は、家族の誰かに困難が生じれば豪快にお金を使ってでも助けに行きます。しかし、助けてもらった者は背後で兄はバカだと嘲笑するのです。

 疫病神が「私の兄は賢い」と言ったのは、兄が大法を認めているからだと私は思います。兄は大法の師父を非常に尊敬しています。兄は我が家に来る度に品質が最高で、一番高い果物を買って来て、師父の写真の前に供えます。非常に敬虔に師父の写真の前で跪いて拝み、師父に「自分がいい人になり、純潔を守って悪に染まらないことを加持してくださるように」と、お願いします。

 兄は大法弟子を非常に尊重しています。兄は真相を伝える大法弟子に会うと、親族に会ったかのように喜び、その大法弟子に「私の親族も修煉しています。あなた達も同じですね」と告げます。

 兄は出張した時、ある旅館の店主と値段の交渉をしました。部屋に入った後、壁に大法関連の写真が張られているのを見て、店主が大法を修煉していると知った兄は、自分が値段交渉をしたことが恥ずかしくなりました。兄は店主に宿泊料金をもっと払いたいと言いましたが、店主はどうしても受け取ってくれませんでした。その後、兄はその都市を訪れると必ずその旅館に泊まります。また、兄はその同修の修煉しない家族を食事に招待し、大法弟子のことを理解するように勧めます。

 兄は大法弟子のプロジェクトのためによく資金援助をします。私が真相小冊子を配布しているのを見ると、「これを印刷するのにお金がたくさんかかるでしょう?」と言って、私にお金をくれました。また私を手伝って法輪功の資料を配ったりもします。私が電話で真相を伝えるのを見ると、「これもお金がたくさんかかるでしょう」と言って、また私にお金をくれました。兄はよその同修とも面識があります。同修達が法輪功の真相が書かれたカレンダーを制作しているのを見て、資金援助をしました。

 また、兄はずっと法輪功の真相が書かれた紙幣を使っています。店を経営する人には「小銭は要りませんか? 私は小銭を持っていますよ」と声を掛けます。そして3、4千元の真相紙幣を換えてあげます。また兄はよく汽車の中で、動態ネット(中国共産党のネット封鎖を突破して見られるウェブサイト)で見たことを伝えます。中国共産党幹部がいかに腐敗しているか、法輪功は香港と台湾、世界各地で広く伝えられているなどを伝えます。兄は、暇な時「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい、師父こんにちは」と念じます。兄は私によくこう言います。「念じる時に、大法の師父が私を導いていることを感じ取ることが出来ます」

 疫病神が心の中で、しきりに珍しいと称賛したのは兄が大法を尊重し、正しい選択をしたから、素晴らしい行先があるからです。

 これらのシーンを見て、私は下記のように悟りました。

 1、伝染病の流行には原因があります。人心が悪くなり、道徳が失われ、良し悪しの分別がなくなり、神を冒涜したため、災難を招いたのです。昔は、疫病が流行すると、人々は天からの懲らしめだと分かっていました。

 2、疫病神が私に「私はまた来ます」と言い残したのは、疫病神が再び来るということです。すでに、残り時間が少ない中で、大法弟子は急いで人を救わなければなりません。

 3、世の人々の大法に対する尊敬は、彼らにきわめて大きな福報をもたらします。師父はこう説かれました。「人類は、大法のこの世での現われに対して、然るべき敬虔と尊重を体現することができれば、人々、民族、或いは国家に幸福や栄光をもたらすことでしょう。天体、宇宙、生命、万事万物が宇宙大法によって切り開かれたため、生命が大法から背離すれば、それは本当の堕落となります。世の人は、大法と一致することができれば本当の良い人であり、同時に善報、福寿を得ることができます。修煉者として、大法と同化することができれば、あなたは得道した者、即ち神となるのです」 [1]

 三、3月、金色の希望が見えました

 3月18日、学法していた時、私の目の前に金色の光芒が現れました。金色の光芒の中に、一つの金色の手が見えてきました。その手はやさしい光芒を放っていました。その光芒は跳躍しながら、列に並んでいましたが、人に暖かく、そして、希望を与えてくれました。私の直感では、この金色の手は大法と関連しています。世の人々を救うために、衆生を救うために差し出された、師父の手であると私は思いました。

 3月19日、学法していた時、また目の前に一面金色の光芒が現れました。金色の光芒の中に、私はまたもあの金色の手を見ました。金色の掌には、神韻のあのワンシーンが現れました。大津波が到来した時、巨大な波が逆巻きして、人類が壊滅的な災難に直面した時、偉大な師父が現れて来られ、手を一振りされた瞬間に、巨大な災難は消えていきました。

 そして、3月20日、明慧ネットで師父の新しい経文「理性」を読むことができました。

 3月21日、私は同修と一緒に新しい経文を学びました。一人の同修が経文を読んでいた時、私は彼女の口から絶えず法輪が出てくるのを見ました。また他の同修が読むときも同様で、それらの法輪は次から次へとその同修の口元から漂いながら出てきました。色とりどりで、絢爛(けんらん)多彩でした。この二人の同修はずっと協力しながら法輪功の資料を家々に届けていました。また他の同修はコミュニティーが封鎖されている間、毎日のように夜中の12時過ぎになると家を出て行きました。コミュニティの入口のゲートは閉まっていましたが、彼女はゲートの下を潜(くぐ)って出てき、法輪功の真相資料を衆生の一軒一軒に送り届けました。

 私と同修は悟りました。師父はしばらくの間、中国本土の災難を遅らせ、大法弟子に人を救う時間を与えてくださいました。なぜなら、大法弟子は世の人々が淘汰される悲惨な状況を目の前にして、普遍的に慈悲の心が生じたからです。皆しっかり人々を救い、例えこれまで、ずっと精進していなかった大法弟子でも、人を救いたいという強烈な願望を持つようになったからです。

 師父は中国本土の災難を一時的に遅らせてくださり、世の人々に救われる最後の時間を与えてくださいました。世の人々は生命の危機を目の前にして、神を思い起こすことができるか否か、神の使者である、大法弟子を信じるか否か、大法弟子の伝える真相を信じるか否かで、元の神に戻れるかどうかが、ここで決まります。

 実際、今回の伝染病に対して、師父はとっくに開示されていました。師父はこう説かれました。

 「事実を隠して迫害することは天禍を招き

大難が過ぎた後、どれくらいの人が生き延びているか分からない

危難の中、人々を救うのは聖徒

弾圧し、人々を害するのは紅魔」 [2]

 「劫難は無情であるが

大疫病に眼がある

紅魔と殉葬されないよう

早く真相を探して」 [3]

 「あなたも、彼も忙しく

顔を上げて、周りを見てみて

陰霧の背後に、大きな疫病が隠れ

人類は危険で、険しい道を歩んでいる」 [4]

 このような歴史上の特殊な時期において、大法弟子はまた時間を大切にして、人を救わなければなりませんと、師父は説かれました。「皆さんは歴史を変えるために来たのではなく、歴史の最も危険な時期に人を救いに来たのです。真相を伝えること、共産党組織から脱退するよう勧めること、心を込めて真言を唱えるよう教えることなど、いずれも特効薬で、人を救う最も効果的な方法です。人心が変われば、物事が正しい方向へと変化します」 [5]

 そして、私は自分に見えたあの金色の手と金色の希望に対して、さらに深い理解を持つようになりました。師父はとっくに説かれていました。「大法弟子よ、皆さんは濁世に輝く金の光であり、世の人々の希望であり、師に手伝う大法徒であり、未来の法王なのです。精進しましょう、世の中の覚者たち、現在のすべては、未来の輝きとなります!」 [6]

 この文章を書いたのは、同修と互いに励まし合うためです。文章中の足りないところについては、同修の慈悲なる指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』「論語」
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟四』「私の故郷の伝説」
 [3] 李洪志師父の詩:『洪吟四』「いつ目が覚める」
 [4] 李洪志師父の詩:『洪吟五』「渡航」
 [5] 李洪志師父の経文:『理性』
 [6] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』[祝辞]

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/3/27/403003.html)
 
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